女部田(「おなぶた」あるいは「おなべた」)とは、日本の地名、および苗字である。
地名
女部田(おなぶた)。埼玉県秩父市上吉田に存在する地名である。埼玉県秩父市上吉田字女部田。
秩父市公式サイトには市指定無形民俗文化財として「女部田(おなぶた)の女人念仏(にょにんねんぶつ)」が掲載されている。
この紹介ページによれば「女人だけで繰り返し念仏を唱える」行事であるらしい。「江戸時代から続いているが、詳細は不明である。」とのことだが、「女人のみで行う行事」が行われた事と地名に「女」が入っていることには何らかの関連があるのかもしれない。
また、同ページによれば女部田は「約三十戸の地区である」とのことで、それほど大きな地区ではないことがわかる。しかし西武観光バスのバス停「女部田」も存在している。
地区内には「女部田城跡」と呼ばれる城跡も存在し、堀切などが一部残存しているという。「北武蔵城郭フォーラム」というサイト内のこの城跡の紹介ページによると、武将「北条氏邦」が「山口総五郎」に対して、戦で敵を討った褒美として「在野城上吉田村」(野城がある上吉田村)を与える、と申し伝える古文書が存在するとのこと。この古文書に記される「野城」がそれにあたるのかもしれないという。
また、「余湖くんのお城のページ」というサイト内の「女部田城」紹介ページによれば、「かつて城山から落ち延びた女性が、袖に石を入れて入水して死亡したことがあったことから「女部田」という地名ができたと言われているが、伝説上のことであり、」とも。
人名
日本人の名字である。Facebookなどで調べるとそこそこの人数がヒットする。「女部田」と書いて「おなぶた」と読む場合と「おなべた」と読む場合があるようだ。
埼玉県秩父市を中心に分布しており、おそらく上記の地名に由来する苗字ではないかと思われる。
架空の人物
- 女部田郁子(おなぶたいくこ) - ゲームソフト「抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳はどうすりゃいいですか?」の登場人物
関連項目
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