小結とは、大相撲の地位である。
概要
三役の最初であり前頭より給与が上がる(関脇と同等、大関はまた別の給与基準がある)。
おおむね前頭筆頭で勝ち越すか、前頭上位で好成績を挙げれば昇進できる。ただし東西に最低一人ずつ必要なため、適当な成績を挙げた者がいない場合前頭5、6枚目で8勝7敗でも昇進する場合がある。稀に前頭筆頭で大勝ちしたりすると小結を飛び越して関脇に昇進する例もある。
横綱、大関全員と対戦する事が必須の地位であり、小結から関脇に昇進するのは大変厳しいとされる。大関に昇進するためには関脇になるのが必須条件のため、大関に近付いた関脇と小結止まりだった力士とは力の差はやはり大きいと言える。
大関に昇進するには「3場所連続で三役に在位し、通算33勝以上」が必要と言われており(ただし日本相撲協会はこれを否定している)、小結で勝ち越すことは大関昇進の起点になると言われている。
平成以降で大関に昇進した力士で3場所前が平幕だった力士はいない。琴光喜が3場所で通算34勝を挙げた事があるが、最初の場所が平幕だったため大関昇進を見送られたのは典型的な例である。2018年夏場所後、栃ノ心が14勝(前頭3枚目・優勝)-10勝(関脇)-13勝(関脇)の計37勝で大関に昇進し、慣例は破られた。優勝した初場所では平幕上位のため横綱・大関との取組が3番組まれており、三役での10勝と同等以上の成績と判断されたとみられる。
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