安心毛布単語

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ニコニコ大百科　：　医学記事
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安心毛布（Security Blanket）とは、精神疾患の一つである。

概要

「ブランケット症候群」「ライナスの毛布」とも呼ばれる。

幼児期において、母親からの独立に伴い、母親の代わりとして特定の物へ依存する状態を指す。
依存対象は、やわらかい・温かい・母親の匂いがするという点から、毛布やタオル、ぬいぐるみであることが多い。

基本的には幼児期を過ぎれば自然と解消されるが、小学生になっても手放せないという人もいるにはいる。これについて、依存対象を無理矢理引き離した場合、トラウマとして引きずることもある。

毛布というチョイスは、漫画『PEANUTS』に登場するキャラクター「ライナス・ヴァン・ペルト」が日常的に持ち歩いている毛布に因んでいる。
ライナスは幼児として初登場し、後に小学生にまで成長するが、毛布を肌にあてながら親指をしゃぶるという幼児じみた行動を常にとっており、まさに母親から独立しきれていない子供として描かれている。また、姉のルーシーに毛布を奪われることで目眩を起こし失神する等、重度の依存症としても描かれている。（なお、作中後期では自ら毛布を一時的に手放すようになる等、依存を克服しつつある様子も描かれている。）