対戦ケーブルとは、主に旧世代のゲーム機本体に搭載されているコンソール間直接通信用ケーブルである。
概要
インターネットがまだ普及しておらず、ゲーム機がWiFiなどの無線通信機能も備えていなかった頃は同機種のゲーム機複数台を接続し、それぞれ別の画面に出力して対戦を行う方式が盛んであった。そのため旧世代のゲーム機はこれに対応するために専用の接続端子を備えているものが多かった。携帯機では人数分のソフト・本体とケーブルがあれば対戦が可能だが、据置機の場合こうした対戦環境を整えるためには複数台のソフト・本体に加えてディスプレイを用意する必要がある。そのため一台のハードで画面分割対戦を行える機能を実装しているソフトが多く、対戦ケーブルを用いなければ対戦が行えないソフトは極稀であった。
対戦ケーブルは本体背面にある専用の端子による接続を行うので、ネットワーク機器でのBack to Back接続に相当する。端子は一種類のためDCEやＤＴＥといった区分は存在しない。
対戦ケーブル対応ゲーム機一覧
◆GameBoyとその後継モデルについての詳細は通信ケーブル(ゲームボーイ)の項参照。
- GameBoyAdvance … AGB-005
ケーブル中間がハブ(接続ボックス)になっており最大4台まで同時に繋げる。またサードパーティからは一本で四台まで接続できるケーブルが発売されていた。 - GameGear … HGG-3002
- Playstation … SCPH-1040
- Playstation2 …
専用対戦ケーブルとその為の端子を持たず、本体間の直接通信にはi.LINKケーブルを使用した。 - SegaSaturn … HSS-0107
- DreamCast … 対戦ケーブル(VS Cable)HKT-9500
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関連項目
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