小平奈緒単語

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小平奈緒(こだいら なお)は日本スピードスケート選手である。

概要

1986年5月26日生まれ、長野県出身。相澤病院所属。

中学校時代から全大会で活躍した選手だったが、保健体育の教員免許等を考えたうえで実業団のオファーを蹴って信州大学教育学部に進学。 2009年にユニバーシアードで女子1500m優勝などの成績を残す一方、これといって特別な配慮を受けることなく自大学卒業した。信州大学卒業後は松本市相澤病院所属の選手となり、翌2010年にはバンクーバーオリンピックに出場。1000mと1500mでは5位入賞。 女子チームパシュートでは穂積子・田畑真紀とともに銀メダルを獲得した(地味に、小平大卒女子選手のメダリスト1号となった)。

しかし4年後のソチオリンピックでは500mで5位入賞、1000mでは13位。メダルに手が届かなかった彼女は自分を鍛え直すべく、オランダに2年間留学することになる(この間、相澤病院は書類上小平を"長期出張"扱いにしている)。 これが功を奏して、2014-15シーズンISUワールドカップ女子500m金メダル2017年世界距離別選手権で500m優勝1000m2位、世界スプリング選手権優勝などの活躍を見せる。 おまけに、インタビュー対応ができるどころか早口言葉もいけるレベルオランダ語を身に着けた。

そして名実ともに日本エースとして迎えた平昌オリンピックでは、女子1000mで銀メダルを獲得し銅メダル高木美帆と並んで五輪女子史上初のダブル台を達成。さらに女子500mにおいては五輪記録の3694を出し金メダルを獲得、このとき2位となった戦友イ・サンファとともにウィニングランをするシーン世界中から称賛され、同大会の閉会式でも「フェアプレーと友好を世界に伝えた選手代表」として登壇した。

そんな彼女だが、"氷上の詩人"という一面も持ち合わせており、

  • スケートが自分の足になってくる。さらに言えば、氷が自分の足になってくるような感じです
  • 与えられるものは有限、めるものは無限
  • 自分の氷としっかり対話して、とにかく自分の好きなようにこの氷を味わおうと思って滑りました

などなど、とにかく事あるごとに口から味わい深い名言を生み出すことでも知られている。
記録もさることながらその言葉にもぜひ注していただきたい。

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