概要
1992年9月、5人組のダンスグループ「SUPER MONKEY'S」のメインボーカルとしてデビュー。
デビュー直後は積極的にプロモーション活動を行うが、ヒット作に恵まれず下積み期間が続く。
1994年からフジテレビ系の子供番組「ポンキッキーズ」にシスターラビッツと出演し、徐々にお茶の間に顔が知られる。
同年、SUPER MONKEY'Sは「安室奈美恵 with SUPER MONKEY'S」へとグループ名を改名。
1995年1月に発売したユーロビートのカバー曲「TRY ME~私を信じて~」が70万枚を超える大ヒットを記録。
その当時日本にまだ浸透していなかった女性達だけの本格的なダンスも話題となり、一躍スターダムへと駆け上がる。
同年4月発売の「太陽のSEASON」からクレジットがソロ名義となり、事実上のソロデビュー曲となる。
10月発表のシングル「Body Feels EXIT」から小室哲哉がプロデュースを開始し、ロック、R&Bを主体としたTKサウンドでミリオンヒットを連発。
1996年にはセカンドアルバム「SWEET 19 BLUES」がトリプルミリオンを突破するなどその人気は社会現象となる。
同年「Don't wanna cry」で、翌1997年には「CAN YOU CELEBRATE?」で日本レコード大賞を受賞。
ミルクティブロンドのロングヘア、細く整えられた眉毛、ハイヒールではなく厚底ブーツといったファッションスタイルも支持を集め、「アムラー」と呼ばれるフォロワーを生み出した。
1999年にはポケモン映画シリーズ「幻のポケモン ルギア爆誕」の主題歌「Toi et Moi」を担当して話題を呼ぶ。
2000年に行われた九州・沖縄サミットでは、歓迎会でイメージソング「NEVER END」を披露。
2001年から、小室プロデュースの満了を機にブラックミュージック路線へ移行。
2008年7月発表の、TKプロデュース満了後のシングル集『BEST FICTION』がミリオンセールスに到達したことで、邦楽史上初の10代、20代、30代すべてにわたってミリオンソールドアルバム保持者となる。
松田聖子でも達成できなかった偉大な記録である。
2017年9月20日、40歳を迎えた日に公式サイトにて芸能界を引退する事を発表。2018年9月16日をもって引退した。
NHK紅白歌合戦には、1995年~2003年まで9年連続出場。
1997年には、2年連続のレコード大賞受賞と、産休前のラストパフォーマンスというタイミングが重なり、大トリで「CAN YOU CELEBRATE?」を披露した。
私生活では、1997年にTRFのSAMと結婚、1998年に長男出産。2002年に離婚した。
アムラー
安室奈美恵自身が煽ったわけでも何でもないが、安室奈美恵自身の人気とともに1990年代いわゆるコギャルファッションがブームとなった。その代名詞が“アムラー”である。特徴は、ルーズソックス、厚底ブーツ、厚底サンダル、厚底スニーカー、股下に迫る超ミニスカート。簡単に真似できる手軽さも合わせて多くの女子高校生がアムラーになっていった。一部は、ガングロ化・ヤマンバ化するなど、特殊な進化をしたが、今もなおギャルは洗練された形になって存在している事を考えると、アムラーはその元祖とも言える。
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外部リンク
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