対人関係断絶系少女改とは、makotoji氏がニコニコ静画で連載していたオリジナル漫画である。
概要
2011年から2012年にかけてイラストコーナーで連載されていた「対人関係断絶系少女」(以下「無印版」と表記)のリニューアル版として、2013年11月から連載スタート。2014年5月末発表の第100話をもって完結した。なお掲載場所はイラストコーナーからマンガコーナーに移動している。makotoji氏の連載作品にはよくあることだが更新速度がたいへん速く、概ね2日に1話のペースで新作が投稿されていた。
無印版は「同人で生計を立てているという設定の主人公と同じハンドルネームの同人作家が実在した」という理由から連載中止を余儀なくされたため、本作は「対人関係に難を抱えた少女の日常」というコンセプトはそのままに、登場人物や世界観を一新した作品となっている。
Pixivが運営するネットショップBOOTHでpdf版の、AmazonでKindle版のコミックスがそれぞれ発売されている。いずれも定価は200円で、全2巻。内容は各50話ずつ+書き下ろし。
登場人物
- 今宮ノノ子 / タコマル(ハンドルネーム)
- 本作の主人公。高校卒業後に就職して現在は会社員3年目の女性。…少女?
- 他人に嫌われることを恐れて無理に明るいキャラを演じ続けたため人間関係に疲れてしまい、なるべく他人と関わらないようになったという過去をもつ。会社では仕事と割り切って如才なく振る舞っているが、妹のミミ子や自宅にある謎のしゃべるぬいぐるみと話すときは結構な毒舌家ぶりを発揮している。
- 「友達なんか作りたくない」と断言してはばからず、休日は電話にもインターフォンにも出ないという徹底した対人関係断絶ライフを送る。対人関係を保つ能力はあるが意欲を失ってしまった、というタイプ。
- フジオ(ハンドルネーム)
- 本作のもう一人の主人公。コミュ障・ぼっち・引きこもりの三重苦を抱えた少女。無職だがアプリゲーの開発で3000万円もの収入を得ており、外で職に就かなくても生活には困らない身の上。
- 友達が欲しいと強く願っているものの、独り言でさえ盛大にどもるほどの吃音癖もあって対人関係は絶望的に苦手。ネトゲでノノ子と同じギルドに所属しているがオフ会の類とは縁がない。アイドルオタクであり、ミミの応援をしながら一人妄想に耽る日々を送る。対人関係を持つ意欲はあるが能力が追い付かない、というタイプ。
- ミミのライブに参加したことをきっかけに外の世界へ足を踏み出そうとするが…
- しゃべるぬいぐるみ(仮)
- ノノ子の愚痴に容赦のないツッコミを入れる少女型のぬいぐるみ。当然のようにしゃべったり飛んだりしているが、その正体は謎である。ミミ子の前では普通のぬいぐるみのようになっていたが…?
- ミミ子 / ミミ
- ノノ子の妹でフジオが入れ込んでいるアホ毛が素敵なアイドル。天然気味の陽気な性格の持ち主で、ぬいぐるみ曰く「同じ股から生まれてきたとは思えない」。
- 渡会花歩
- ノノ子の同期で2歳年上の女性社員。ミミのファン。天真爛漫で人懐っこく、挙動不審者と化した初対面のフジオにも気さくに話しかけてくるほど。ノノ子に懐いて(?)いるものの、ノノ子の側では少し苦手にしている。
- 田中正信
- ノノ子の上司。気遣いのできるいい男。41歳。バー「青紫」に辿り着けなかった田中さんとの関係は…?
関連静画
本編
エピソード一覧 → 対人関係断絶系少女改 / makotoji - ニコニコ静画 (マンガ)
その他
関連商品
BOOTHで販売されているpdf版はこちら。また印刷工房でのオンデマンドグッズ販売のテストとして、フジオのイラストをあしらったTシャツやタペストリーが出展されている。
関連項目
外部リンク
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