山うにとは、福井県鯖江市河和田地区で作られている赤い柚子胡椒である。
概要
福井県鯖江市河和田地区で伝統的に作られている、柚子と赤唐辛子と塩で作られている薬味。
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柚子と唐辛子を使った薬味を「柚子胡椒」と言うが、その一種と言える。柚子胡椒には緑の唐辛子を使ったものが多いが、「山うに」は赤唐辛子を使う。ただし、赤唐辛子を使った柚子胡椒は他の地域にも存在しているので「赤い柚子胡椒=山うに」というわけではない。
鍋物・味噌汁・蕎麦・そうめん・うどん・豆腐・おでん・たこ焼き・パスタ・サラダのドレッシングなど、様々なものに加えて食べられる。
地元の珍味として、企業とのコラボ商品が開発されることもある。2018年にはカルビーから「カルビー ポテトチップス 山うに味」が発売されたり、ローソンから「手巻おにぎり シーチキン山うにマヨ」と「チキンポテト&豚しゃぶサンドイッチ(山うに風味)」が発売された(どちらも期間・地域限定商品)。
「山うに」に使われる唐辛子は「赤ナンバ」と「鷹の爪」[1]。「赤ナンバ(赤なんば)」とは「福耳とうがらし」のことであるらしい[2]。
「うに」と名は付いているものの、上記の通り材料にウニは使われていない。同じ福井県の名産としてウニの塩加工食品「汐うに」があり、その「汐うに」に外見がよく似ているので「山うに」と名付けられたという説が有力とされる[3]。
類似した呼称の珍味として、熊本県の五木屋本舗が製造している「山うにとうふ」がある。だが、そちらは「豆腐の味噌漬け」を現代風にアレンジしたものであり、全く異なる食べ物であるので注意。
関連動画
関連リンク
- 山うに – めがねのまちさばえ 鯖江市
- 山うにって何!?鍋にもお肉にも洋食にも合う万能薬味の作り方を教えてもらいました | Dearふくい|福井県のローカルメディア
- 今話題!鯖江の伝統ある薬味「山うに」が食べられる飲食店6選 | Dearふくい|福井県のローカルメディア
関連項目
脚注
- *河和田の伝統薬味「山うに」 - YouTube
- *山うに – めがねのまちさばえ 鯖江市
- *福井の和食 | 福井県観光情報ホームページ ふくいドットコム、山うにの越前隊【公式】さんはTwitterを使っています: 「ありがとうございます! はい、ご存知の通り、海のうには入っていなくて見た目が塩うにに似ているから…という説が有力です。」 / Twitter
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