履き物とは、靴やサンダルなど足に着用するものの総称である。
「戦場の絆」動画投稿者については「履き物(動画投稿者)」を参照。
概要
履き物とは足や足裏の保護、衛生のために足に着用する物の総称である。靴がないと地面の凹凸・異物が突き刺さり、歩行の衝撃がダイレクトに伝わってしまうなど多大なストレスや疲労・負傷の原因となる。国によっては家の室内においても用いられる。
材質は木、皮、天然繊維、合成繊維、ゴムなど。足裏を保護する板や布をどのように足に固定するかで構造的に大きく分類することができる。
地域ごとの地理・気候・文化の特性や、スポーツ等用途の違いなどから男女・子供用まで様々な種類が存在する。それ故、履き物にも用途やファッション、TPOに応じた使い分けが求められる。例えば一般的に仕事等フォーマルな場ではサンダル類の着用はマナー違反となる。また日本など東アジアの国々では、屋内では履き物を脱ぐという風習があり、「上履き」「下履き」などの概念が発展した。
- 現場での安全や踏み抜きといったトラップ対策として先端や底面に鉄板が入っているものも。
- 靴の状態を見て個人の性格や熱意・違和感を読み取る方もいる。
- 変装の際には意外と盲点になりがちで、同じ靴を履いている事で変装を見抜かれる場合も。
- 履いている靴を蹴飛ばして天気を占う下駄占いのような遊び方もある。
- かんじきなど、雪に対して設地面積を増やし沈まないものも生活の知恵。(無限軌道と同じ原理)
- 「サボる」の語源は木靴だが、どう扱ったかによって諸説ある。厳密にはサボタージュとも。
- フィクションなど、デザイン・色や柄模様でキャラクターの個性を出す一手段としても用いられる。
ちなみに救急車を呼んだ際、救急隊員の靴は担架が運び出しやすいようあらかじめ脱ぎ方が訓練されているため、よかれと思って綺麗に揃えてはいけない。むしろタイムロスになり逆効果。
「救急隊員が脱いだ靴はそのままにして」投稿が話題の消防隊員に仕事中に困っていることを聞いてみた(1/3 ページ) - ねとらぼ (itmedia.co.jp)
履物の種類
靴
足全体を覆うタイプの履物の総称。一般的には西洋靴を指す。構造としては靴底
- 素材による分類:革靴、木靴、ゴム靴、布靴、ビニール靴 等
- 特定の用途専用靴:バレーシューズ、テニスシューズ、登山靴、スケート靴 等
- ヒールの高さ:ハイヒール 等
- スニーカー
- パンプス
- ローファー
- 安全靴
ブーツ・長靴
靴のうち、特に足首よりも上の部分まで覆うタイプの履物。丈の長さや用途によって種類分けがされている。
- ブーツ
- 特定の用途専用靴:乗馬ブーツ、スキー靴、オートバイ用ブーツ
- 軍靴:軍用ブーツ
- 長靴:一般的には雨の日もしくは水仕事をする場所で使用する履物
- 胴付き長靴:川にはいるときや水仕事をする時に履く履物。大きい物なら胸まで覆ってしまう。
- 安全靴
サンダル
木やゴム等でできた、靴底を紐やバンドで足に固定するタイプの履物の総称。特に温暖な地域でよく見られる。フォーマルな場には向かない。
- ビーチサンダル:ゴム草履。百均でも打っている定番品。
- ミュール:ヒールの高いサンダル。装飾性が強い。
- ビルケンサンダル:2-3本の独立したベルトで足に固定。
- サボサンダル:かかとだけを出したタイプのサンダル。最近流行の「クロックス」もこれ。
- ゴムサンダル:一体成型のゴム製サンダル。安い。トイレ等でよく見かける。
- 突っかけ:便所サンダル。土間に一時的に降りる時などに使われ、旅館の玄関等にもたまに置いてある。
- ガンディーサンダル:板についたつまみを親指と人差し指で挟んで履く。指の筋力がかなり必要。
スリッパ
先端部にのみカバーがついており、そこに足を差し込んで履くタイプの履物。一般的には屋内履きとして使用される。20世紀初頭に家の中で靴を脱ぐ週間がない外国人のために考案した上履きが原型であるといわれている。
日本の伝統的な履物
欠点
- サイズの合わない靴は大きなストレスとなり、靴擦れや激痛など悲惨なことに。
- 足を靴に慣らしておかないと疲労が増えやすい。遠足などでは"履き慣れた靴"とも呼ばれる。
- 用途に応じた靴でないと地面の凹凸や衝撃が足に伝わりやすい。(登山靴など)
- 足の指や甲・素肌が大きく見えるものは汚れや虫刺されといった欠点がある。
- 構造上、サンダルや下駄を除けば奥行きのあるものが多い。
- 軍隊のブーツ、セールスマンの革靴など、磨いてピカピカの状態にするのは一苦労。
- 泥落としやマットがないと室内に泥や汚れを持ち込んでしまう。
国語の例題として
「ここではきものをぬいでください」という国語の問題に用いられる。
関連項目
ニコニコ大百科に記事がある履き物
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