安倍談話単語

アベダンワ

 安倍談話(あべだんわ)とは、2015年(平成27年)8月14日終戦の日の前日に首相官邸の記者会見の場で第97内閣総理大臣安倍晋三が発表した談話である。

概要

 安倍談話については、 「バランスが取れていて、世界に配慮した満足できる談話」と、評価するがある。一方で、中国満州侵略に反の意を表した場面があったものの、「謝罪の意がない」と、問題視するもある。

また、大戦へ反・謝罪の意を表した、歴代内閣の立場は揺るぎないことを確認した上で、民の8割は戦争を体験していない世代として、「戦争を体験していない世代に、大戦への反・謝罪をする宿命を背負わせてはいけない」と、戦争を体験していない世代に、謝罪を続けさせない要を表した。

 報道各社は、「植民地支配」・「侵略」・「おわび」・「反」といった、談話の中に出てくる彙を、どのようにして使われていたかの見解を示す報道を行った。

 歴代首相の1人である、村山首相は、「私の談話が引き継がれた印はない」・「さっぱりわからん」・「焦点ぼけた」と批判している。民主党岡田代表についても、安倍談話は何を対にして事を話しているかわからないと評し、曖昧な表現へ苦言を寄せた。

 アメリカ国家安全保会議報道官のネッド・プライス氏は、 戦後70年間、日本平和民主主義などの秩序を守り、すべてのの模範である。」・「大戦中に日本が引き起こした苦しみに対して痛惜の念を示したことや、歴代内閣の立場を踏襲したことを歓迎する。」と、安倍談話を肯定的に評している。アメリカ社会も同様で、首相が先の大戦について反の意を表したことについて評価をしている。

 韓国の外交部は、「日本の現政権の歴史観を社会に如実に示した。」・「歴代内閣の立場を踏襲している点に注したい。」と、安倍談話を肯定的に評しているアメリカへの配慮をしたのか、強い批判は避けた。

 中国の新社通信は、「安倍談話は『反』・『お詫び』について、間接的にしか触れていない」と評し、民主党岡田代表と同様、曖昧な表現を批判した。

談話文

安倍談話の全文は以下の通り。

-以下引用-


 終戦七十年を迎えるにあたり、先の大戦へののり、戦後の歩み、二十世紀という時代を、私たちは、心静かに振り返り、その歴史の教訓の中から、未来への知恵を学ばなければならないと考えます。

 年以上前の世界には、西洋諸を中心とした々の広大植民地が、広がっていました。圧倒的な技術優位を背景に、植民地支配の波は、十九世紀、 アジアにも押し寄せました。その危機感が、日本にとって、近代化の原動となったことは、間違いありません。アジアで最初に立政治を打ち立て、独立を守 り抜きました。日露戦争は、植民地支配のもとにあった、多くのアジアアフリカの人々を勇気づけました。

 世界を巻き込んだ第一次世界大戦を経て、民族自決の動きが広がり、それまでの植民地化ブレーキがかかりました。この戦争は、一千万人もの戦死者 を出す、悲惨な戦争でありました。人々は「平和」を強く願い、際連盟を創設し、不戦条約を生み出しました。戦争自体を違法化する、新たな社会の潮流 が生まれました。

 当初は、日本も足並みをえました。しかし、世界恐慌が発生し、欧が、植民地経済を巻き込んだ、経済ブロック化を進めると、日本経済は大 きな打撃を受けました。その中で日本は、孤立感を深め、外交的、経済的な行き詰まりをの行使によって解決しようと試みました。内の政治システムは、 その止めたりえなかった。こうして、日本は、世界の大勢を見失っていきました。

 満州事変、そして際連盟からの脱退。日本は、次第に、社会が壮絶な犠牲の上に築こうとした「新しい際秩序」への「挑戦者」となっていった。進むべき針路を誤り、戦争へのを進んで行きました。

 そして七十年前。日本は、敗戦しました。

 戦後七十年にあたり、内外に斃れたすべての人々の命の前に、深く頭を垂れ、痛惜の念を表すとともに、永劫の、哀悼のげます。

 先の大戦では、三万余の同胞の命が失われました。祖国の行く末を案じ、家族幸せを願いながら、戦に散った方々。終戦後、酷寒の、あるいは灼 熱の、遠い異郷の地にあって、飢えや病に苦しみ、亡くなられた方々。広島長崎での原爆投下、東京をはじめ各都市での爆撃沖縄における地上戦などによっ て、たくさんの井の人々が、残にも犠牲となりました。

 戦火を交えた々でも、将来ある若者たちの命が、数知れず失われました。中国東南アジア太平洋々など、戦場となった地域では、戦闘のみな らず、食糧難などにより、多くの辜の民が苦しみ、犠牲となりました。戦場の陰には、深く名誉と尊厳を傷つけられた女性たちがいたことも、忘れてはなりま せん。

 何の罪もない人々に、計り知れない損と苦痛を、が与えた事実歴史とは実に取り返しのつかない、苛なものです。一人ひとりに、それぞれ の人生があり、夢があり、する家族があった。この当然の事実をかみしめる時、今なお、言葉を失い、ただただ、断腸の念を禁じ得ません。

 これほどまでの尊い犠牲の上に、現在平和がある。これが、戦後日本の原点であります

 二度と戦争の惨禍を繰り返してはならない。

 事変、侵略戦争。いかなる武の威嚇や行使も、際紛争を解決する手段としては、もう二度と用いてはならない。植民地支配から永遠に別し、すべての民族自決の権利が尊重される世界にしなければならない。

 先の大戦への深い悔悟の念と共に、は、そう誓いました。自由民主的なを創り上げ、法の支配を重んじ、ひたすら不戦の誓いを堅持してまい りました。七十年間に及ぶ平和国家としての歩みに、私たちは、静かな誇りを抱きながら、この不動の方針を、これからも貫いてまいります。

 は、先の大戦における行いについて、繰り返し、痛切な反と心からのお詫びの気持ちを表明してきました。その思いを実際の行動で示すため、 インドネシアフィリピンはじめ東南アジア々、台湾韓国中国など、隣人であるアジアの人々が歩んできた苦難の歴史を胸に刻み、戦後一貫して、その 平和と繁栄のためにを尽くしてきました。

 こうした歴代内閣の立場は、今後も、揺るぎないものであります

 ただ、私たちがいかなる努を尽くそうとも、家族を失った方々の悲しみ、戦禍によって塗炭の苦しみを味わった人々の辛い記憶は、これからも、決して癒えることはないでしょう。

 ですから、私たちは、心に留めなければなりません。

 戦後、六万人をえる引揚者が、アジア太平洋の各地から事帰還でき、日本再建の原動となった事実を。中国に置き去りにされた三千人近い日本 人の子どもたちが、事成長し、再び祖国の土を踏むことができた事実を。米国英国オランダ豪州などの元捕虜の皆さんが、長年にわたり、日本を訪れ、 互いの戦死者のために慰霊を続けてくれている事実を。

 戦争の苦痛をめ尽くした中国人の皆さんや、日本軍によって耐え難い苦痛を受けた元捕虜の皆さんが、それほど寛容であるためには、どれほどの心の葛があり、いかほどの努が必要であったか。

 そのことに、私たちは、思いを致さなければなりません。

 寛容の心によって、日本は、戦後社会に復帰することができました。戦後七十年のこの機にあたり、は、和解のためにを尽くしてくださった、すべての々、すべての方々に、心からの感謝の気持ちを表したいと思います。

 日本では、戦後まれの世代が、今や、人口の八割えています。あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもた ちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません。しかし、それでもなお、私たち日本人は、世代をえて、過去歴史正面から向き合わなければなりま せん。謙虚な気持ちで、過去を受け継ぎ、未来へと引き渡す責任があります。

 私たちの親、そのまた親の世代が、戦後の焼け野原、貧しさのどん底の中で、命をつなぐことができた。そして、現在の私たちの世代、さらに次の世代 へと、未来をつないでいくことができる。それは、先人たちのたゆまぬ努と共に、敵として熾に戦った、米国豪州欧州をはじめ、本当にたくさんの 々から、恩を越えて、善意支援の手が差しのべられたおかげであります

 そのことを、私たちは、未来へとり継いでいかなければならない。歴史の教訓を深く胸に刻み、より良い未来を切り拓いていく、アジア、そして世界平和と繁栄にを尽くす。その大きな責任があります。

 私たちは、自らの行き詰まりをによって打開しようとした過去を、この胸に刻み続けます。だからこそ、は、いかなる紛争も、法の支配を尊重 し、の行使ではなく、平和的・外交的に解決すべきである。この原則を、これからも堅く守り、世界々にも働きかけてまいります。一の戦争被爆とし て、核兵器の不拡散と究極の絶をし、社会でその責任を果たしてまいります。

 私たちは、二十世紀において、戦時下、多くの女性たちの尊厳や名誉が深く傷つけられた過去を、この胸に刻み続けます。だからこそ、は、そう した女性たちの心に、常に寄り添うでありたい。二十一世紀こそ、女性人権が傷つけられることのない世紀とするため、世界リードしてまいります。

 私たちは、経済ブロック化が紛争の芽を育てた過去を、この胸に刻み続けます。だからこそ、は、いかなるの恣意にも左右されない、自由 で、正で、開かれた経済システムを発展させ、途上支援を強化し、世界の更なる繁栄を牽引してまいります。繁栄こそ、平和の礎です。暴力の温床とも なる貧困に立ち向かい、世界のあらゆる人々に、医療と教育、自立の機会を提供するため、一層、を尽くしてまいります。

 私たちは、際秩序への挑戦者となってしまった過去を、この胸に刻み続けます。だからこそ、は、自由民主主義人権といった基本的価値を 揺るぎないものとして堅持し、その価値を共有する々と手を携えて、「積極的平和義」の旗を高く掲げ、世界平和と繁栄にこれまで以上に貢献してまいり ます。

 終戦八十年、九十年、さらには年に向けて、そのような日本を、民の皆様と共に創り上げていく。その決意であります

平成二十七年八月十四日
内閣総理大臣  安倍

-以上引用-

関連動画

関連商品

関連項目

外部リンク

【スポンサーリンク】

スマホ版URL:
https://dic.nicovideo.jp/t/a/%E5%AE%89%E5%80%8D%E8%AB%87%E8%A9%B1

この記事の掲示板に最近描かれたお絵カキコ

お絵カキコがありません

この記事の掲示板に最近投稿されたピコカキコ

ピコカキコがありません

安倍談話

31 ななしのよっしん
2015/09/21(月) 22:26:48 ID: JDSOIKMcgA
「周りもやってんだからは悪くない」っていうとすごく不遜な態度に見えるが

日本侵略行為は非難されるべき行為であるからして、同じに対して同じことをやっていた欧もまた等にその事実と向き合うべきである」
「逆に言えば、欧は良いけど日本は一生その罪を背負って償い続けろってのは紛れもない欺瞞である」
自己正当化を抜きにするとこうなる
32 ななしのよっしん
2015/09/23(水) 01:24:12 ID: R2vjEkXH/P
>>23 それ解釈違くない?別に倍さんのいうちは謝り続けるって言ってないし、その可性があるならそうならないようにすべきって言ってるだけじゃないかな
33 ななしのよっしん
2016/01/26(火) 02:07:14 ID: ung2uSaHun
>>19 >>25
大日本帝国」というかつての国体だが、「帝国」は”自を越えて多数・広大な領土や民族を強大な軍事背景に支配する国家をいう (大英帝国大日本帝国など) ”。→http://urx.red/qF9nexit

帝国」の思想や政策は「帝国義」と呼ばれ、これは”政治経済軍事などの面で、他の犠牲において自の利益や領土を拡大しようとする思想や政策”。→http://urx.red/qF9texit

当時の日本は「八紘一宇」という世界支配実現をすなど、自分から「帝国」であり続けた。この点で、大日本帝国侵略国家だったと言える。

もちろん、当時の基準では侵略は「悪いこと」ではないが、今の基準では批判されやすいというだけの話。いずれにせよ、大日本帝国侵略国家ではない、と言うのは義がおかしい。
34 ななしのよっしん
2016/02/12(金) 20:32:01 ID: WKJW5QYg5L
>>33
意味不明な解釈。「八紘一宇」にそんな意味はねえよ。人類皆兄弟という意味だ。そもそもかつての国体とはなんじゃそりゃ。日本日本だ。2600年にわたってな。ブサヨ歴史分断をしたがるようだが。

とりあえず安倍談話日露戦争での日本の功績を肯定的に評価したのを盛り込んだことが一番評価できる。後は村山談話と大差なくて残念。
35 ななしのよっしん
2016/02/12(金) 20:33:36 ID: 9U6S/HoJkA
>>34
とりあえず八紘一宇の記事を読んでみ。
36 ななしのよっしん
2016/02/12(金) 21:01:10 ID: VcKVtkOMZP
ついでに「大東亜政略導大綱」でググってみな
「重要資の出る地帯はうちが管理する」ってバッチリ書いてある
解放の戦なんてのは建前だよ建前
37 ななしのよっしん
2016/04/19(火) 19:16:08 ID: /WBEEy4sGL
>>34
八紘一宇」は辞事典の定義では、”「世界を一つのにする」を意味するスローガン。第2次世界大戦中に日本中国東南アジアへの侵略正当化するためのスローガンとして用いられた。””大東亜共栄圏建設の理念として用いられた言葉。第2次近衛文麿内閣が決定した基本策要綱の中の〈八紘ヲ一トスル肇ノ大精〉に由来。”とある→http://prt.nu/5a/aexit

八紘一宇」は元の意味としては世界統一、社会的・政治的意味としては世界侵略ってとこだろう。
1936年の作戦満州国根本理念と協和会の本質』によると、「満州八紘一宇の理想に基きたる第一段階」「第二次、第三次て逐次支那に、印度に、濠州に、西利亜に同様の王道国家完成する」。ここでも「八紘一宇」がすのは「人類皆兄弟」じゃなく、世界王道国家化すること。

"constitution"の意味は「憲法」「国体」「政体」「構成」「組織」「構造」「体質」「体格」(http://prt.nu/5b/aexit)等々で、"Cons
(省略しています。全て読むにはこのリンクをクリック!)
38 ななしのよっしん
2016/06/19(日) 09:18:08 ID: UKdNZDZHqc
ぶっちゃけそのへんの過去のことは日自体はわりとどうでもよくて、日を離間したい中国と親中が煽ってたかんじだよな
中国の増長がヤバくなったから日の利が一致して妥当なラインで談話だして歴史問題での離間工作をつぶした
見事な仕事だと関心はするがどこもおかしくはない
39 ななしのよっしん
2017/03/22(水) 06:57:02 ID: 4Jq5xaiyd6
離間工作というが、日は元から表向き仲良しで裏では反してるじゃん

北朝鮮問題では日韓が連携して米国になって欲しいのに
日韓バカ同士が延々揉めてるから米国イライラし始めて
日本は本当は謝りたくなかったけど米国の圧で嫌々謝ったんだろ

米国から見れば大日本帝国を美化する右翼の方が批判するべき対なのは今も昔も変わらんから
日韓どちらの味方をするかっていうと、そりゃ韓国の味方というか日本に謝らせるしかなかったんだろう
40 ななしのよっしん
2017/05/26(金) 18:32:12 ID: 8B09M1J9TQ
謝った結果冗長した韓国