概要
2006年(平成18年)に嬉野町と塩田町が合併して成立した。元々武雄市を中心に合併する予定だったが、市名で揉めた結果分裂し、元々繋がりが強かった2町による合併に落ち着いた経緯がある。
嬉野温泉の知名度が高いことから市名は「嬉野」とした代わりに市役所は塩田に置かれている(旧塩田町役場のほうが新しかったのも理由)。
ただ、塩田庁舎(旧塩田町役場)が浸水区域にあることや、嬉野庁舎(旧嬉野町役場)が老朽化していることから嬉野に新しい市役所を作る計画がある。
嬉野温泉があることから観光がメインであるが、お茶の生産地としても知られており「うれしの茶(嬉野茶)」としてブランドになっている。
2022年9月に西九州新幹線が開業するまでは佐賀県で唯一鉄道駅が存在しない市となっていた。かつては肥前電気鉄道・祐徳軌道が市内を走っていたが、戦前に廃止された。
高速道路については長崎自動車道嬉野インターチェンジが置かれている。
嬉野(うれしの)
美人の湯として知られる嬉野温泉がある嬉野地区。嬉野温泉が知名度の高いこともあって寂れることがなかったため、塩田地区と比べると人口は多い。
嬉野温泉のほか、忍者のテーマパークである「肥前夢街道」、嬉野茶の歴史を伝える大チャノキ、桜の名所である轟の滝が知られている。
西の方には「俵坂口留番所」と言う関所の跡がある。戦国時代から使われていたが、江戸時代になると佐賀藩と大村藩の境界となった。長崎が西洋との貿易が盛んだったこともあってか、キリシタンの取り締まりには厳しかったと言う。
交通の中心は嬉野温泉の西にある「嬉野バスセンター(嬉野温泉バスセンター)」であり、武雄温泉駅・彼杵駅・鹿島バスセンター(肥前鹿島駅前)・祐徳神社等に向かう路線バスが発着している。鉄道駅からでは武雄温泉駅からアクセスするのが便利である。
高速バスについては嬉野ICにバス停が設置されており、そこに止まるバスが多い(一部は嬉野バスセンターまで向かう)。
塩田(しおた)
古くは長崎街道の宿場町であったほか、塩田川が流れていることから船が発着する川の港「塩田津」となっていた。現在でも街並みが残されており、観光名所となっている。
物資の拠点として発展したためか、町になったのは塩田の方が先である。
塩田は肥前鹿島駅の方が近く、駅前にある鹿島バスセンターから利用する方が便利である。武雄温泉駅からもバスが出ている。
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関連項目
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