悩める若者へ
どうした?何か悩みでもあるのか? 御仏はお見通しだ。隠さずに言ってみなさい。
ふむ。少林拳の映画を観たいのなら、そう言えばいい。ここでは誰でも希望するものは、映画『少林寺三十六房』を
知ることが出来る。 自分からはっきり言わないとわからんではないか。
少林拳の映画を観たいのは何か理由があるのかね?
…ん。もういい。 いいかね。御仏は争いごとを好まれん。二度と、物騒な事は言ってはならないぞ。
この記事には様々な項目があるが、どの項目から読んでいきたい?
なにっ。面白くなさそうな映画だから『ドランクモンキー酔拳』を観るだとっ!? たわけっ!!
少林寺三十六房とは
1978年に香港で公開されたアクション映画であり、少林拳を扱った作品の中でも特に人気の高い名作である。
日本では1983年に公開され、日本にカンフーブームを巻き起こした わけではなく、ゴールデン・ハーベストが
生み出したジャッキー・チェンやブルース・リーの活躍により、カンフーブームが到来、本作も彼らの人気にあやかって
公開されたのかもしれない・・・
ちなみに主演のリュー・チャーフィーは後にキル・ビルシリーズにも出演している。ヤァー!
日本劇場版のみ、山崎アキラが歌う、超カッコイイ主題歌が追加されている。 <ホアアアア!
OPとクライマックスは主題歌との融合によって異常なほどの熱さを感じる。 <ホォォォォウ ケン!
2013年6月に続編である『続少林寺三十六房』と『新少林寺三十六房』も含めたブルーレイBOXの発売が決定。
三十六房を知らずして少林寺は語れない。 3000セット限定生産!逃すことなかれ!
ストーリー
明が滅ぼされ、清の圧政により苦しむ人々。
主人公 裕徳(ユウテイ)も、その中の一人であり、清によって家族・友人を次々と失っていく。
まともに暮らせないこんな世の中じゃ…POIZON。 と感じた裕徳は武芸の名門として知られる少林寺へと目指す。
辛くも追ってから逃れ、親切なオジサンの助けで少林寺へたどり着いた裕徳は出家し、三徳(サンテイ)と改名する。
1年間の下積みを経て、三徳は拳法を学ぶための三十五の修行房への挑戦をはじめる。
各房にはそれぞれ住持がおり、彼らの許可を得なければ先に進むことが出来ない仕組みになっている。
三徳は過酷な修行をわずか5年で制覇し、戒律院の僧たちを驚かせる成長を遂げた。
最後の関門、戒律館総長をも破り、彼は下山を許されることになる。
7年ぶりに帰った故郷であったが、昔と変わらぬ散々な状況であり、彼は同士を集めて、悪の親玉であるティエン将軍
の討伐を目論むのであった。
少林寺・戒律院・三十五房
本作の見所はまさしく主人公三徳の修行の舞台となる三十五の房である。
これらは少林拳を学びたい者であれば、誰でも挑戦することが出来る。
挑戦者は三十五房から始まり、最後の『頂房』を目指すことになる。 三徳は無謀にも頂房から挑戦したが…
タイトルには三十六房とあるが、これは三徳が下山後に才能ある若者に拳法を教えるために開いた新たな房である。
ここでは本作に登場した10房の説明を。
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池の中央に浮かぶ木の束を走り抜ける修行。 |
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本格的な肉体訓練開始。ここからが本当にやばい。 |
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10斤の重りを12尺の竹ざおの先端に付け、師範代が叩く木魚に合わせてそれで鐘を鳴らす。 |
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暗闇の部屋で行われる。目の前の蝋燭の火を顔を動かさずに目だけで追う修行。 |
頭力房 |
通路に設置されたサンドバックに頭突きをしながら前進するというもの。 |
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拳法の型を取ったり、組み手が行われる修行房。 |
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足技を修行する房であり、内容は火の輪の奥にある瓶を蹴りで粉砕する修行。 |
刀術房 |
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名前の通り、棒術を学ぶ修行房。ビリー・カーン養成所。 |
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三十五房最後の房であり、ここで学ぶのはなんと御経である。 |
登場人物
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本作の主人公。吹き替えは池田秀一氏。 元々はただの学問塾に通う学生であった。しかし三十五房をわずか5年で制覇という 異常な成長を見せる。これは少林寺の新記録でもある。 本当にただの学生だったのであろうか。 真面目に修行に取り込む半面、ズルをしようとしたり若干抜けている部分も持っている。 総長の2刀流を破る秘策として新たな武器「サンセツコン」を編み出す。 |
少林寺戒律院の一番偉い御方。 異常といってもいいほど寛大な人物であり、不法侵入にも関わらず三徳少林寺滞在 を許すほどである。 門外不出の少林拳を世間に広めようとする三徳に対し、罰という名目で下山を許す。 彼がいなかったら街はズタボロになっていた。 |
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少林寺の僧を束ねる最強の男。中身もリアル師範代。 復讐心の強い三徳を追放するよう館長に進言するなど、三徳に冷たい態度で接する。 三十五房を制覇した三徳に『修行に終わりはない』と、最後の関門としてたちはだかり、 三徳を圧倒。2つの短剣を巧みに扱い、三徳に17回もの当身を浴びせている。 サンセツコンを編み出し、互角以上の動きを見せ始めた三徳に潔く負けを認め、三徳 の実力を認めた。館長の心中を察し、三徳に下山の命も与えている。ツンデレ。 清の将軍が少林寺侵攻を考えていたが、総長がいる限り、それは無理ゲーである。 |
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清の将軍で本作における悪の親玉。 将軍の座に居座るだけあってその実力はモノホン。 物語冒頭にてイン将軍を一騎打ちで圧倒、武器を失くしたイン将軍に素手で相手に なるなど舐めプレイも見せている。 脳筋であり、三徳とその同士達の策にまんまと嵌り、単騎で三徳と対峙。 クライマックスに相応しい激闘を見せるかと思いきや、見せ場もなく敗れ去った。 |
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「だいたいお前達、俺が誰かわかってるんだろうな?」 「もちろん知ってますとも。将軍の次に偉いタン・サンヨー様です!」 テイエン将軍の部下であり、金と女にしか目がなく、残忍な性格の持ち主。 7年後も変わりなく残虐な行為を行っていたが超人と化した三徳の前に敗れる。 最後は怨みを持った村人の手によって切り裂かれてしまう。 上記のセリフを言われると機嫌を良くするわかりやすい人物。 |
清の行く末を案じ、立ち上がった勇士。6人の仲間がいたらしいが全員死んだらしい。 彼も将軍なのだが、たった一人で金大人(悪の元凶)の暗殺を狙ったが失敗。 ティエン将軍に敗れてしまう。部下の一人や二人いなかったのであろうか。 実力もそこまでなく、頭も良くなかったのであろう。かませ犬である。 また、どっかの偉い人から期待されていたらしい。エェ・・・・ |
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三徳が少林寺に向かっている最中に出会う心優しき飯屋の親父。 だが、その正体は石破茂幹事長である。 |
関連項目
どうだ?
何?長いから飛ばし読みした? 戯け者!!
もう一度三十五房から出直せいっ!!!
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