姑息とは、根本的な解決をしないで、その場しのぎの対応をすることを意味する単語である。一時の間に合わせ。
(例)姑息的治療=病気の根治を目的とせず、苦痛の軽減や一時的な症状改善を目的とした治療を行うこと。
コンピュータの調子が悪くなったときに「OSの再インストールが面倒くさいから」という理由で避け、あれこれ手段を講じて安定させようとするのも「姑息」な手段の一例と言える。
なお、「卑怯」や「ケチ」といった意味で使用するのは誤りではあるが、大辞林では(俗な表現と断った上で)誤用の意味の方も取り上げている。誤用される場合は卑怯というより小癪(こざかしい)と言ったほうがぴったりくるものも多い。
「姑」はしばらく、「息」は休息の意。しばらくの間休むことから意味が転じて現在の用法となった。
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