少年のアビスとは、峰浪りょうによる漫画である。『週刊ヤングジャンプ』にて2020年13号から連載中。
概要
峰浪にとって『溺れる花火』、『ヒメゴト〜十九歳の制服〜』、『初恋ゾンビ』に続く4作目となる連載作品。
絶望の深淵に漂う少年を主人公とした、“心中”をテーマに人間の欲望と心の闇を映すスーサイドラブストーリー。
「次にくるマンガ大賞2021 コミックス部門」では11位を獲得した。
2022年9月2日から10月21日まで、毎日放送の「ドラマ特区」枠でドラマが放送された。主演は本作のファンであり、連続ドラマ初主演となる荒木飛羽。
あらすじ
高校三年生の黒瀬令児は、狭い田舎町の中で、自分勝手な母親や引きこもりの兄、介護を必要とする祖母、粗暴な幼馴染に振り回され、陰鬱な気分で日々を過ごしていた。
ある日の夜、使いパシリとしてコンビニでタバコを購入しようとしたところ、初めて見る女の店員から制服を理由に断られ、仕方なく恋人たちが身投げして心中したという伝説が残る情死ヶ淵を眺めていると、先ほどの店員がホームレスらしき男に廃棄弁当を渡している所に遭遇する。
間近でよく見ると、その女店員はもうすぐブレイクすると言われているアイドルグループ「アクリル」のメンバーの青江ナギであった。
一緒に一服したのをきっかけに町を案内した後、彼女は情死ヶ淵の話題を出し「私たちも今から心中しようか」と令児に持ちかける。
最後の思い出としてナギと彼女のアパートでセックスした令児だったが、そこに廃棄弁当を貰っていた男が訪れ、ナギは男を「私の夫」と紹介する。
知らぬ間に不倫をしていたという事実に軽いパニックを起こした令児はアパートを飛び出し家へ戻る。
翌日、コンビニの前でナギを見つけた令児は彼女の手を取り、雨で増水した川まで走り出し、今まで溜め込んでいた鬱屈とした思いをぶちまけた後、二人で入水自殺を試みるが、偶然通りかかった担任の女教師に阻止され、彼女の家で保護される。
しかし、彼はひょんなことからこの女教師とも肉体関係に発展してしまう。
これを機に令児は様々な人物の深く暗い所を覗いてゆくこととなる。
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関連項目
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