女郎花(オミナエシ)とは、花の一種である。
概要
オミナエシ科オミナエシ属の多年草。別名血目草(ちめぐさ)、粟花(あわばな)。10月2日の誕生花である。
秋の七草の一つに数えられ、万葉集や源氏物語に登場する。古くから貴族に好まれており、898年には宇多上皇主催で女郎花合が開かれた。これはオミナエシと和歌を持ち寄って、勝敗を競う内容だった。原産地は日本、東シベリア、中国。名本国内では沖縄以外に分布し、6月から10月の間に開花期を迎える。100cm~150cmの草丈に生長して小さな黄色い花を咲かせる。花言葉は「親切」「美人」「はかない恋」。秋風に揺れる姿が、繊細で寂しそうに見え女性を連想させる事からこのような花言葉になった。オミナエシの由来は、おんなめし(女飯)が転じた説と、美女を意味するオミナと推量を意味するベシが合体した説がある。つがいとなる花にオトコエシがある。
日当たりの良い山中の草地や林地に生えている。根っこを乾燥させたものは生薬になり、解毒や消炎に薬効がある。晩秋になると枯死するが、根っこが越冬する。強烈な臭いを持っており、漢名で敗醤と呼ばれるほどキツイくささ。
関連項目
- 花
- 植物の一覧
- オミナエシ(花騎士) - オミナエシをモチーフにしたキャラクター
- 0
- 0pt