シリーズ初!9人組ヒーロー誕生!
星座の力を秘めた、
9人の救世主が宇宙を行く!
宇宙戦隊キュウレンジャーとは
2017年2月12日から2018年2月4日まで放送されていたスーパー戦隊シリーズ41作目の作品である。
概要
先述通りスーパー戦隊シリーズの第41作目で、全体のモチーフには宇宙、メンバーごとのモチーフは星座を配置した、文字通りの宇宙戦隊。例年通り昨年夏に商標登録が行われ、同年12月最終週に公式発表がなされている。
”初期戦士は5人以内”が定例だった同シリーズにて、史上初めてその制約を突破する赤橙青金黒銀緑桃黄という初期戦士9名の大所帯が大きな話題を呼んだ。他にも、
- レギュラーで緑の女性戦士が登場 (番外枠としてはVシネマ「帰ってきた手裏剣戦隊ニンニンジャー」で登場済)
- 今までは追加メンバー専用だった金・銀が初期メンバーカラーに採用
- 名前に「オレンジ」を含む戦士
- 皆勤賞カラーである青が初の人間態なし
- 1キャラに焦点を当てたスピンオフVシネマの製作
と、人数以外にもメンバーに関して初となる要素が多くみられる。この多人数チームからはオールドファンの間では同じ東映特撮の「忍者キャプター」や14年前に放送、こちらも星座モチーフの「超星神グランセイザー」を連想する人もいたとか。とはいっても若手俳優演じるヒューマン系5名とスーツアクターと声優が担当する非ヒューマン系4名の構成であり、前者の部分はシリーズ共通。また、初期メンバー全員が各星座系出身の宇宙人でもある。
9名のキャストの中でも特に注目すべきは「海賊戦隊ゴーカイジャー」でゴーカイイエロー/ルカ・ミルフィ役として出演した市道真央が声優「M・A・O」としてワシピンク/ラプター283を演じる点だろう。以前も宮内洋や春田純一のように複数の戦隊メンバーを演じた人物はいたが、顔出しの俳優と着ぐるみキャラの声優という両方の観点から戦隊メンバーを演じるケースは史上初となる。因みに複数のレギュラー戦隊メンバーを演じた女優としても初(番外戦士を含めた場合は木下あゆ美に次ぐ二例目)。
また、ここ最近になって”スーパー戦隊親善大使”なる役職に就いた黄色の腰こと松本寛也も、”宇宙一の人気を誇るアーティスト・ホシ★ミナト”として友情出演している。番組内では本編やEDにチラッと映ったりCMの宣伝をしていたりと色々なところに出没する模様。主題歌CDのカップリング曲も歌った。
ナレーションは前作ではボウリンゲンを演じた木村昴が担当。他にも変身アイテムであるセイザブラスターや作中のラジオの音声も兼任している。
メインプロデューサーは、「仮面ライダーW」以降「仮面ライダー鎧武」や前作「動物戦隊ジュウオウジャー」など複数の東映特撮作品にサブプロデューサーとして関わって来た望月卓が担当。彼が本格的にメインプロデューサーを務めるのは今回が初である。メインライターは望月と鎧武で共に仕事をし「手裏剣戦隊ニンニンジャー」ではサブライターを担当した毛利亘宏。音楽は同じくニンニンジャーに参加した山下康介、パイロット版監督はジュウオウジャーに引き続き柴崎貴行が担当するなど、過去2作を支えた面々が主格となって製作される。
キャラデザインには、過去にも何度か戦隊シリーズに参加しているK-SuKeと「ノブナガン」「エリア51」「ジャバウォッキー1914」などを手掛ける漫画家の久正人の二名が起用されている。また、星座イラストは腑破十臓唐橋充が担当している。 久はコンセプトアートやキュウレンジャージャケット、宇宙船及び敵怪人デザインなどを中心に関わっている他、Blu-ray COLLECTIONに付属する描き下ろし漫画を担当することも発表されている。
なお、変身後のスーツや戦隊ロボなどのデザインは財団Bの管轄との事。
ここ最近定番となりつつある過去のスーパー戦隊との共演は今年も存在。Vシネマ「スペース・スクワッド」発売に合わせ、特捜戦隊デカレンジャー&宇宙刑事ギャバンとの共演回が放送された。
コラボ回の描写から、キュウレンジャーの活躍する世界は他戦隊が守って来た世界とは異なる時空である事が示されている。 春映画やジュウオウvsニンニンでは特に説明なく顔出してただろとか言ってはならない
あらすじ
時ははるか未来、宇宙を形成する88の星座系は宇宙幕府ジャークマターの手に堕ちていた。
しかし、宇宙にはある伝説が伝えられていた。
「宇宙が心なきものの手に堕ち、人々が涙する時、9人の究極の救世主が現れ宇宙を救う」
その名は「宇宙戦隊キュウレンジャー」!宇宙を解放するために、今、伝説が始まる。
主な登場人物
リベリオン
ジャークマターから宇宙を解放するために結成されたレジスタンス組織。宇宙の伝説である「キュウレンジャー」を集めるべく、宇宙船「オリオン号」を拠点として活動している。現在のリーダーはショウ・ロンポー。
9人のキュウレンジャー
伝説に語られている「9人の救世主」であるいわゆる初期メンバー。メンバー全員が宇宙人で、人間の容姿をしたヒューマンタイプ5名と獣人、機械生命体などの非ヒューマンタイプ4名によって構成される。
- シシレッド/タイヨウシシレッド/シシレッドムーン/シシレッドオリオン/ラッキー…岐洲匠(きず・たくみ)
「スーパースター!シシレッド!」
「シャイニングスター!タイヨウシシレッド!」
「ムーディースター!シシレッドムーン!」
「ミラクルスター!シシレッドオリオン!」
シシキュータマに選ばれた宇宙を放浪するシシ座系出身の天真爛漫な冒険者。
生まれつきの宇宙一の強運の持ち主で、その自覚からかピンチもチャンスと捉える超ポジティブシンキングの持ち主。
「よっしゃ、ラッキー!」が口癖。本当についてる場面ではもちろん、不利・不運な状況に晒されてもその中に幸運を見出し「ラッキー」と口にする事も多い。(爆発寸前の星を見つけた→自分たちがいれば阻止できるからラッキー、落ちてきた女子二人に押しつぶされた→ラッキースケベ二人に怪我が無かったからラッキー、等)
物語中盤、先祖でありツルギの戦友であるオライオンの力を授かり強化形態:シシレッドオリオンへの強化変身が可能になる。
スーツデザインは比較的シンプル。メンバー全員の特徴として、マスクのゴーグル部分がラメ入りで星空をイメージさせる外見になっている。また一部例外がいるが、ゴセイジャー以来7作品ぶりの唇の意匠があるマスクでもある。
ちなみに岐洲氏はラッキーとは真逆の大人しいキャラクターで本作で主役が決まった際もあまりノリ気ではなく自信が無かったらしいが、スパーダ役の榊原氏に「彼がラッキーをやらないなら僕もスパーダやりません!」と激励を受けて演じることを決めたらしい。
- サソリオレンジ/スティンガー…岸洋佑(きし・ようすけ)
「ポイズンスター!サソリオレンジ!」
サソリキュータマに選ばれた銀河系最強と名高いサソリ座系出身の戦士。ヒューマンタイプだがサソリの尻尾が生えている。これはただの飾りでは無く彼の武器であり、伸縮自在な上弾を弾いたり相手を拘束したり毒を注入・解毒したりと応用の幅が広い。
素性は謎に包まれておりプライドの強い一匹狼タイプで、他者との交流を好まない。兄・スコルピオに対しては複雑な感情を抱いていたが、決着の後に兄の真意を知り和解。以後は憑き物落ちたように穏やかな部分が強調されており、キューレットチャンスの際にツルギのバックシンガーとしてノリノリにエレキギターを弾くなどといったコミカルな一面も見られるようになった。
変身後も尻尾は健在だが、形状が少し変わる。
オレンジの初期メンバーはバトルフィーバーJのバトルコサック以来38作品ぶり。
Vシネマ第一弾では主役を飾ることとなった。
- オオカミブルー/ガル…CV:中井和哉 変身前デザイン:久正人
「ビーストスター!オオカミブルー!」
オオカミキュータマに選ばれたオオカミ座系出身の害地副大臣獣人。
野性味溢れたスピードを生かした戦いが持ち味。知能はあまり高くなく短気な性格。自身の星座系をジャークマターに滅ぼされ、戦士としての誇りを失ってしまったがラッキーとの出会いにより己の誇りを取り戻す。
以後はラッキーを強く慕っており、事あるごとにラッキーをヨイショするシーンが多々ある。
だが単に慕っているだけではなく、ラッキーが落ち込んだ場合殴ってでも激励するシーンがある。
また狼である為か、シシレッドムーンの月のパワーを浴びるとパワーアップする。
広島弁風の独特な喋り方をし、時たま語尾に「ガル」を付ける。
スーツにも毛が生えておりもふもふ。また変身後も手足に爪がついている。
- テンビンゴールド/バランス…CV:小野友樹 変身前デザイン:K-SuKe
「トリックスター!テンビンゴールド!」
テンビンキュータマに選ばれたテンビン座系出身のメタロイド機械生命体。ロボットでも機械でもなく“機械生命体”なんで、そこんとこシクヨロ!
八方美人な世渡り上手で口達者なチャラ男。キュウレンジャー加入前からいろいろな意味で対照的なナーガ・レイと共に、ジャークマターのみを狙った義賊・怪盗BN団として活動してきた。
一見すると単なるチャラ男だが実はナーガ以上に感情を表に出すのが苦手な不器用な一面もあり、素直に笑ったり泣いたりするところでおどけて誤魔化す時もある。
タイヨウシシレッドの太陽の光を浴びることによって更にハイテンションになりパワーアップする。
手首からコードを伸ばして機械をジャックしたり電撃を浴びせたりする事ができる。普通の機械弄りも得意。
スーツは所々装甲があり甲冑っぽいデザインになっている。頭のてっぺんが平たく、唇の意匠も無い。
- オウシブラック/チャンプ…CV:大塚明夫 変身前デザイン:久正人
「リングスター!オウシブラック!」
オウシキュータマに選ばれたオウシ座系の工業惑星で開発された冥府神戦闘用ロボット。ロボットレスリングのチャンピオン。メンバーでもひときわ大きい体格をしている。
明朗快活な猪突猛進型で、道義を重んじる熱血漢。自身の開発者を殺害した謎の男の行方を追っている。気合を入れる時の掛け声「1、2、3、モウー!」が口癖。
当初は自身の開発者にして恩人であるアントン博士を殺したのをスティンガーだと思っていたが、誤解が解けて以降はスティンガーを「相棒」と呼び、互いに良きパートナーとなった。
変身後はバランス以上に甲冑色の強いスーツになっている。ゴーグル部分が非常に巨大で、左右に大きくはみ出しているうえ顔面をほぼ覆っている。
- ヘビツカイシルバー/ヘビツカイメタル/ナーガ・レイ…山崎大輝(やまざき・たいき)
「サイレントスター!ヘビツカイシルバー!」
「ヘビツカイメタル…!」
ヘビツカイキュータマに選ばれたヘビツカイ座系出身の青年。
争いを避けるために感情を捨てた種族の出身。バランスとは良いコンビ。感情を学んでいる途中のため感情表現がちぐはぐな部分が目立つ。
睨むことにより短時間相手の動きを操る能力を持つ。
世間知らずなうえ良くも悪くも素直なため、予想外の行動をとり周囲を困惑させることも多い。
当初感情を求めるあまり、アキャンバーによって感情を解放され悪のキュウレンジャー・ヘビツカイメタルになってしまうが、バランスの必死の説得の末見事正気を取り戻す。
以後は己の負の感情もコントロールし、その際に生まれたダークキュータマも自らの力として正義のヘビツカイメタルに強化変身する。
スーツには身体の側面及び両腕にヘビの鱗がデザインされている。アスクレーピオスの両腕に巻き付くヘビのイメージ……なのかもしれない。
- カメレオングリーン/ハミィ…大久保桜子(おおくぼ・さくらこ)
「シノビスター!カメレオングリーン!」
カメレオンキュータマに選ばれたカメレオン座系出身の宇宙忍者。透明化の術を主に使う。
好奇心旺盛で向上心が強いが、若さゆえに感情の制御が苦手で喜怒哀楽が激しい。JK的スラングも使う今時な女の子でメンバーの妹分。
マスクは口を開けたカメレオンの顔がデザインされており、お団子ヘアのようにも見える大きく飛び出した眼が特徴的。なお女性用スーツは太腿のリングが無くなる代わりにスカートとなる。
- ワシピンク/ラプター283…CV:M・A・O(市道真央) 変身前デザイン:久正人
「スピードスター!ワシピンク!」
ワシキュータマに選ばれたワシ座系出身の宇宙海賊アンドロイド。リベリオン製で司令の秘書も務める。
キュウレンジャーの拠点である母船「オリオン号」のパイロット。真面目で任務に忠実だが、妄想癖の持ち主。
オリオン号の事を「おじさま」と呼ぶ。
変身後は背中に大きな翼が現れる。ジェットマンやジュウオウイーグルのような腕に繋がったマント状ではなく独立した形で背中から生えているため、腕の自由を大きく確保しつつ飛び回ることが可能。
- カジキイエロー/スパーダ…榊原徹士(さかきばら・てつじ)
「フードマイスター!カジキイエロー!」
カジキキュータマに選ばれたカジキ座系出身のコック。
宇宙一の料理人を目指し各地を冒険して回っていたキュウレンジャーの料理番。冒険の過程で得た豊富な知識・経験から仲間達にとっては頼れる父親的存在だが、何でも料理に例えて話したがる癖がある。
弟・妹がたくさんおり、彼らの腹を満たすために子供のころから料理を作っていた。
カジキらしくマスク中央が尖っており攻撃にもちょくちょく利用されている。また、水中活動も得意。
ちなみに名乗りを始めとする彼の台詞は榊原氏の熱演によって異常に高音で演じられている。声真似をする人は特に気をつけよう。
その他のメンバー
- リュウコマンダー/ショウ・ロンポー…CV:神谷浩史 変身前デザイン:K-SuKe
「ドラゴンマスター!リュウコマンダー!」
リュウ座系出身のキュウレンジャーの司令官。ダジャレが大好きでピンチの時でもどうでもいい発言をする適当なチョイ悪オヤジ。
かつてはリベリオンの人工キュウレンジャー「リュウバイオレット」としてジャークマターと戦っていたが、この変身は時間制限があり身体への負担も大きいものであった。ある時命令に背き出撃した際前述の欠陥によりピンチに陥ってしまい、結果としてビッグベア総司令の命が犠牲となってしまった。
以降戦うことを避けていたが、ラッキーの言葉に目覚めてキュータマに強く願うことで「リュウコマンダー」に進化。時間制限もなくなり余裕のある戦いを披露する。
スーツは司令官らしく差し色に金が使われたりコートがたなびいていたりと豪華なデザイン。いつものおちゃらけっぷりはどこへやら、変身アイテム兼ロッド兼ライフルのリュウツエーダーを使いこなし近・遠距離どちらの戦闘もそつなくこなす。カッコよすぎる…!
- コグマスカイブルー/佐久間小太郎…田口翔大(たぐち・しょうた)
「ビッグスター!コグマスカイブルー!」
ジャークマターの支配からキュウレンジャーに助けてもらったチキュウ人の少年。弟を守るための力が欲しいと願っており、ひょんなことからオリオン号に乗り込みキュウレンジャーに入れてほしいと頼み込む。その勇気を幽霊となったビッグベア総司令に認められ、コグマキュータマによって変身する力を得た。
マスクは咆哮するクマの顔をあしらったデザインで、小さい耳が飛び出している。手先はミトン状で、指先だけ出すとクマの手のような見た目になる。重りの付いたマフラーをぶん回して攻撃する他、オオグマキュータマを用いて巨大化もできる。もちろんキューザウェポンも使用可能。
- ホウオウソルジャー/鳳ツルギ…南圭介(みなみ・けいすけ)
「スペースバスター!ホウオウソルジャー!」「刮目せよ!伝説が始まるぜ!」
復活したアルゴ船にコールドスリープされていたチキュウ人の男で”伝説の救世主”。本人曰く300年程前にチキュウ人初の外宇宙探検に成功、キュータマを発見し初代宇宙連邦大統領に就任、ドン・アルマゲを一度倒したという何かと胡散臭い伝説を持つ。口癖は「なんてこった!」。ラプターの原型となるアンドロイドを開発したのも彼であり、当時はかなりの技術者だったとされる。実務主義者で伝説には犠牲が付き物という考えの持ち主。
カラーは赤のように見えるが、公式曰く濃紺。スーツデザインは宇宙服と分かりやすいようなものになっている。俺様キャラな分実力も抜きん出ており、復活早々モライマーズの大群を巨大ロボも使わずに一掃した。 - ビッグベア総司令…CV:梁田清之
リベリオンの創設者。ジャークマターとの戦いで命を落とすが、幽霊として小太郎に取りつき、彼の勇気を認めてコグマキュータマを授けた。ショウ司令のテキトーぶりにはだいぶ呆れていた様子である。
宇宙幕府ジャークマター
本作の敵勢力。本編開始時点で宇宙88の星座系ほぼ全てを制圧する大勢力を有する。階級はピラミッド式で、ショーグンのドン・アルマゲの下、「ギョイサー!」と従うヒエラルキーが存在する。
デザインモチーフにはUMA、超常現象、オーパーツなどのオカルティックな事物が採用されている。カローに関してはそれに加えて各星座のモチーフも取り入られている模様。
ショーグン
- ドン・アルマゲ…CV:谷昌樹
ジャークマターの頂点に立つ”ショーグン”。全身をローブで隠し、カロー以下の誰も真の姿を知らない。過去にツルギ率いる各星座88人の勇士たちによって倒されたとされているが…?
フクショーグン
主なカロー/ショーグンの刺客
- エリードロン…CV:黒田崇矢 デザイン:K-SuKe
イテ座系のカロー。9人のキュウレンジャーが集結する序盤にイテ座系周辺の惑星を支配していた宇宙の狩人。ジャークマターの恐怖と強さを信念とする。 - イカーゲン…CV:塩谷翼 デザイン:久正人
ドン・アルマゲが送り込んだ刺客で、マーダッコと共に1000を超える惑星を破壊してきたミナミジュウジ座系のクリスタルイカル星人。かつてショウ司令とも刃を交え一蹴。ビッグベア総司令の自爆も切り抜け、リベリオンを半壊に追い込んだ。身体中にある目でどこからでも相手の攻撃を判断、回避できる。 - マーダッコ…CV:喜多村英梨 デザイン:K-SuKe
イカーゲンと共に送り込まれた刺客。倒されても身体の一部分があれば復活できる特異体質の持ち主だが、復活する度に性格が変わる。ある意味中の人の有効活用である。 - スコルピオ…久保田悠来 怪人態デザイン:久正人
サソリ座系のカローで、スティンガーのメロン実兄。過去に故郷を滅ぼし、ジャークマターの下へ降った経歴を持つ。チキュウに降り立った彼が執る行動とは…
下層部、その他
- ダイカーン
各惑星(チキュウに於いては各地区)の支配及び後述のモライマーズの守護を担当する。所謂週替わり怪人。ただ今作はカロークラスの登場頻度が多く、ダイカーンに下記のツヨインダベーの上位個体も含まれるため、他作品よりも完全新規デザインのダイカーンは少なくなっている。
倒されてもジャークマターの紋所が入ったアイテム「キョダインロウ」によって巨大化するが、巨大化前にキョダインロウが破壊された場合はこの限りではない。
- 戦闘員
- モライマーズ
ジャークマターの攻撃宇宙戦艦で、ダイカーン以上の階級になると1隻ずつ支給される。遺跡型となり地表に突き刺さり惑星のプラネジュームを採取、人型に変形し戦闘も出来る。陸上だけでなく水中に設置される場合もある。 - デスワーム
様々な砂漠惑星に生息する宇宙大ミミズ。単身で一都市のあらゆる生き物を食べつくし、ゴーストタウンに変えてしまうほどの食欲を持つ。チキュウにも生息している(ジャークマターが持ち込んだ可能性がある)ほか、カロークラスが手懐けている個体もいる。
アイテム・マシン
装備
- キュータマ
本作のキーアイテム。88個の星座系に息づくキューエナジーで満たされた神秘のアイテム。地球儀や天球儀のような形をしている。
このキュータマに選ばれることでキュウレンジャーに変身する力を手に入れる。球体の表面には一見不明な絵柄が描かれているが、表面を回転=「マワスライド」することにより各星座のシンボルが完成する。
キュウレンジャーへと変身させる「チェンジキュータマ」とそれ以外の「スキルキュータマ」に大別される。後者の効果は「装備ごと分身させる」「攻撃を跳ね返す」「相手を眠らせる」などのほか「火をおこす」「新鮮で美味しい魚を出す」などの後方支援向きのもの、さらには「使った者を乙女にする」などのいまいち使いどころに悩むものまで様々である。 - セイザブラスター…CV:木村昴
キュウレンジャーの変身アイテム。左腕にガブリチェンジャーガントレットの様に装着し、キュータマをセットして「セイザチェンジ」することでキュウレンジャーに変身する。必殺技の発動やボイジャーの召喚、他メンバーとの通信などもこれを通して行なわれる。また、単体でも光弾を打ち出す武器として使用可能。 - キューザウェポン
キュウレンジャーの共通武器。3つのパーツで構成され、各メンバーの得意な9通りの武器(大剣、槍、鉤爪、クロスボウ、斧、鎌、レイピア、ハンドガン、ナイフ)に組み替えることが出来る。 - リュウツエーダー
ショウ・ロンポーが普段から持ち歩いている杖状の変身アイテム。リュウバイオレット及びリュウコマンダーへの変身に使うほか、ロッドモードやライフルモードで遠近両用の武器としても使える。 - ホウオウブレード&ホウオウシールド
ホウオウソルジャー専用の武器兼用の変身アイテム。キュータマを装填し、シールドに差し込まれたホウオウブレードを引きぬく事で変身やボイジャーの召喚などを行う。
キュウボイジャー
キュウレンジャーが各自で乗り込む巨大メカ。キュータマが巨大なキュータマコクピットになって各メカに合体・操縦する。それぞれに得意な活動環境が設定されている。単純な乗り物とロボとサイボーグが入り混じっている。
- シシボイジャー
シシ座系スペースクルーザー。強力な武装と航行システムを兼ね備えたオールマイティ型。
キュウレンオーのメインとなる機体。 - サソリボイジャー
サソリ座系多足歩行タンク。砂漠環境での活躍が得意で、尻尾の先の針からは本物のサソリと同様毒を注入可能。
- オオカミボイジャー
オオカミ座系サイボーグビースト。牙や体毛を持ち、ジャングルでの活動が得意。
- テンビンボイジャー
テンビン座系人型戦闘ロボット。機械化惑星での活動が得意。
両腕の盾はフライングディスクやヨーヨーとして攻撃にも使用可能。
- オウシボイジャー
オウシ座系バトルタンク。クローラーと角が特徴的で、未開拓惑星での活動が得意。
- ヘビツカイボイジャー
ヘビツカイ座系人型戦闘ロボット。工業惑星での活動が得意。
腕部への合体時には体を畳み、蛇の頭のような形状になる。
余談だが、ミニプラ等ではテンビンボイジャーと関節部分の規格が同じため各パーツ(右手、左手、下半身)の相互利用が可能。金銀二色のBN団ボイジャーなんて遊びもできる。 - カメレオンボイジャー
カメレオン座系スペースホバー。ステルスシステムや光学迷彩システムを搭載し暗黒惑星での活動が得意。
- ワシボイジャー
ワシ座系サイボーグバード。強靭な翼を持ち、ガス惑星での活動が得意。
- カジキボイジャー
カジキ座系スペースサブマリン。見た目通り海洋での活動が得意。
キュウレンオーへの合体時には剣として利用されることが多い。 - リュウボイジャー
リュウ座系サイボーグモンスター。アステロイドベルトでの活動が得意で、リュウテイオーのメインとなる機体。
他のボイジャーはキュータマコクピットは機体の尻後方部ないしは胸部になるが、リュウボイジャーは宝珠の如く前腕で抱え込む体勢となる。
- クマボイジャー
オオグマ座系探査ローバー(オオグマボイジャー)とその背に乗ったコグマ座系一輪ローバー(コグマボイジャー)からなる。
クレーター惑星での活動が得意で、コグマボイジャーを分離させ活動することも可能。
- ホウオウボイジャー
ホウオウ座系スペースロケット。キュウレンジャーたちが探し求めていたアルゴ船の正体。ホウオウソルジャーはほかにも人工衛星型のホウオウステーションと発射台型のホウオウベースを専用マシンとして所有している。 - オリオンボイジャー
オリオン座系宇宙船。ドン・アルマゲの秘密を探るために過去へタイムスリップしたショウ司令たちが大破されたオリオン号に代わる母船とするために建造していた。過去の時代で建造途中であったバトルオリオンシップと共に現代まで封印され、現代のラッキーたちが探し当てた。 - コジシボイジャー/シーザー
コジシ座系サイボーグマスコット。ラッキーの幼い頃からの友達で、手のひらサイズから巨大化までサイズを変えられる。シシボイジャーと合体することでスーパーシシボイジャーとなる。
巨大ロボ
- キュウレンオー
シシボイジャーに4体のキュウボイジャーがセイザドッキングした巨大ロボ。キュウレンオーはシシボイジャー以外の8体のキュウボイジャーのうち4体が両腕両脚のいずれにも合体可能で、約1680種類のコンビネーションが存在する。
- スーパーキュウレンオー
スーパーシシボイジャーからさらに4体のキュウボイジャーが合体した巨大ロボ。従来のキュウレンオーの装備にキャノン砲が加わり火力がアップした。 - リュウテイオー
リュウボイジャーに2体のボイジャーがセイザドッキングした巨大ロボ。初お披露目時はサソリボイジャー、クマボイジャーと合体した。こちらも状況に応じて両腕のボイジャーを換装できる。 - リュウテイキュウレンオー
キュウレンオーのシシボイジャー含む5体+リュウテイオーのリュウボイジャー含む3体の計8体がスーパーセイザドッキングした巨大ロボ。アクター殺しの重量感と巨大感を揃えたスラスター移動で敵をなぎ倒す。 - ギガントホウオー
ホウオウボイジャーとホウオウステーションがキュータマ合体した巨大ロボ。両腕にギガントブレード持って戦うほか、合体を分離させてホウオウボイジャーを突撃させたりギガントブレードに炎をともして攻撃したりと伝説級の強さを誇る。 - キュータマジン
シシボイジャーにホウオウボイジャー・ホウオウステーション・ホウオウベースが合体し、各部に12個のキュータマが合体した巨大ロボ。シシレッドとホウオウソルジャーの2人がいれば操縦できるが、12人のキュウレンジャーで操縦することでさらに絶大なパワーを発揮する。 - オリオンバトラー
バトルオリオンシップとオリオンボイジャーが合体した巨大ロボ。自律AIと搭載しており自動操縦も可能。時折「オリオ~ン!」と叫ぶ。
主なスタッフ
製作
- 原作:八手三郎
- チーフプロデューサー:佐々木基、井上千尋
- プロデューサー:望月卓、矢田晃一、深田明宏
- 脚本:毛利亘宏(メイン)、下山健人、荒川稔久
- 音楽:山下康介
- 監督:柴﨑貴行、杉原輝昭 ほか
- アクション監督:福沢博文
- 特撮監督:佛田洋
- キャラデザイン:K-SuKe、久正人
- 星座イラスト:唐橋充
主題歌
- オープニングテーマ「LUCKYSTAR」
作詞:藤林聖子 作曲:KoTa 編曲:Project.R(KoTa/高橋哲也)
歌:幡野智宏(Project.R) - エンディングテーマ「キュータマダンシング!」
作詞:ショウ・ロンポー/井上望 作曲:平沢敦士 編曲:川瀬智(Project.R)
歌:松原剛志(Project.R) 振付:ラッキィ池田 - 夏季エンディングテーマ「キュータマ音頭!」
作詞:ショウ・ロンポー/井上望 作曲:平沢敦士 編曲:川瀬智(Project.R)
歌:松原剛志(Project.R) 振付:ラッキィ池田
関連チャンネル
外部リンク
関連項目
- 特撮
- 東映
- 宇宙
- 星座
- 特撮作品一覧
- スーパーヒーロータイム
- スーパー戦隊シリーズ
- 特捜戦隊デカレンジャー/宇宙刑事ギャバン:Space18にて共演
- 激走戦隊カーレンジャー:車の星座に選ばれた戦隊
- 電磁戦隊メガレンジャー:本拠点が宇宙船繋がり。2017年に放送20周年を迎える
- 忍者キャプター/超星神グランセイザー:過去の多人数ヒーロー繋がり
スーパー戦隊シリーズ | ||
前作 | 今作 | 次作 |
動物戦隊ジュウオウジャー | 宇宙戦隊キュウレンジャー | 快盗戦隊ルパンレンジャーVS 警察戦隊パトレンジャー |
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