富野節とは、
富野節にはこんなセリフがあるから富野節なのだ
この記事で取り扱う富野由悠季の脚本には、短いセリフの中に富野を感じることが出来る。
「富野監督らしいな」「富野監督じゃねきゃ出てこねーよ、こんなセリフ」というものもいるが……。
富野節は厳密に定義を示すことができるものではないが、おおまかな特徴としては、
- 「~だろう。君は!」等に代表される倒置法。富野由悠季自身の取材へのキャッチコピー等でもよく使われる表現。
- 荒っぽい口調のキャラクターの言語表現が唐突に丁寧語に切り替わる。特に激しい戦闘シーンで会話のドッヂボールを繰り広げている中起こることで、印象深いものとなる事が多い。
- 三人称に「あやつ」「こやつ」「彼奴(きゃつ)」を用いる。平成以降の作品に多く見られる。
- 独り言のシーンのはずなのに、会話相手がいるかのような口調のつぶやきをする。
- 「なにさ!」「~だろうがよ!」等、気の強さを見せる際にその時の状況以上に勇ましい表現を用いる。
- 会話の返答に「はああ~~っ!!」等といった、掛け声や叫びで応える。
- 自らの気骨を口にする際に「俺は【自分の名前】なんだぞ!」と叫ぶ。
などがある。
一例として、そんな短くても富野由悠季らしいセリフを以下に集める。
さまざまな作品の富野節とはこう使う!
- 「うかつな!」
- 「うかつだぞ!」
- 「そうかい!」
- 「この感じ!」
- 「なんとおっ!」
- 「死ねよ!」
聖戦士ダンバイン
ブレンパワード
オーバーマン キングゲイナー
リーンの翼
この記事のある富野節凄いよぉ!流石大百科の御項目!
使用例、邪魔です!
Q.以下の会話を富野節に直しなさい。
アムロ「醤油を取ってください」
シャア「嫌です。自分でとれるでしょう」
アムロ「なんて事を言うのですか」A1.
アムロ「その醤油を寄越すんだ!シャア!」
シャア「ダメだな!私は自ら出来ることをしようとしない人間に手は貸さない男だ!」
アムロ「貴様ほどの男がなんて器量の小さいことを言う!」A2.
アムロ「それが取れるなら頼む」
シャア「手があるだろうが」
アムロ「何が!!」
A3.
シャア(キュピーン)
アムロ(キュピーン)
シャア「ちぃっ!」A4.
アムロ「ン、頼めるか」
シャア「すべき訳がある、と私に?」
アムロ「言ってくれる」A5.
アムロ「人にはそれ(醤油)が必要なんだ、それは俺だって、貴様だって同じはずだ!」
シャア「だがお前ほどのNTの素養があったとしても、お前一人では何一つ手に入れる事が出来ん!」
アムロ「シャア!!」A6.
アムロ「シャア、醤油を。」
シャア「人の手を借りないと物一つ取れんのか、アムロ」
アムロ「たかが醤油で器量の小さい!」A7.
アムロ「かけすぎだぞ、シャア!そいつをよこすんだ!」
シャア「そうでもあるが…人類の革新に醤油は必要なものだという事は君にも分かるだろう、アムロ君!」
アムロ「知った風な口を聞く!それが大人の言うことかぁーっ!」
ララァ「二人ともどいてください!(食事の)邪魔です!」
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