実験都市とは、これまで他の都市では行われていなかった何らかの取り組みが実行される都市である。
概要
新しい技術の導入など、他の都市と比べて新しい取り組みが実行されている都市のこと。この場合の実験は「社会実験」「実証実験」を指すことが多い。
特にどのような取り組みをするかに基準はないため、実験都市といってもその内容はさまざまである。また、既存の都市の一区画である場合でも「実験都市」と呼ばれる場合がある。
行政側が特に積極的でなくても、企業が試しに新技術を導入した都市・地域も「実験都市」と呼ばれることがある。
実験都市を名乗る/実験都市と呼ばれる都市の例
神戸市
久元喜造市長の方針により、市民生活の様々な場面で新しいテクノロジーが導入されている。例えば、市のイベント開催のチラシを電子化し、アプリで配信している。また、市内にコワーキングスペースの設置を進めたり、市職員の議論ツールとしてチャットを導入したりしている。
千里ニュータウン
(大阪府)
日本初のニュータウンとされる。歩車分離を図っており、車が狭い路地でスピードを出せないよう、行き止まりと歩行者しか通れない狭い道路が多く設計された。一方で建設直後に訪れたモータリゼーションにより駐車場不足が発生した。現在では地域の高齢化が懸念されてはいるものの、再開発も進められており、大阪の郊外都市として人気がある。
Woven City
(静岡県裾野市)
トヨタ自動車が東富士工場の跡地に建設する予定の実験都市。室内用ロボットやAIを使った体調管理など最新技術が導入される。交通面では、自動運転車や電気自動車のみが走行する道路と、歩行者とパーソナルモビリティが走る道、歩行者のみが通行可能な遊歩道が分けられる予定。
なお、2020年時点での最寄り駅はJR御殿場線の岩波駅である。
スホーンスヒップ
(オランダ)
アムステルダムの1地区「ノールト」にある。家が運河の上に浮いている。それだけでなく、太陽光発電や雨水利用など、持続可能な生活に向けた取り組みがされている。
関連項目
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https://dic.nicovideo.jp/t/a/%E5%AE%9F%E9%A8%93%E9%83%BD%E5%B8%82