概要
主にある大学の卒業生がお互いに贔屓しあい助け合う非公式な互助組織のこと。日本では東大学閥(赤門閥)や早稲田(稲門会)・慶応(三田会)、京大、一橋(如水会)、中央(白門会)の学閥が著名。
海外では、イギリスのオックスフォード・ケンブリッジなども学閥があるという。
希にだが高校の学閥も存在する地域はある。地元の名門校だったりすると学閥を形成する場合が見られ、大学と同じようにOBOGの互助組織として存在する場合がある(これに関しては地方政界で有利になる場合がある)。
大学院と学部が違う場合学部のほうの学閥に属し院のほうの大学には属さない場合が多いようだ。(最終学歴で評価するという例外あり)
なお、政界や一流企業人事においては学閥を重視する傾向があり、特に中央政界では東京12大学出身者が衆参合わせ約4割を占めているほか、総合商社では慶應閥が強いと言われる。
そして学閥は、時には血で血を洗うような人事トップ派閥抗争に発展する事も多かった。特に著名なのは、かつて存在した三和銀行→東海銀行と合併してUFJ銀行(現:東京三菱UFJ銀行)のトップ人事争いにおける派閥抗争(バブル崩壊の時代に一橋出身の頭取がトップを一橋・京大出身で固める→会長に退いた後東大出身の新頭取と対立→名大出身の頭取就任で沈静化するも、赤字で退任後、UFJ銀行になり慶應出身で固める→駆逐された東大・京大閥(+旧東海銀)中心者が内部告発→UFJ崩壊)、医療界における「第一内科・第二内科」と分けられる、俗に言う旧帝大出身vs他大出身のナンバー科問題が挙げられる(これが遠因となって最悪の結末になったケースが、2015年に発覚した群馬大学医学部附属病院腹腔鏡手術事件である)。
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