家事手伝い(かじてつだい)とは、家事を手伝うことである。(例:家事手伝いしてくる)
または、家事を手伝う人のこと。(例:私は家事手伝いです)
概要
家事手伝いとは、家庭の洗濯・皿洗い・料理・掃除などを手伝うことである。またはそれをする人。
無職の聞こえの良い呼び方としても使われることもあるが、原則家事を手伝ってないと家事手伝いではない。
無職の別称として
家事手伝いは一般的な用法としては無職、特に、無職の独身女性を意味することが多い。「カジテツ」と軽い感じに略されることもあるが、要は無職である。
例えば、無職の女性が面接など現在の職業を聞かれた際に無職と答えると世間体が悪いため、家事手伝いと答えることで「花嫁修業中です☆」「親孝行してます☆」と、無職より多少は前向きっぽい表現になるのである。だが無職である。その場合、実際に家事をしているかどうかは他人には分からないため、親の支援の元で全く家事をしていないような状態でも家事手伝いと称されることすらある。
ただし、本当に他人の家の家事手伝いを行い、家政婦のように賃金をもらっている場合は無職ではない。
一応本来は「家事手伝い≠無職」である。
家事手伝いの印象
特に、女性は結婚して家庭に入るのが当たり前とされていた時代では、家事手伝いは働かなくても暮らしていける裕福な生まれのお嬢様を連想させ、現在でも肯定的に取られることがある。しかし、女性の社会進出が進み、若年無職の増加が問題視されるようになった昨今では、家事手伝いってぶっちゃけ無職だよね?という否定的な風潮も高まってきている。なお、家事手伝いがニートに含まれるかどうかについては、内閣府はニートに含むとしながら、厚生労働省はニートに含まないとしており、公的な定義が分かれてしまっている。しかし、一般的な見方としてはやはりニートだろう。
でももし、家事手伝いを無職の項目にいれてしまったら「主婦」も立派な無職になってしまう。
そもそも政府の定義では主婦も無職に含む場合がある。再就職の時には主婦は無職扱いにされることも少なくない。
なお、家事手伝いという表現は、そもそも以前より働くことが当然とされている男性には用いられにくい。よって、男性には上手く無職やニートをオブラートに包める表現がないのも現実である。「働いたら負け」的なことから言っても、実は家事手伝いは勝ち組なのかもしれない。
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