宮田俊哉(みやた としや)とは、日本の男性アイドル歌手。SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)所属グループ「Kis-My-Ft2」、及びグループ内ユニット「舞祭組」のメンバー、及びラブライバーである。
概要
ジャニーズアイドルとしては初めて、(事務所公認で)自分が「アニメオタク」であることを公言しており、Kis-My-Ft2のライブや、TV出演した際にロマンス(いわゆるオタ芸)を披露したり、雑誌の取材などでも好きな歌にアニソンを挙げたり、声優ファンを公言したり、ラジオで自分の好きなアニメの話をするコーナーを設けたりと、おおよそ今までの華やかなジャニーズアイドルでは考えられないほど、オタクを全面に押し出している。
デビュー当時、TVに出演する際には宮田のオタクキャラが飛び道具として使われていた。
(「HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP」出演時にKis-My-Ft2全員でオタ芸をやったり、「笑っていいとも!」に一人で出演した際にも生放送でオタ芸を披露した)
彼のこの熱いアニメ推しは、元々ジャニーズに入る前から親交のあったアニメ好きの友人と冗談半分で「オタ芸」の真似をして遊んでいた宮田が、Kis-My-Ft2の記念すべき初ライブでソロコーナーの枠をもらった際に『自分のソロが目玉になるくらいのことをやりたい』と考え、ライブ打ち合わせにて、”オタ芸やりたい!”と発案したことに始まる。この宮田の提案に北山は賛同したが、スタッフや他のキスマイメンバーに一時は止められたが、
”いいですか、キモイ男子は美しいんですよ!!”という言葉でスタッフとキスマイメンバーを爆笑させて見事説得に成功。Kis-My-Ft2の初ステージでオタ芸を披露した。
彼が「自分が好きなアニメ」としてアイドル雑誌やラジオ番組、ライブでのMCで語ったアニメは幅広く(判明している分だけで)「とらドラ!」「氷菓」「にゃんこい!」「物語シリーズ」「這いよれニャル子さん」「HUNTER×HUNTER」「Wake Up, Girls!」「ラブライブ!」「Angel Beats!」「とある科学の超電磁砲(レールガン)」「とある魔術の禁書目録(インデックス)」「探偵オペラミルキィホームズ」etc…と多岐にわたる。※尚本人曰く「現在進行形で好きなアニメは増加している」という。
そして、「あの夏で待ってる(長野県)」、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(埼玉県)」、この2作品については聖地巡礼も行っており、今後も様々なアニメの聖地巡礼の旅を続けていきたいと嬉々として述べている。
そうした彼の切なる願いが通じたのか2015年秋、自身が出演しているラジオ番組にリスナーから「京都で宮田くんらしき人を目撃しました」「凛ちゃんカレーに居ませんでしたか?」「アニメのイラストが描かれた紙袋らしきものを持っていた」という情報が数多く寄せられた。これについて宮田は、事実だと認め「NHKの時代劇ドラマ『子連れ信兵衛』撮影の為、泊まりで京都に滞在していたので。」と述べた。また『京都滞在中は、河原町でゲームセンター巡りをしたり、(アニメイトで)ショッピングしていました。』と楽しげに語り、撮影終了後には「(新幹線のチケットの都合で)偶然、2日間の休日が出来たので「ここは行くしかない!!」と思い、「京都のアニメ聖地巡礼を敢行(京都アニメーション本社と京アニショップに行った後、『けいおん!』『響け!ユーフォニアム』『境界の彼方』「『中二病でも恋がしたい』)を纏めて巡礼してきた。と明かし、それを聞いていた玉森裕太からは「何やってんの。仕事で京都に行ってたんじゃなかったの(笑)」と苦笑いされている。
本人曰く、基本的にアニメのDVDや声優のCD・フィギュアの購入、漫画や同人誌・ライトノベルの購入、新作の吟味チェックはamazonか店頭で行う事が多く、自身のラジオに一般のファンから寄せられる「宮田くんに関する目撃情報」の多くは『秋葉原で買い物をしていた』『電車の中でアニソンを聴きながら、自分へのファンレターを嬉しそうに読んでいた』『コミケの開場前行列に並んでいた』『アニメイトで漫画を真剣に選んでいた』という、どこか憎めず心温まる目撃情報が多い。
またアニメのみならず「声優オタク」であることも公言しており、声優(水樹奈々、釘宮理恵、三森すずこ、μ's等)のライブやアニメ系ライブイベントにも参戦しており、夏コミ(冬コミ)にも一般参加した事もある。
特に有名なエピソードとして、去る2014年2月8日、くしくも関東地方は未曾有の大雪の中さいたまスーパーアリーナで行われた、「μ's →NEXT LoveLive! 2014 ~ENDLESS PARADE~」という「ラブライブ」のコンサートに参戦。凍える物販行列に並び、ラブライブレード(ペンライト)をゲット。その喜びを自分のラジオ(キスマイRadio)にて報告した。
(そして、自分のグループのグッズ(ペンライト)を貶し、メンバー(横尾&二階堂)に怒られる)。
2016年3月30日に東京ドーム前で行われた「ラブライブ ファイナルライブ」のグッズ事前販売に参加(早朝から「もしもツアーズ」の番組ロケ収録に参加。→ロケ終了後東京ドームに直行し、他のラブライバーと共に事前販売の行列に並びグッズを購入(本人曰く「何時間も行列に並んだけど並んでいる間、他のラブライバーさん達とラブライブ!について語り合う事が出来て嬉しかった」と述べている)→その後、夜22時から25時までラジオの生放送番組に、グッズを無事購入出来た事がよほど嬉しかったのか購入したばかりの海未ちゃんウィンドブレーカーを着用して出演し、「ラブライブ!スペシャル・ファイナル!」と銘打ち、ひたすらラブライブ!について熱くトークをしている)。
そして運命の4月1日に行われたラブライブファイナルライブに、宮田は全身海未ちゃん装備で参戦。他にも、宮田と同じくラブライバーだと公言しているお笑い芸人のバイク川﨑バイク(BKB)と、天津・向清太郎らと共に参戦。他のラブライバーからの握手に快く応じている姿がTwitterやSNSを中心にネット上に多数投稿されるなど、話題となった(因みに、宮田やBKBは「吉本興業やジャニーズ事務所のコネを使って、関係者席で観戦」などではなく、一般枠の抽選に応募・当選し参戦している)。
その後ヒャダインらがMCを勤める番組『久保みねヒャダこじらせナイト』に宮田が出演した際、ファイナルライブ参戦時に「ジャニーズ事務所から『宮田さん、写真取られ過ぎです。気を付けて下さい。』『暫く自粛しなさい。公になるような事はやめなさい。』と、事務所からオタク活動を自粛する様にと忠告を受けたものの、「すげー行きたいから」という理由で、ラブライブファイナルライブの翌週に東京ドームで行われた水樹奈々のライブに参加したという。
後日『踊る!さんま御殿!!』で明らかにしたところによれば、「どうしても外せない家の用事があるから」と嘘をついて休みを勝ち取ったのだが、上述の通りファンに多数目撃されたことでずる休みが事務所に露見。ライブ中に携帯が鳴るも無視し、終了後に見ると40件も着信が。後日上述のように事務所に呼び出され「お前は追っかけてもらう立場なんだから、今は追っかけるのはおかしくないか?」と責められ怒られたのだが、この時既に次の奈々様ライブのことを考えていたと言う(そして奈々様ライブに行ってまた怒られる)。なお、この目撃の件に関しては新田恵海によるとリハーサル中の時点でμ'sのメンバーもSNSで話題になっていたことを知っており、「楽しんでいただけたのなら良かった」と新田から謝意を告げられると、逆に感謝の念で悶えていたのだった。
水樹奈々と言えば、彼女が2020年7月7日に結婚したことを発表したところ、キスマイメンバーや自身のラジオ番組「燃(萌)えよ!ラジオ」(Fm yokohama)のスタッフ、ファンから「生きてるか?」と大の水樹ファンである宮田が思いも寄らぬ行動を起こしてないか心配する声が。
しかし宮田自身は至って元気どころか、既に「燃(萌)えよ!ラジオ」の翌8日放送分が収録済みなのにもかかわらず自宅で「勝手に水樹奈々さん、結婚おめでとうございます特集」として改めて収録しなおし、25分にわたって奈々様愛を語り尽くし、高まりまくって水樹の代表曲「深愛」をアカペラで熱唱するという、オタクの鑑と言うべき内容となった。
また、自身のソロ曲においてはヒャダインから楽曲提供を受けていたり、あの林原めぐみ閣下から歌詞提供も受けている。もっともヒャダインから提供された曲「ヲタクだったってIt's Alright!」はオタクあるあるがふんだんに盛り込まれた歌詞で、MVでもヲタ芸を披露するなど、ある意味宮田の本気が見える。
本気と言えば「劇場版 BEM 〜BECOME HUMAN〜」のバージェス役で声優に初挑戦。しかしこれまでからあるアニメ・声優への敬意や「自分の演技が作品を台無しにするのでは」という自身へのプレッシャーもあり、マネージャーに「やるからにはレッスンを受けさせて欲しい」と頼み、浪川大輔主宰の声優スクールの門を叩き、浪川に基礎から教えを請うたという。宮田は浪川を師匠と慕い、浪川も宮田の飲み込みの良さや取り組む姿勢を絶賛している。
ついには『デリシャスパーティ♡プリキュア』でジェントルー/キュアフィナーレこと菓彩あまねの兄、双子である菓彩ゆあん・みつきを一人二役で演じることにもなった。奇遇にもあまねのイメージカラーは宮田と同じ紫なので親近感を覚えているご様子。
さらには2024年1月より開始の『カードファイト!! ヴァンガード Divinez』で主人公明導アキナ役を演じ、アニメ初主演となった(既に弟子の佐久間が『will+Dress』廻間ミチル役で出演したのに続く)。ちなみに事務所が色々騒動に揺れる中、ブシロードの木谷高明社長は「事務所としてではなく、人間・宮田俊哉と仕事がしたい」とオファーした理由を語っている。
事務所が事務所だけに「目立つようなことはすんな」とコスプレも禁止されていたのだが、2020年9月の『バナナサンド』でテレビ番組内とは言え念願を果たすことに。しかもFate/Grand Orderのギルガメッシュ(しかもキャスター、さらに言えば公式衣装)で、メンバーの北山もMCのサンドウィッチマンとバナナマンも分からない状況で本人だけウキウキしながら初コスプレを楽しんでいた。ちなみに別の番組で明かしていたところによると「プリヤ版のイリヤちゃんが今の彼女」「FGOは完全無課金でプレイ」「現在はパッションリップを引き当てるために頑張っている」とかだからガチ度が分かりすぎる。
そんな、今をときめくKis-My-Ft2のアイドル宮田俊哉くんの夢は、A&G(文化放送)のラジオに出ることである。後輩で宮田一派の弟子であるSnow Manの佐久間大介に先を越されてしまったが。
と思っていたらなんとニコニコ生放送で月一回の冠レギュラー番組『キスマイ宮田のニコ生やったってit's Alright!』の制作が決定。これまでジャニーズ系タレントがYouTubeでチャンネルを開設し配信することはあったものの、ニコ生に冠番組を持つのは初の事例となる。
しかも初回から「VOCALOIDで番組テーマ曲の作成に挑む」「デリシャスパーティ♡プリキュアOPを歌ってみた」「パリピ孔明OPのダンスを踊ってみた」といろいろ企画を行っており、かなり生き生きとしていたりする(なおボカロPとしては、2022年に「あんみつ」名義で投稿した「鏡鳴」でデビューしている)。
踊ってみたに関しては「デパプリ前期EDを共演する内田雄馬と踊ってみた」をプリキュア公式YouTubeチャンネルで披露しており、パリピ孔明共々さすが現役ジャニタレと唸らされるダンスのキレの良さであった。
結果、ニコニコ動画アワード2023においては、ルーキー部門においてボカロ賞・歌ってみた賞・踊ってみた賞の三冠を達成している。
さらには2024年5月24日にライトノベル『境界のメロディ』(KADOKAWAメディアワークス文庫)で作家デビューもすることに。同事務所では直木賞候補作家の加藤シゲアキ(NEWS)以来2人目の作家デビューで今後に期待が持てるか気になるところである。
2014年4月のダウンタウンDXにて
2014年4月に放送されたダウンタウンDXに出演した彼は、ここでも自らのオタク趣味をさらけ出した。
アニメグッズ(おもにアニメのBD)をずらりと並べた写真を公開し、その中には物語シリーズ(しかも当時の最新巻)、ニャル子、禁書目録(インデックス)、超電磁砲(レールガン)、はてはgdgd妖精sまで、実に様々なアニメがそろっていた(写真の宮田はタオルバンダナ姿で満面の笑み)。
その中でも最も数が多く目を引いたであろうものが「ラブライブ!」のグッズであった。
BDはもちろんのこと、μ'sメンバー全員分のソロライブ(と三森すずこ)のCDまで取りそろえられていた。
宮田のラブライバーとしてのアピールはこれで終わらず、グッズ紹介が終わったのち、彼は「Wonderful Rush」をスタジオに流し、ためらうことなくノリノリで踊りだした。
ジャニーズ事務所仕込みのキレッキレのダンス、ドン引きする松本人志、まぶしい笑みを浮かべる宮田。スタジオのみならずお茶の間をも異様な雰囲気に早変わりさせ、彼のダンスは早々に中断させられた。これに衝撃を受けた人々によって、この出来事はすぐさまツイッターなどで広まり、彼の存在をより多くの人々に周知させることになった。ニコニコ動画内でも彼と本家との比較動画がアップされた。
宮田俊哉を知らなかったラブライバーは、彼に勇気、希望、そして感動を与えられ、多くの者がこの出来事をきっかけに彼のファンになったと思う。
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