小沢健二とは、1990年代に活躍したミュージシャンである。
愛称は「オザケン」。
概要
1990年代前半に流行した「渋谷系」という音楽ジャンルの代表的ミュージシャンの一人。多くの熱狂的ファンを生んだが、人気絶頂の最中であった1990年代末から活動を突如縮小し、一時はメディアへの露出をやめていたこともある。
2010年より歌手活動を再開して現在に至る。
経歴
父はドイツ文学者、母は臨床心理学者、叔父は世界的クラシック指揮者の小澤征爾という名門の家庭に生まれた。幼少期のドイツでの生活の後、一浪して東京大学教養学部に入学するというインテリである。
1989年、東大在学中に小山田圭吾らとロリポップ・ソニック(後のフリッパーズ・ギター)を結成。ピチカート・ファイヴらとともに後に「渋谷系」と呼ばれた、1960年代~1970年代の洋楽の雰囲気を色濃く残した楽曲を多く発表し注目された。1991年に解散。
1993年にソロデビュー。「王子様」と自称し、甘く切ない曲を多く発表し人気を獲得した。1994年にスチャダラパーとの共作『今夜はブギー・バック』を発表。日本に本格的なヒップホップやR&Bを一般化させるスマッシュ・ヒットとなった。
1998年に歌手活動を実質活動停止(オリジナルアルバムは2002年と2006年に発表はしている)。以降テレビ出演を一切控え、以降は環境問題活動家としての活動を中心に行っていた。
2010年、突如歌手活動を本格的に再開。同年5月~6月にライブツアー「ひふみよ」を敢行した。
2010年代以降は断続的にライブを行っている。
また、2014年3月20日(木)の「笑っていいとも!」のテレフォンショッキングに16年ぶりのテレビ出演を果たす。番組司会のタモリが以前から歌詞を絶賛していたオザケンの「さよならなんて云えないよ」を生歌唱するなどし、同年3月31日で放送終了した「いいとも」に花を添えた。
2017年2月22日、19年ぶりとなるCDシングル「流動体について」をリリース。
この新曲CDシングルのリリースについては同年2月20日に突如発表されたものであり、ファンを驚かせた。
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関連項目
外部リンク
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