牙を研ぐ若き後継者たち。
いま、壮絶なる腕比べが幕を開ける!!
寿エンパイアとは、小学館が出版するせきやてつじの漫画である。
概要
料理漫画の金字塔『バンビ〜ノ!』の作者が描く渾身の寿司漫画。
高い画力とスポーツ漫画のようなダイナミックな握り、料理漫画特有の癖のある登場人物が特徴。
登場人物
- 松田湧吾・アービング
- ハワイ育ちの19歳。現地の大学で魚の研究をしつつ回転寿司屋でアルバイトをしていたが、竹部の誘いに乗り育ての親の反対を押し切って日本へ向かう。気が強くて自分を持っている子がタイプ…だがそっちの気があるようなそぶりも見せる。母親から教わった人々に活力を与える寿司は客は勿論、敵の邪気をも払い浄化する。決めゼリフは「エンジョイ!」。
- 華山剣蔵
- 江戸時代から続く老舗寿司屋「華山」本店の四代目。シュミット三ツ星を14年連続で獲得する生きる伝説だが筋繊維が萎縮する難病が進行しており職人としての命は長くない。20年前、自らの元を去った松田美咲の行方を追っている。湧吾が自分と美咲の子だと確信している。
- 松田美咲
- かつての剣蔵の恋人で独特なスタイル寿司を握る凄腕の寿司職人。湧吾が8歳の時に病で亡くなっている。美咲の握る20年前、秘技を盗み華山に火をつけて逃走したスパイだとされるが……
- 華山雅
- 17年前華山家に迎え入れられた愛美の息子。連れ子のため剣蔵と血縁関係はない。人を狂わせる魔性の寿司を握り、暇があればその寿司で虜になった女達と乱交しているが職人としての技量は確かで寿司に対して嘘はつかず審査も公平に務める。
- 藤原幸太郎
- 千葉の漁師の家系で育った華山の見習い。あだ名はコーちゃん。見かけはチャラいが寿司にかける情熱は本物で、特にスズキには強い信念がある。「うでだめし」で湧吾が握った寿司に感銘を受け、パワハラに苦しむ彼を「東京寿司職人若獅子杯」に誘い、コンビを組む。
- 鶴岡朝里
- 料理学校を卒業し華山に就職が決まっているぱっつんボブの女の子。卒業旅行でハワイに行き、偶然口にした湧吾の寿司に驚いて祖父に引き合わせたことから物語が動き出す。
- 鶴岡真理
- 「隅田川 華山」で働く朝里の姉。湧吾の憧れの人だが……
- 華山愛美
- 姐さんと呼ばれる華山の女将。所詮は連れ子でしかない雅の立場が危うくなるという考えもあり、美咲を放火魔とスパイ呼ばわりし湧吾を盗っ人の息子と呼ぶ。
- 竹部紀夫
- 朝里の祖父で、剣蔵をぼっつあんと呼ぶ彼の右腕的存在。剣蔵の命で世界中を飛び回って美咲を探していた。
- 華山奏臣
- 年齢不詳で顔も声もいい、一言でいえば妖怪のような男。人を天国にも地獄にも連れていけるコントロールマニア。
- 宇佐美守男
- 北陸の握り神の異名を持つ凄腕の職人だったが現在は釣りばかりしている謎多き男。
- 児島渡
- 去年金沢駅前にオープンした新進気鋭の華山金沢店で店長を務める眼鏡をかけ短髪を固めた中年。愛美の指示もあったとはいえ初対面の湧吾を放火犯の息子呼ばわりするなど口の悪い敵役なのだが、妙に教え上手なところがあり読者からの人気は高い。番外編ではマズい店を手助けするなどやはり根は善人。
- 襟沢麻央里
- 福岡の「鮨 えりさわ」で働く、福岡弁の暴走ヒロイン。握る前は被害妄想でナイーブになる。
- 玉城・レティシア・グリーン寛子
- シュミット3つ星を連続獲得しているフランスの名店グランメゾン「ヴィオレット」のオーナーシェフを務める毒舌家。
関連動画
関連項目
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