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妖精メイド（東方Project）
妖精メイドとはZUN制作の弾幕 STG「東方紅魔郷」「東方神霊廟」、東方のコミック「東方三月精」「東方儚月抄」や多くの東方二次創作作品等に登場するキャラクターである。
→東方Projectの登場キャラクター
テーマ曲は特にない模様。
妖精メイドは、紅魔館でメイドとして働いている妖精たちである。その数は不明だが、作品によっては1000匹近い数が登場することからかなりの数が館に存在していると思われる。
給料はないが代わりに紅茶と自由が与えられており、やめるのも新しく入るのも自由である（※「東方求聞史記」参照）。
妖精メイドは今までの所、個人の名前が明らかにされたことはなく、名無しキャラクターとして扱われている。
同じ名無しキャラの大妖精（大ちゃん）や小悪魔は、2次創作では一人のキャラクターとして描かれるケースが多いが、妖精メイドは「東方三月精」や「東方儚月抄」などで複数存在することが明らかになっている。
「東方三月精」では全員同じ顔と同じ姿であるが、「東方儚月抄」では全員姿が違う。メガネをかけている子がいたり、髪の色などが違ったりする。特にメガネの子の隠れ人気は高い。制服は「東方三月精」だと咲夜と同じメイド服にミニスカートで、リボンだけが違う。「東方儚月抄」では長めのスカートで、「三月精」ではヘッドドレスだったがZUN帽になっている。作品によって容姿が異なる珍しいキャラである。
やはり妖精であるためかあまり役には立っておらず、上司のメイド長である十六夜咲夜も「妖精メイドたちは役に立たないし…」と語っており、実質的に咲夜が館内におけるほとんどの仕事を担っている。
自分たちの服の洗濯や食事の支度ぐらいしかやれないと言われているが、「東方三月精」では掃除をしている姿が見られ、「東方紅魔郷」でも削り役くらいにはなっているため、ある程度は役に立っているようだ。
「東方三月精」では節分について同僚と愚痴をこぼし合っていたり、紅美鈴と話している場面も2度ほどある。レミリアがメイドたちの休養を咲夜に提案する場面もあり、職場での上下関係・人間関係は良いようだ。
ちなみに、美鈴と話している場面で魔理沙と話しているような妖精もいる。
魔理沙×妖精メイドの作品の早急な制作が求められるだろう。
「東方三月精」では上記のように館の掃除をしていたり、パーティー会場で楽器を演奏していたり、美鈴と会話していたりする姿などが見られる。
なぜか、二次創作では存在を無視されがちである。でもSSなどでは割と登場する。
妖精なので力は弱いとされているが、「東方紅魔郷」では多くのプレーヤーが彼女らによって葬られた。
紅魔郷EXステージでの彼女らの戦闘力を考えると大妖精（特に強い妖精の分類名）と考えて間違いないだろう。
特に、EXステージではゲーム中で唯一の赤髪＋赤メイド服の妖精メイド（他の妖精メイドは金髪に赤メイド服か黒メイド服、青メイド服）が登場する。中ボスパチュリーの前に登場し、激しい弾幕を全て出し終わるまでは無敵という雑魚妖精にしては強すぎる力を持つ。
単なるザコキャラであるが、ＷＩＮ版で最初に目にする敵キャラであったり、多くの作品に登場したり、モブキャラなのに台詞が複数作品で10個以上存在したり、儚月抄などでは他のメインキャラたちを差し置いて月へ同行したり、心綺楼で背景キャラとして登場したり・・・とかなり優遇されている印象がある(実際、大妖精や小悪魔よりも登場が多い)。作品によって容姿が異なるのも特徴的なキャラ。
また、美鈴・魔理沙・阿求・てゐ・咲夜・レミリア・パチュリーと公式作品で多くのキャラとの会話描写が存在しカップリングにも事欠かないキャラでもある。
「東方紅魔郷」での妖精メイド
１～EXステージまで合計で800匹以上の妖精メイドが道中で登場する。主に5タイプ存在し、攻撃パターンも強さも全く違うものとなっている。タイプごとに登場ステージが違い、全タイプの妖精メイドが出る面は存在しないのが興味深い。後半ほど強力な妖精メイドたちが登場する。服の色が違ったり、レミリアやフランのようなＺＵＮ帽をかぶる妖精メイドと咲夜のようなヘッドドレスをかぶる妖精メイドが存在したりと紅魔館の階級制度の存在をうかがわせる。
青いメイド服＋金髪＋ヘッドドレス・・・10匹～20匹ほどの集団で登場し、ふらふらと蛇行しながらこちらに近付いてくる。質より量タイプ。１～３、EXに登場。序盤のみ登場。
ピンクのメイド服＋緑髪＋ヘッドドレス・・・10匹ほどの集団で登場し、遠距離から弾幕を仕掛けてくる支援タイプ。１，２、EXに登場。序盤のみ登場。
紅いメイド服＋金髪＋ZUN帽(黄飾り)・・・５～10匹弱の集団で登場し、主に遠距離から弾幕を仕掛けてくる。3面で美鈴の増援として出てくる妖精メイドもこのタイプ。３～５面の中盤に登場。
白いメイド服＋金髪＋ZUN帽(黄飾り)・・・１～3匹の少集団で登場し、他のタイプの妖精メイドとは比べ物にならない弾幕や耐久力を持つエリートタイプ。6面でレミリアを守る十数匹の妖精メイドもこのタイプで、親衛隊級なのだろう。３～６面と中盤から終盤までを守るエリートタイプ。
ZUN帽(紅飾り)・・・EXステージにのみ登場する8匹。他の妖精メイドはZUN帽に黄色い飾りだが、この8匹だけはレミリアたちのように紅い飾りを付けている。耐久力と激しい弾幕に優れる超精鋭。なかでもEXステージでパチュリーの直前に出てくる紅髪で赤いメイド服の一匹の妖精メイドは激しく長い弾幕とマスタースパークすら耐える耐久力を持つ最強の一体。
もし階級が存在するのなら、階級としては青＜緑＜赤＜白＜赤飾りだろう。
「東方三月精」での妖精メイド
三妖精を除けば「東方三月精」において最初に台詞を発したキャラが妖精メイド。
また、紅魔館を真面目に掃除している様子が見られたり、紅魔館の庭のパーティーを楽しむ様子が同話で見られる。
その中でバイオリンやコントラバスを演奏したり、他の妖精メイドや美鈴と談笑したり、ワインの給仕をしたり、パーティーを楽しんでいた。
第十五話「天体の悪魔と神・前篇」では、紅魔館のパーティーホールで大晦日のパーティーを楽しんでいる様子が見られる。ワインを飲んでいたり、同僚と談笑したり、美鈴や魔理沙と話している妖精メイドがいたりする。魔理沙とは一体何の話題でもりあがっていたのだろうか。
紅魔郷とは異なり、ロングヘアにヘッドドレスの全員同じ容姿。妖精の小さく幼い特徴とは違い、長身で足が長い女性らしい体型をしている。同じような容姿だが数匹ショートカットの妖精メイドが存在したり、ほとんどがミニスカートだがロングスカートの妖精メイドが存在したりするのが興味深い。
中高生が学校指定の制服を改造するような文化が紅魔館にも存在するのだろう。 他の作品と比べ、特に美鈴と仲がよさそうに描写されているのも興味深い。美鈴はどちらの話でも背景で妖精メイドたちと談笑している。
「東方文花帖 ～ Bohemian Archive in Japanese Red」での妖精メイド
紅魔館の節分の記事の写真に数匹映っている。容姿は三月精での妖精メイドと同じ。
「東方求聞史記」での妖精メイド
十六夜咲夜のページの中に妖精メイドについての記述がある。 主に休みや給料がない事、勤めるのもやめるのも自由なこと、食事や紅茶が支給されるなどの待遇が書かれている。
「東方儚月抄～ Silent Sinner in Blue.」での妖精メイド
黒髪で眼鏡、金髪、水色髪の3匹の妖精メイドがレミリアに指名され、月へのロケットに同乗した。
月では桃を収穫するなどの活躍を見せたが、戦闘では玉兎1匹に3匹とも負け戦闘後にレミリアに本気で叱られていた。
魔理沙ＶＳ依姫時に流れ弾を魔法陣で防御するなど、妖精メイドには魔法の技量も存在することが判明。
それ以外にもロケット完成のパーティーの場面では羽根がない妖精メイドも一匹存在し、阿求と何やら会話をしている。
羽根が何故か無く、重鎮が集まるパーティーで咲夜と並び給仕を任される程なので名前があってもおかしくない1匹。
また、その他は十数匹がロケットの建造や発射準備を手伝った。
「東方儚月抄～ Cage in Lunatic Runagate.」での妖精メイド
最終話で「何やら宴会に呼ばれてきたという方が来ていますが・・・」という台詞がある。
「東方儚月抄～月のイナバと地上のイナバ」での妖精メイド
羽根のないショートカットの妖精メイドがてゐに注文を取っていた。儚月抄で阿求と会話していた妖精メイドと同一人物であろう。
「東方鈴奈庵」での妖精メイド
「珍獣の飼育資格 後篇」のエピローグで５匹登場した。ただしシルエットのみ。シルエットから推測すると、姿は三月精で出てきたタイプと同じであろう。
「東方心綺楼」での妖精メイド
東方心綺楼（体験版）神社ステージで、レミリア・咲夜・パチュリーと共に背景キャラとして出演。
レミリアに日傘を差しているのとパチュリーの傍に立っている2匹が確認できる。
容姿は傘をさしている方は金髪に青いメイド服。パチュリーの傍に立っているほうは三月精より背が高く赤髪赤服と特徴的な姿をしており、もしかすると先述したExステージの無敵妖精なのかもしれない。
傘を差すのを任せたり、傍に控えさせたりと相当の信頼を置いている二匹だと推測できる。
「東方茨歌仙」での妖精メイド
「鬼は外 腹は内」にて3匹登場。節分の準備で忙しそうにしていたり、華仙を見に集まってきたりしていた。
儚月抄で月へ行った3匹と同じ容姿をしており、同一人物であろう。
儚月抄が2009年まで連載されていたので、およそ4年～5年ぶりの再登場になる。
その他の作品での妖精メイド
「東方妖々夢」など、ザコ妖精に妖精メイドが出てくる作品は多い。また「東方神霊廟」には青いメイド服に銀髪の妖精メイド、「妖精大戦争」には紅いメイド服に銀髪の妖精メイドがナイフを投げてくる。メイド服なのか単なるエプロンをつけた妖精なのかは不明。
これらを見ればわかるように、名無しキャラにしてはそこらの名前ありボスより登場が多い。
二次創作での妖精メイド
最近では少しずつだが二次創作にも出演が増えている。
「東方蒼神縁起」ではザコキャラとして大図書館などに登場。マイトスタッフや妖精の服を落とす。剣・槍・斧・杖を持った4タイプが存在し、杖の妖精メイドは赤いメイド服＋金髪、その他3タイプは青いメイド服に黒髪。ドット絵では背中の羽根が天使のように見える。
東方二次創作シューティングゲーム「東方妖精郷」ではなんと自機化。自機となってリリーホワイトなどの名前あり妖精たちに挑む。なお、この作品では三月精verと儚月抄verの2パターンの妖精メイドを自機として選択できるのでファンにはオススメだ。
なんと「ダイナマリサ3D」でも登場し、他の雑多な主要キャラを尻目に3D化&黄昏作品出演の快挙を成し遂げる。
ゲーム中でも敵や味方として、また貴重な下着要員として大いに活躍した。
ニコニコ動画でも、偽もの氏の手描き動画「ほのぼの紅魔郷」シリーズや「紅魔館の大妖精メイド」シリーズの出演で知名度と人気を大きく上げてきている。
2012年例大祭には妖精メイド合同誌が頒布され、2012年紅楼夢には200ページを超える妖精メイド考察本が頒布されたり、初の妖精メイド島(２サークル)が形成されたりした。
2013年の紅楼夢では3サークルの妖精メイド島が形成され、今後さらなる島の拡大が予想される。
2011年9月に行われたニコニコ静画主催の第一回東方人気投票では、サニーミルクら光の三妖精や多くの名前ありキャラを抑えて 80位 という大躍進の人気を見せた。
※参考：スターサファイア83位、サニーミルク84位、ルナチャイルド86位
他のザコ妖精のゾンビフェアリーやひまわり妖精に10倍以上の差を付けた上、名前のある妖精らすら凌駕し、毛玉以上の人気を見せ、もはや東方ザコキャラでは最高の人気といっても過言では無いかもしれない。
最近は紅魔館のモブの同僚であるホフゴブリンなども登場し、妖精メイドはさらに注目を集めている。
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妖精メイド？メイド妖精？
作品によって「妖精メイド」と呼ぶか「メイド妖精」と呼ぶかは異なる。
「東方三月精」では咲夜が「妖精メイドたちは役に立たないし…」、美鈴が「妖精でしたら家の中にいくらでもいるじゃないですか。妖精メイドたち」と台詞がある。
魅魔の宮殿や東方蒼神縁起で出てくる敵キャラとしては「メイド妖精」として出現する。
作品によりまちまちなようである。
妖精メイド台詞集
「節分でしょ？もうすぐ春と夏の節分ですからね」(東方三月精)
「豆まきするとお嬢様の機嫌が悪くなるからちょっとねぇ～」(東方三月精)
「後片付けも大変だし・・・」(東方三月精)
「はぁ～・・・」(東方三月精)
「―――― ――――」(東方儚月抄) ※ロケット披露パーティで阿求と何やら会話している妖精メイドの台詞
「「「・・・っ！！」」」(東方儚月抄) 「！！」(東方儚月抄)
「何やら宴会に呼ばれてきたという方が来ていますが・・・」(小説版東方儚月抄)
その他
関連動画
偽もの氏の手描き動画「ほのぼの紅魔郷」シリーズや「紅魔館の大妖精メイド」シリーズによく出演する。
他にも、シム東方シリーズの紅魔館系動画に出ることもあるようだ。
妖精メイドオンリーイベント
2017年、兵庫県で妖精メイドオンリーイベント「紅魔の従者と優雅な円舞曲を」が開催を予定しているという。 妖精メイドファンは2017年まで正座して待とう。
関連静画
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
関連リンク
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