概要
平成の大合併以前より古くから栄えている都市で石川県の第二の都市とされる。人口約109,000人。歌舞伎など舞台芸術がさかんで5月には歌舞伎を題材にした「お旅まつり」が行われる。また、航空の町としても知られ、市内には小松空港があり、その隣に航空自衛隊小松基地がある。毎年秋頃には航空祭が開かれる。さらに、日本の大手重機メーカー、「KOMATSU」(コマツ)の発祥地でもある。
歴史と文化の街 小松
古くから歌舞伎の街とされ、歌舞伎の勧進帳の舞台にもなった「安宅の関」跡がある。現在は勝負神、受験の神様として地元で知られる安宅住吉神社の境内にあり、記念碑が残るのみである。また、5月頃には「お旅まつり」が開催され、曳山が市街地中を巡り、その前後には子供歌舞伎が曳山の中にある舞台で行われる。
さらに市内南部には、松尾芭蕉が「奥の細道」の旅程内で立ち寄ったとされる「那谷寺」があり、「石山の 石に白し 秋の風」と詠み残している。
自然と温泉の街 小松
小松市は歴史以外にも自然や温泉にも恵まれている。市街地からやや南にある「木場潟」は、同じ石川県内にある「柴山潟」、「今江潟」と並んで「加賀三湖」とされ、木場潟の一部はラムサール条約登録湿地となっている。最近では木場潟公園で第66回全国植樹祭が開催されることが決まった。
市内南部には大倉岳があり、その奥にそびえたつ白山を市内から望むこともできる。また、加賀温泉郷の一角に数えられる粟津温泉郷があり、その中に世界で一番古い旅館の「法師」がある。養老2年(718年)創業で、ギネスにも認定されている。
航空と技術の街 小松
市内北西部に小松空港がありその隣には航空自衛隊小松基地の指令棟がある。ちなみに、滑走路は空港と共用している。秋頃には航空祭が開催され、戦闘機やヘリコプターの展示や航空ショーが行われ、各地から見物客が訪れる。
また、日本大手重機メーカーの「KOMATSU」(コマツ)の発祥地とされ、北陸工業地域の一部を担っている。現在は本社工場であった小松工場は取り壊されたが、代わりに主力工場となった粟津工場がある。小松市内ではないが、現在も本社を石川県に置いている会社は他に、「I・O・DATA機器」(アイ・オー・データ/金沢市)、「EIZO」(エイゾー/白山市)、津田駒工業(金沢市)などがある。
関連項目
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