小豆島は香川県北部の瀬戸内海にある県内最大の島である。小豆島町・土庄町の二つの自治体により構成されている。この二つの自治体についてもこの記事で説明する。
概要
古代、小豆島は吉備国児島郡に属していたが延喜式により讃岐国に属することになる。そして平安から南北朝時代まで皇室御領として伝領されることとなった。
その後、豊臣政権から徳川政権に移った江戸時代のころには江戸幕府の天領地として倉敷代官所に管理されることになったが、天保(元号)の時になると津山藩の領地となった。
明治維新以後、廃藩置県により倉敷県に属することになったが後に香川県に編入(ここで現在の形になった)。明治23年に町村制が施行されると複数の村が発足し、後に昭和の大合併・平成の合併を経て小豆島町と土庄町ができた。
主な産業は醤油・オリーブ(日本における生産の発祥地)・手延べそうめん・石材。映画の舞台にもなったりしている(例:二十四の瞳)
小豆島町
基本データ
- 人口:13105人(2023年現在)
- 面積:95.63k㎡
- 世帯数:6,654戸
- 人口密度:167.13人/k㎡
- 町の花:オリーブ
- 町の木:オリーブ
- 将来像:オリーブライフ小豆島 ~煌く海 瞳輝く 実りのまち~
- 姉妹島:ギリシャ ミロス島
町概要
香川県最北端の自治体。2006年(平成18年)3月21日に小豆郡池田町・内海町が対等合併して誕生した。日本におけるオリーブ生産発祥地が存在する。佃煮や醤油・そうめんの生産が多い。
主な観光地は寒霞渓・二十四の瞳映画村・醤の郷(内海地区にある醤油蔵建築が密集する所)など。特に寒霞渓は地殻変動などで水や風によって削られた岩や岸壁が独特な光景を醸し出しており、日本三大奇勝の一つとして数えられることがある。
土庄町
基本データ
- 人口:14,902人
- 面積:74.39k㎡
- 世帯数:6,253戸
- 人口密度:200.32人/k㎡
- 町の花:つつじ
- 町の木:ばべ
- 交流都市:岡山県津山市(締結理由は前述)
- 友好都市:富山県南栃市
- ふれあい交流:大阪府大阪市浪速区
町概要
- 小豆島町の北西部に位置する。地図を見ると小豆島町にのっかってるように見える。
- 町域には小豆島の西にある豊島・小豊島(どちらも有人島)も含んでいる。ちなみに豊島では産廃業者が1975年から16年間産業廃棄物を不法投棄・焼却していた(その後兵庫県警が摘発、事業者は住民に慰謝料を、香川県は住民に謝罪・廃棄物の撤去をすることを定めた調停が締結された)
- 小豆島の左端に半島っぽいものがあるが実は世界一狭い海峡である土渕海峡によって分断されているためれっきとした島である。ちなみにこの島の名前は鹿島(別名前島)と呼ばれている。
- 電力供給先は中国電力である。
- ZAGZAGやダイキ(ホームセンター)といった商業施設が密集している。
- かどや製油の発祥の地である。
島の交通
小豆島関連のメディア作品
小豆島関連の人物
関連動画
リンク
関連項目
脚注
- *作者の出身地・故郷でもある。なお、マンガ版での舞台は作者は意識していないが、アニメ版では小豆島および同島の土庄中学校が舞台として明確に設定されているため、現在は「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」に認定されアニメファンによる聖地巡礼の対象となっている。
- *2012年の放送(特別編)で登場。もこみちがオリーブをもらい、一時期は小豆島のオリーブオイルで料理していた(在庫切れの後は市販のオイルに戻っている)
- *2014年公開の実写映画版で小豆島町がロケ地になっており、小豆島オリーブ公園内にオープンセットが移設されている。
- *戦国時代の武将。当時の領主であり、豊臣秀吉からバテレン追放令が出たときに棄教を拒否した浪人やキリスト教の神父たちを小豆島に匿ったという。
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