『姑息な手を』とは、相手に対する罵倒の台詞である。
ニコニコ的に語るのであれば、アニメ遊戯王シリーズにおいて稀に見るセリフである。
概要
姑息とは、俗に卑怯という意味が一般的であるが、正しくはその場しのぎという意味。
姑息な手とは、文字通り卑怯(その場しのぎ)な手段という意味である。
アニメ「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」の伝説の200話において、デュエル中に海馬瀬人が『死霊の盾』を使ったバクラに対して発したことがこのセリフの遊戯王シリーズにおける元祖である。あのインパクトのある作画から発したものなので、記憶に焼きついている視聴者も少なくないだろう。ちなみに死霊の盾の効果は、自分の墓地に眠る悪魔族かアンデッド族モンスター1体を取り除き、相手のモンスターの攻撃を無効にする。 しかもその効果は自分の墓地にコストとなるモンスターがいる限り続くという、姑息な手としては相応しいものとなっている。(なお、作画が酷く崩壊している中で名台詞が生まれたのは、シリーズを通してDMの伝説の200話だけである。)
後に「遊☆戯☆王ゼアル」ではドルベが、本性を現したベクター(一応仲間)に対して使用。
互いに不利益を与えるフィールド魔法「異次元の古戦場-サルガッソ」が最初から発動している状態で、自分はその不利益を回避する速攻魔法「サルガッソの灯台」を使用しており、対戦相手の神代凌牙に「何とでも言え」と返した前提での台詞である。
卑怯な手を使っておきながら、「その場しのぎ」という言葉が不適切な状況おいて一般的な口語の用法で使用しているため、「お前が言うな」と突っ込まれている。
遊戯王では本台詞が最もネタになる「姑息」シーンであり、「姑息な手を…(サルガッソの灯台を墓地に落としながら)」が有名な用法である。語尾に(〇〇しながら)や(サ灯墓)などがついていれば間違いなくドルベのネタ。
「遊☆戯☆王ヴレインズ」ではスペクターとリボルバーが発している。
スペクターは対戦相手の藤木遊作 / Playmakerの行動に対して、本当に「その場しのぎ」と評する状況で使っているため、スペクターはこの中で唯一正しい使い方をしている、といえる。
なお、Playmakerはこの言葉尻を食うタイミングで台詞挟んでいる。
第92話「大いなる試練」では、リボルバーがライトニング対して使用。ライトニングが草薙翔一の弟である仁の意識を人質にとり、その手法を卑怯であるという意味で発している。
「姑息な手を」とはルールの範囲内外の両方で用いられる。
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関連項目
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