概要
JRAの競馬場で唯一の九州地方に所在地がある競馬場である。
コースは1コーナーから2コーナーにかけて上りで、向こう正面からは最後の直線まで含めて緩やかな下りである。このコース構造が特に大きく影響するのが1200mコースであり、2コーナー途中のポケットからスタートしたらあとはひたすら下り坂という形になる。このため小倉1200mはスピード決着になる傾向が強い。
JRA全場通しての芝1200mレコードも小倉で生まれている。1999年の北九州短距離ステークス(OP)でアグネスワールドが記録した1:06.5が22年もの間、日本レコードとして君臨した。しかし、2021年7月3日に戸畑特別(2勝クラス)でプリモダルクが1:06.4で勝利しレコードを更新。さらにその翌日、京都競馬場の改修工事の日程変更により小倉競馬場で行われたCBC賞で、ファストフォースが1:06.0で勝利した。更に翌2022年に同じく代替開催のCBC賞で、今村聖奈騎手が騎乗したテイエムスパーダが1:05.8を記録。これが現行の芝1200m日本レコードとなっている。
入場者レコード保持日は2018年8月5日の小倉記念開催日と、意外と最近。当日はプレゼンターに竹内涼真が来場したことも大きい。
その他の小倉競馬場の特徴として、主場4場以外では唯一の障害の専用コースが存在している他、産地限定競走の、九州産馬限定競走が行われている。
1970年8月9日の障害オープンでは記録として残る最後の2頭立てのレースが行われた。
開催中は、北九州市小倉北区にある小倉コロナワールドの駐車場に、競走馬を運送する馬運車が止めてある。
小倉三冠
2005年まで、小倉競馬場で施行される3つの古馬平地重賞を「小倉三冠」と称していた。
同一年に三冠を達成した馬はメイショウカイドウ(2005年)ただ一頭。年度をまたいで三冠達成した馬は以下の三頭。
- アトラス (1967年北九州記念、1968年小倉大賞典、1969年小倉記念)
- ロッコーイチ (1974年北九州記念、1975年小倉記念・小倉大賞典)
- ミヤジマレンゴ (1976年北九州記念・小倉記念、1978年小倉大賞典)
三冠達成による表彰・報奨金などは特になかったが、それでも競走馬引退後のメイショウカイドウが紹介されるときは「小倉三冠馬」と紹介されるぐらいには有名な呼称である。
2006年から北九州記念の施行距離が1800m→1200mへと短縮されたのを機に、この呼称は使われなくなった。
コース
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