対人関係断絶系少女とは、makotoji氏がニコニコ静画で連載していたオリジナル4コマ漫画である。
概要
2011年7月から2012年5月までニコニコ静画のイラストページで連載されていた。全29話。また複数話をまとめたものがpixivに掲載されている(ただし第26話まで)ほか、第1話分のみ動画形式でも投稿されている。
コミュ障・ぼっち・引きこもりの三重苦を抱えながら、同人活動と内職で生計を立てる少女のリアルな日常生活を時に物悲しく、時にコミカルに描いており、彼女の境遇に共感した読者から「俺(私)がいる」「みんなのトラウマ」「おいやめろ」といった声が次々に寄せられた。
2012年に入ってからは概ね月1話のペースで投稿が続けられていたが、「主人公と同じハンドルネームで同人活動をしている人が実在する」ことが発覚したため[1]、同年5月投稿の第29話を最後に連載は中断。後に公式ブログで正式な執筆断念の告知が発表された。
ただ同様のテーマを扱った作品をもう一度描きたいというmakotoji氏の意向もあり、2013年11月からニコニコ静画のマンガコーナーで登場人物などの設定をリセットした新作「対人関係断絶系少女改」が連載されている。
登場人物
メインとなる登場人物は以下の2人。登場はしないが作中で言及される人物(ジョナサン・ココス等)も含め、キャラの名前は全て実在するファミレスチェーンの店名に由来している。
ガストさん
本作の主人公。姓は田中。本人曰く「20年以上生きてる」とのこと。…少女?
小学校から高校までいじめられ続けていたため対人関係が絶望的に苦手。店員との会話すらまともにできず、必要最小限の買い物以外はひたすら自宅アパートに閉じこもっている。一方で壁サークルになるほどの人気同人作家であり、同人活動と内職の稼ぎだけで生計を立てている。
引きこもり状態の彼女を心配した同人仲間のカーサさんに誘われ、Skype・同人イベント・カラオケと少しづつ外の世界にチャレンジしていくが…?
カーサさん
「サークル水道水」に所属しているガストさんの同人仲間。姓は大村。未成年。
明るく行動的で一般の流行にも敏い、ガストさんとは正反対のオタク少女。面倒見のいい性格をしており、引きこもり状態のガストさんを何とかして外に連れ出そうと悪戦苦闘する。容姿も良ければ歌も上手いという完璧超人だが、同人作家としてはまだまだ弱小レベル。
なおガストさんの境遇に共感していた読者からは「なぜ俺(私)たちにはカーサさんがいないのか」「ガストさんが遠くなった」などといった絶望的な声が上がっていた模様。
作品一覧
日常編(その1)
カーサさん来訪編
日常編(その2)
同人イベント編
風邪引き編
日常編(その3)
カラオケ編(未完)
関連動画
関連項目
外部リンク
脚注
- 1
- 0pt