概要
1981年4月14日、神奈川県横須賀市生まれ。父は元内閣総理大臣の小泉純一郎、兄は俳優の小泉孝太郎。
2004年関東学院大学経済学部経営学科卒業、2006年コロンビア大学芸術科学大学院政治学科修了。
2009年第45回衆議院議員総選挙において神奈川県第11区より初出馬、初当選した。演説などは一人でこなし、世襲回避を図ったものの、父、純一郎の地盤を引き継いだため、このことから世襲であるとの批判も起こった。
自民党が企画する「みんなで行こうぜ!ツアー」では「海上自衛隊横須賀基地見学ツアー」のガイドとしても活躍。自民党チャンネル(仮)にも出演していた。
父の小泉純一郎にも劣らないカリスマ性により、自民党の中でも特に注目度が高い議員の一人でもある。若手議員にもかかわらず選挙の際には全国から応援演説に引っ張りダコとなる。
2013年9月より青年局長を退任、内閣府大臣政務官および復興大臣政務官に就任。
2014年第47回衆議院議員総選挙で3選。対立候補が共産党議員のみだったこともあり得票率は全国トップの83.3%に上った。
同年9月、第4次安倍再改造内閣にて環境大臣として初入閣となった。
エピソード
対立候補との握手騒動
2009年5月24日にYouTubeに上がった『小泉進次郎VSよこくめ勝仁 対面でも完全無視 in 横須賀』が物議を醸した。内容は神奈川県横須賀市で行われたとある祭りの際、対立候補の横粂勝仁の握手を無視した、というもの。
これに対し、2000件近いコメントが付き話題となった。コメントの多くは進次郎のこの行動や、そのような行動を行った人間性を強く非難するものであった。
これに対し、小泉は「何もあの場所で対立候補と握手を必要がないと思った、顰蹙を買ってしまったとしたら大変残念です。」と釈明をした[1]
ところが、2010年3月11日にYouTubeに『小泉進次郎の握手無視騒動の真相を撮影者が告白! 』が投稿され、少なくとも最初にお互いに「頑張りましょう」と声を掛け合っていたことがわかった。握手をしていたかどうかは明確に映っていないので不明である。
世論調査
各種新聞社が定期的に行っている「次の首相にふさわしい人物」に関する世論調査においては、常にトップを争っており、その知名度は際立っている。
例として、2019年3月に時事通信社が行った世論調査では、小泉氏が24.4%でトップ。同党の石破茂元幹事長18.9%、安倍首相14.2%、岸田文雄政調会長5.1%と続く。特に無党派層からの人気が高い。[2]
結婚
2019年8月7日、フリーアナウンサーの滝川クリステルと結婚することを報告した。翌日、事務所の関係者を通じて地元横須賀市に婚姻届を提出。
滝川氏について「政治家・小泉進次郎から人間・小泉進次郎にしてくれる存在」と表現し、「父としては小泉純一郎のような父親になりたい」と語った。
不倫報道
週刊文春は、小泉進次郎が2015年に実業家で子持ちの人妻と不倫関係になり、しかもホテル代を政治資金で支払っていた疑いがあると報道した。しかし民放各局はこのネタを扱わなかった。関係者によると、「どの局の女子アナも小泉進次郎と頻繁に合コンしていたため、ヘタに報道すると身内から何が出てくるか分からない」のだという。[3]
セクシー発言
2019年9月、ニューヨークで行った国連の環境イベントでの記者会見で、「気候変動のような大きな問題は楽しく、かっこ良く、セクシーであるべきだ」と発言し話題となった。なお、この発言は英語で行われたもので、記者会見に同席していたクリスティアナ・フィゲレス気候変動枠組条約事務局長が『この問題(環境問題)に取り組むことはセクシーなことでもある』と前もって発言していたものを引用したとみられるが、ロイター通信が小泉大臣の発言として報じたことで大きな話題となった。
2019年のユーキャン新語・流行語大賞候補に『ポエム/セクシー発言』としてノミネートされた。
小泉進次郎構文
2019年9月17日に福島第一原発事故で発生した除染廃棄物の最終処分場の具体的な目処を聞かれた際、「私の中で30年後を考えた時に、30年後の自分は何歳かなと発災直後から考えていました。だからこそ私は健康でいられれば、30年後の約束を守れるかどうかという、そこの節目を見届けることが、私はできる可能性のある政治家だと思います」と発言。
また、9月25日には、国連の気候変動サミットで温暖化対策の遅れが指摘されたことに対して、「今のままではいけないと思います。だからこそ、日本は今のままではいけないと思っている」と発言した。
ネット上では、「何を言ってるのかわからない」といった声が上がり、何かを語っているようで何も語っていない発言を指し『小泉進次郎構文』というTwitter大喜利が発生する状況となってしまった。
他にも、2020年2月20日の衆院予算委員会で、新型コロナウイルス感染症対策本部の会合を欠席し、地元で後援会の新年会に出席していた問題について釈明をした際に、「反省しているんです。ただ、これは私の問題だと思うが、反省をしていると言いながら、反省をしている色が見えない、というご指摘は、私自身の問題だと反省をしている」と発言したことも話題となった。
「おぼろげながら浮かんできたんです 46という数字が」
2021年4月23日に、温室効果ガス削減目標を26%から46%に引き上げられたことについて聞かれた際、「おぼろげながら、浮かんできたんです。46という数字が」と答えたとしてネット上で炎上した。
この発言の意図など詳細については単独記事「おぼろげながら浮かんできたんです 46という数字が」を参照されたい。
関連動画
関連サイト・関連項目
脚注
- *『小泉進次郎氏、YouTube「握手無視」動画で初めて釈明 「有権者とふれ合いたかった」』、MSN産経ニュース、2009年7月26日。
- *『自民総裁4選、支持1割=次期首相トップは小泉氏-時事世論調査』、時事ドットコム、2019年03月15日。
- *小泉進次郎氏の不倫報道をワイドショーがスルーするワケ 2019.12.28
- 16
- 0pt