山南修とは、『宇宙戦艦ヤマト』シリーズの登場人物である。『ヤマトよ永遠に』に登場した。リメイク作品『宇宙戦艦ヤマト2199』とその後のシリーズにも登場している。CV:小林修(永遠に、ゲーム版)、江原正士(2199以降)
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概要
「2」や「新たなる旅立ち」の間、ずっと正式な艦長が不在だったヤマトの2代目艦長に就任。それまでは、イカルス天文台へ併設された宇宙戦士訓練学校の校長として、長年にわたって新世代の人間教育を行っていたとされている。容姿は、同じく宇宙戦士訓練学校の校長だった土方竜と、髪形が似ている。宇宙戦士訓練学校では、校長の髪形も規則で決まっているのだろう。
なお、フルネームが設定されたのはリメイク作である「2199」からで、それまではゲームなどでも性しか設定されていなかった(ちなみに、修の由来は担当声優であった小林修に由来という説が有力視されている)。「2199」では兵庫県出身で、2199年時点で48歳。肩書は戦艦キリシマの艦長で、階級は「一佐」とされた。
作中での活躍
『ヤマトよ永遠に』
暗黒星団帝国による地球侵攻を受け、地球を占拠する黒色艦隊を撃破するべく、ヤマト艦長に就任。だが、地球で抵抗組織を立ち上げた藤堂長官と通信した結果、地球を占拠する敵艦隊を撃破しただけでは不十分であること、特に、地球に撃ちこまれた重核子爆弾のコントロール機能を停止させるには、敵の母星を叩く必要性が高いとの結論に至ると、ヤマトを暗黒星団帝国の母星へ発進させる。
山南の指揮するヤマトは、敵の待ち伏せや偽装工作といった抵抗を乗り越えた末に、敵母星デザリアム星を撃破した。だが、彼自身は最終決戦時に艦長席が被弾し、戦死してしまう。
性格・指揮は冷静沈着で、多数のゴルバ型要塞による待ち伏せ攻撃を受けた際には、巨大な敵要塞に張り付いて盾にすることで時間を稼ぐ、最終決戦で自身が致命傷を負っても狼狽することなく「部品の一つが壊れただけだ!」と古代たちを叱咤激励するなど、沖田や土方に劣らない優秀な指揮官として描かれている。
「新たなる旅立ち」から「ヤマトよ永遠」をモチーフにした、PS2ゲーム版では往々にして艦隊司令として登場。特に「永遠に」をベースにした「二重銀河の崩壊」では、改アンドロメダ級戦艦「しゅんらん」を旗艦とする第七艦隊司令官として登場。原作以上の柔軟性を持つ指揮官としてヤマトと共同で戦い、プレイヤー次第では無事に生還する。
『宇宙戦艦ヤマト2199』
上記のように、沖田十三が指揮を執る第一艦隊の旗艦・戦艦キリシマの艦長として登場。ただし、土方に似ていた容姿は、かなり変更されている。「永遠に」では、土方とほぼ同年齢のような顔つき・髪の色であったが、「2199」では土方より8歳年下で、色白な顔に、頬や顎にひげを生やしている(髪の色も白くない)。コートの襟の色は緑色。
ヤマト発進に際しては、先輩で上官の土方らと共にヤマトを敬礼で見送った。その後の登場は、回想シーンにおいて、劇中から8年前のガミラスとのファーストコンタクト時も、キリシマ艦長であったらしいことが示されている以外には、特にない。どうやら、人間教育にしても艦長にしても、長年にわたって同じ仕事を続けるのが好きな人という設定らしい。
外伝的位置付けの「星巡る箱舟」の冒頭にも、若干登場。ヤマトを見送った後、月基地に取り残されていた空間騎兵隊の救援を行ったシーンが描かれている。
『宇宙戦艦ヤマト2202』
地球艦隊の総旗艦・戦艦アンドロメダの艦長として登場。階級は「2199」と同じ一佐。
外観に特に変化は無いが、コートの襟の色が青色の物になっている。
旗艦の艦長、という意味では、立場・役職に大きな変化は無いように見えるかもしれないが、通常の艦隊旗艦の艦長ではなく総旗艦の艦長になった、という意味では、少し格が上がったともいえる。昇格と引き換えに、魔の艦長席より強力な死亡フラグが立ったのか、あるいは戦艦アンドロメダに生存フラグが立ったのか?どちらなのかは、今後の展開に注目である。
楽観的な態度と若干キザな言い回しを見せながらその内心は現実主義的であり、地に足を付けて地球の未来を見据えている。
イスカンダルへの航海を経たヤマトクルーを「浮世離れ」していると評し、反乱艦となって発進したヤマトを率いる古代艦長代理に現実を見るように諭す。しかし説得は失敗し、アンドロメダの戦力を以って立ちはだかる事になるも、沖田の息子達の頑固さを見ると口元が緩んだ。
今作ではヤマト艦長席の沖田のレリーフは追跡の中止後に山南の指示でアンドロメダから移乗された物となっている。
土星沖海戦では物量に物を言わせるバルゼー率いるガトランティス艦隊に対して更なる力を見せ付け、白色彗星のガス帯を取り除く事に成功するも都市帝国を相手に敗走。宇宙防衛大学の同期生であった安田俊太郎艦長の指揮するアポロノームの犠牲により離脱に成功する。
その後、破滅ミサイルの追撃を受け悪名高い反転180度の司令を発するも生存しており、異例のしぶとさを見せた。
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