小倉ジャンプステークスとは、JRA(日本中央競馬会)が小倉競馬場で開催する、4歳以上・障害芝3390mの重賞競走である。格付けはJ・GⅢ。
概要
1999年に小倉サマージャンプが創設され、7月に第1回が行われた。この年に障害競走の改革で障害競走にも格付制度を導入したことによる。それまでは代替開催を除くと主場4場にのみ障害重賞で行われていたが、この年の改革で夏季競馬の新潟競馬場の新潟ジャンプステークスと共に小倉競馬場に小倉サマージャンプも設立となった。1998年まで行われていた障害オープン特別の小倉障害ステークスを重賞化した形となっている。
当初は小倉競馬場の障害重賞のあとに新潟の障害重賞の開催順序であったが、2020年からは夏季競馬で小倉競馬場が1か月ほど開催が行われない期間があるため、新潟の障害重賞が先に行われ小倉サマージャンプは8月の最終週のあたりに行われるようになった。更に2025年からは冬の開催となったことに伴い、小倉ジャンプステークスに改称された。
負担重量は当初はハンデ戦であったが現在は重賞勝利による別定で、4歳59kg、5歳以上60kg、牝馬2kg減に、J・GⅠ優勝馬は+2kg、J・GⅡ優勝馬は+1kgとなる。
このレースの勝ち馬からJ・GⅠに繋がる馬はアップトゥデイト、メイショウダッサイが、複勝圏内に、ビッグテースト、キングジョイ等がいたりする。
このレースのトピックは、2022年に石神深一騎手がアサクサゲンキで勝利したことで、執筆時点で開催されているJRAの障害重賞を全制覇および、通常開催されている障害重賞の開催競馬場の全6場と代替で行われた中京競馬場での障害重賞(直近での該当レースは2020年~2022年の阪神ジャンプステークス、2021年・2022年の京都ハイジャンプ)をすでに勝利していたことから、史上初の障害重賞全7場勝利の快挙を達成した事があげられる。
歴代優勝馬
2000年以前も現行の年齢表記、第26回は中京3300mで開催
関連項目
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