概要
元々は個人経営の居酒屋がメインであったが、白木屋をはじめとした居酒屋チェーン店の発展により、大学生や女性の来客も目立つようになった。店によっては、昼間にワンコイン定食を提供するところもある。
チェーンの居酒屋では、おつまみだけではなく、洋食風の料理や女性向けメニュー、スイーツなども多数取り揃えるようになり、また値段の安さも強調している店もよく見られるようになった。一方で気軽に一杯ひっかけられる立ち飲み形式、食堂と飲み屋がセットになった形式のバル、CSのスポーツチャンネルを常時放送しているスポーツバーや英国式パブなど、海外スタイルを日本式にアレンジした店舗も増えている。
上記のように値段の安さを売りにした結果、2019年現在では居酒屋と競合する業界が増え始めている。
牛丼チェーンの松屋はビールとつまみの低価格提供をし、ラーメンチェーンの天下一品は一部店舗で同じくビールとつまみの低価格提供をし、コンビニチェーンのセブン-イレブンは都心部では客席を設けて気軽に飲める場所を提供し、ファミレス各店も呑みメニューの提供をしはじめた。
ワタミを例とする居酒屋が低質ながら安いメニューを出す中で、顧客層は「これなら他の店の方が同じ値段で旨いもん呑み食いできるんじゃね?」と思い始めたのかもしれない。この様な中で、居酒屋の価値や独自性といったものを、顧客に改めて提示する必要があると言える。
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