宮城リョータとは、『SLAM DUNK』の登場人物である。担当声優は塩屋翼。『THE FIRST SLAM DUNK』では仲村宗悟、少年時代の声優は島袋美由利。
概要
湘北高等学校2年1組に所属するバスケ部のメンバーで湘北の切り込み隊長。
初登場は第50話「遅れてきた男」。
身長168cm、体重59kg。湘北のスタメンの中ではぶっちぎりで小柄。
上級生との喧嘩で負った傷が原因で本編開始時は入院しており、花道がエアジョーダンⅥを店主から30円で強奪した辺りで復学してくる。
退院の報を聞いたはるこは「これでスーパー問題児が一人増えるわね」と心の中で呟いていた。
復帰初日から花道と喧嘩するも、似たような境遇であることが判明しすぐさま意気投合。花道からは「リョータ君」、後に「リョーちん」と呼ばれる。
中学からバスケ部だったが高校で続けるかは迷っていた。それで取りあえず練習を見に行った体育館で初めて見て以来、彩子に一目ぼれ[1]。相手にしてくれないことから俺なんて眼中にないと思い込み、忘れるため他の女性と付き合おうと告白するたびにことごとくふられる始末。初登場時も告白に失敗しており、それをからかった桜木軍団の大楠と一触即発状態になっている。
嫉妬から三井寿の怒りを買い、後に相当な騒ぎとなるも、「いちばん過去にこだわってんのはアンタだろ」と諭し、彼がバスケ部に復帰した際は遺恨を残すことなくすぐさまチームメートとして迎え入れるなど深い所で大人。
ガードとして神奈川で五本の指に入る実力を持つ。上背はないが電光石火と呼ばれるほどのスピードと一級品のドリブル技術を誇り、その速さは入院中スタメンを張っていた安田が反応できないほどで、練習では20cm以上背が高い桜木を終始翻弄する。
演技力が高くそれを活かしたフェイクからのカットインも十八番。
湘北の攻撃にスピードと感性を持ち込み、チームの完成度をグッと高めた。
欠点としてはジャンプショットの確率が悪く、外からのシュートがないこと。フリースローも得意ではないようだ。
また、ポジションから藤間や牧、深津など強敵と直接対峙するためそれらの餌食になることも少なくない。
フランクなこともあり教え上手。桜木にとってリバウンドの師匠が赤木なら、ボール運びの師匠は宮城と言えるだろう。
チビだが跳び蹴りを得意としており、タイマンの喧嘩では三井を圧倒している。
夏のインターハイ後は新キャプテンに就任した。赤木以上の鬼キャプテンとして鳴らしており、練習の厳しさから三井とはしばしば喧嘩になる模様。
『THE FIRST SLAM DUNK』
2022年12月公開の劇場版アニメ『THE FIRST SLAM DUNK』ではメインキャラクターに抜擢。
沖縄出身であったこと、優秀なバスケ選手だった兄がいたこと、その兄を海難事故で失っていたこと、打倒山王が兄の目標であったことなど、宮城のバックグラウンドが明かされた。この設定自体は漫画連載の時から決めていたとのこと。また、そのファッションや宮城という名字から、かねてから沖縄県のスラダンファンの間では何かしら沖縄との関連が噂されていたらしい。
映画はバックグラウンドストーリーとインターハイでの山王戦とが並行的に描かれ、宮城と家族との和解の物語にもなっている。
関連動画
関連静画
関連リンク
関連項目
- SLAM DUNK
- おい、切符買っとけよ。明日帰るんだろ?
脚注
- *少年ジャンプに特別読切として掲載された『ピアス』には小学6年生のりょうたとあやこという人物が登場し、欄外には「彩子とリョータの秘密」と書かれているものの、スラムダンク本編のリョータ、彩子と同一人物かどうかは不明。
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