山口県(やまぐちけん)とは、日本本州の中国地方、最西端に位置する県である。
概要
山口県県章
山口県イメージ
山陰側を日本海、関門海峡を挟み、山陽側を瀬戸内海に囲まれ、東は島根県、広島県と接し、西は関門海峡を挟んで福岡県が隣県である。
瀬戸内海・関門海峡側は太平洋ベルト地帯の瀬戸内工業地域、北九州工業地帯所属の典型的な臨海工業地帯である。日本海側は綺麗な海の良質な海産物を中心とした漁業が盛んである。
山陽新幹線停車駅が新岩国、徳山、新山口、厚狭、新下関と五駅あり、広島と並び県内の停車駅が多い(そのうち新山口はのぞみが停車する)。また、工業が発展していることから人口が10万人以上の都市も東から岩国市、周南市、防府市、山口市、宇部市、下関市と6つもある。それに対し、最大人口を持つ下関市で30万人に届いておらず、西側は福岡寄り、東側は広島寄りの経済圏となっている(一方で、長門と周防の文化や気質の違いはあれど、県民同士の団結力が比較的強いといわれている)。
名産品に和菓子の「外郎」(ういろう)があるが、うるち米の米粉が主原料の愛知県名物や小麦粉が主原料の三重県伊勢名物のもちもち、ねっとりとしたものとは系統が違う、蕨粉を主原料とするわらび餅に近いぷるぷるとした食感を持つ似て非なる物である。
幕末にヨーロッパへ密航留学した井上馨、伊藤博文等五人を長州五傑(長州ファイブ)と呼んでいる。
軍人では日露戦争旅順要塞攻略戦での余りの人的損害の多さから戦下手と世論から非難され、そして、軍人、武士、人として清廉な振る舞いから次第に評価され、遂に軍神に迄神格化され、戦後の司馬史観では再び愚将と評価された毀誉褒貶の激しい乃木希典大将が有名。(出生地は江戸)
長州藩が明治政府の設立に関わったこともあって、長州閥とも言われる政治勢力をがあり、伊藤博文、山縣有朋、桂太郎、寺内正毅、田中義一、岸信介、佐藤榮作、安倍晋三の8人の内閣総理大臣を輩出した保守王国である。[1]
長州閥・保守系政治家ではないが、宇部市出身の民主党菅直人党首が、2010年6月8日に9人目の山口県出身の内閣総理大臣となった。(選挙区は東京第18区)しかし、彼に関しては当時の県知事をはじめ山口県出身の総理大臣9人目であることに難色を示している。
ちなみに都道府県名を持つ苗字の中では山口が最も多い。
山口勝平(福岡県民)など。(全国順位14位・157000件)
山口県の市町村一覧
山口市
歴史
応仁の乱以降、都落ちして来た貴族・武士などにより栄え、西京銀行等にその名を残す、大内氏文化の下で栄えた「西の京」「西京」であり、寺社仏閣の多い観光地「小京都」の一つ。
特に、山口のシンボルとして有名な瑠璃光寺五重塔(国宝)、雪舟築庭の庭園が名高い常栄寺などが知られる。
内陸の盆地なので夏暑く、冬寒いのも京都と同じである。
日本初の教会を1551年に建立したキリスト教宣教師/イエスズ会士フランシスコ・ザビエルの遺骨が眠る、1952年建立の山口サビエル記念聖堂がある。ザビエルはインド副王使節としての外交も担った。
現在山口県内で「やまぐち」と平易に言えば山口県のことであり、「や」まぐちと「や」にアクセントを置いて言えば山口市のことと使い分けられる。
観光
温泉地・繁華街湯田温泉がある。小京都と呼ばれるだけに大内氏統治時代の寺社仏閣等の名勝が充実している。
行政・交通・産業
山口県県庁所在地であり、国立大学山口大学キャンパス、はなっこりーを生んだ、山口県農林総合技術センターがある。ユニクロでお馴染みのファーストリテイリング本社がある。豆入り外郎「豆子郎
」の発祥の地で本社がある。
全国の県庁所在地で最も人口が少なかったりしたが、2010年に阿東町を編入したため最下位脱出。山口市中心商店街は他地域では見られない独自性を持った店舗がある。スペイン・パンプローナ市との姉妹都市提携に因んでスペインフェスタを毎年開催のスペイン推しである。
経済圏としては下関・宇部・周南に劣る。山陽本線を市の中心部に通さなかったことが大きな原因である。
県庁及び山口大学周辺地域は広々として綺麗で立派な車道と歩道が整備されている。
平成の大合併で交通の要衝、小郡町を吸収併合。合併前からJR小郡駅からJR新山口駅に改名した待望の新幹線のぞみ停車駅を合併後に手に入れた。が、山口市市街地の玄関口JR山口駅へのJR山口線の列車本数は相変わらず少なく、不便である。
JR山口線は島根県津和野町まで走る人気の観光列車SLやまぐち号がある。
下関市
地理
旧名赤間関市。関門海峡を望んで、関門大橋、人道、車道、鉄道の在来線、新幹線の4本の関門トンネル、彦島-小倉の関門海峡フェリー(2011年11月末営業休止)、唐戸-門司の関門連絡船
で北九州市と繋がっており経済圏的に一体化している。買い物などで日常的な交流も盛んである。
合併前は▽に似ていたが、菊川町、豊田町、豊浦町、豊北町との合併後は薩摩芋の様に縦に伸びた形状に近い。
人口県内一とは言え、政令指定都市北九州市が隣接しているので(略。
歴史
赤間ヶ関、馬関(ばかん)とも呼ばれた交通の要衝であり、九州との連絡、かつては朝鮮半島や大陸への玄関口でもあった。
日本史では武蔵小次郎の決闘の巌流島や壇之浦(源平合戦、下関戦争)が良く採り上げられる。
交通
下関港-韓国釜山港を往復する関釜(かんぷ)フェリー(釜山側の会社は釜関(ぷかん)フェリー)があり、ナップザック(リュック)を背負った海外からの旅行者が利用している。そのほか、下関港-中国青島を結ぶオリエントフェリーや下関港-中国上海・太倉港を結ぶ蘇州下関フェリーが存在する。(それぞれ週2便)
JR下関駅は2006年に放火で駅舎が焼失したが、2014年に再建した。下関駅近隣に漁港があるので、磯臭いとか魚臭いとか言われる漁港町でもある。「磯くせぇーっ!」と言われたら下関市民は「おにぎり波!」と答礼しておこう。
新幹線停車駅は「新下関駅」。下関駅ではない。山陽本線で新下関駅-幡生駅-下関駅と幡生駅を挟んで路線が繋がっている。幡生駅は山陽本線と山陰本線の分岐点である。
かつては市内に「山陽電気軌道」という私鉄が存在し、市内で路面電車を運営していたが1971年に全線廃線となった。これにより山口県内から3セク鉄道を除く私鉄が消滅した。その後同社は「サンデン交通」と商号を変更しバス事業者として存続している。
商圏
下関駅前に大丸・専門店街・ダイエーからなる大型商業施設『シーモール』を擁し商業都市として発展して来たが、シーモールは郊外型ショッピングモールの台頭及び対岸の北九州市小倉の商圏と重なる為に勢いが無く、ダイエーが撤退してしまった。
個人商店が並ぶ典型的な駅前アーケード街、生鮮食料品と生活雑貨と焼肉料理店、韓国・朝鮮家庭料理店が中心の『グリーンモール』は200余りの店舗がある。「リトル・プサン(釜山)」を名乗り、韓国通貨ウォンが使えたり、免税店もあり、韓国からの観光客・買い物客誘致にも熱心である。
高杉晋作に由来する『晋作通り』、豊前田商店街は歓楽街であり、アルコール飲料を供する酒処・飲み屋さんが多い。地方都市故に多くの飲食店が22時前には営業終了。深夜営業の店舗は少なく、東京の秋葉原並にとても健全な歓楽街である。
また、赤間神宮近くの唐戸地区は観光名所である唐戸市場やカモンワーフ、海響館の他、下関唯一の全閉式アーケード商店街がある。
食
捕鯨船団の母港故、鯨肉は割と入手し易く、鯨料理店もある。
ふぐが有名だが「不遇」を思わせるので業者の間では「福」の意味を込めて「ふく」と呼ぶ。致死性の神経毒・テトロドトキシンを持つため、公では禁じられていた河豚料理だが、これを解禁したのは下関の料亭・春帆楼で河豚料理を口にした伊藤博文である。その後法改正が進み、現在は資格を持つ調理師が適切に毒を処理した「みがき」や加工品が流通している。
うに、くじら、あんこう等の海産物、魚肉ソーセージ、かまぼこ等の水産加工品が特産・名産であり、うにソフトクリームやうに饅頭、うにまん(あんまん・肉まんのうに版)がある。
ファーストフードチェーンは「吉野家」「すき家」「マクドナルド」「ロッテリア」「モスバーガー」「ミスタードーナッツ」「スターバックス」「丸亀製麺」「来来亭」「天下一品」「大阪王将」「餃子の王将」「CoCo壱番屋」「SubWay」「松屋」「ドトールコーヒー」「やよい軒」「サイゼリヤ」などが存在。その一方で「バーガーキング」がなく、「松屋」が一度撤退して再進出、「スガキヤ」が撤退した微妙な土地柄である。
そば・うどん・ラーメンの類はご当地メニューが無い分だけ、期待しないで下さい……が、新たに下関市域となった豊浦に川棚温泉があり、名物である瓦そば(茶そばの醤油焼きそば)が全国に知られるようになってきており、市販の瓦そばセットをホットプレートで供する家庭も多い。
名産品
トラフグやハリセンボンで作られるふぐ提灯やふぐを模したふく凧。合戦で負けた平家の死者の怨念がこもっているとも言われる非食用人面カニ「平家蟹」は剥製のおみやげ品にされる。
地元デパート下関大丸ではふぐ・うに・鯨柄のネクタイ等も売っている。なお山口県の特産品に赤間硯があるが、下関の旧名が赤間で有っても、赤間硯は宇部の特産である。
観光・文化
水族館「海響館」、観光複合施設「カモンワーフ」、観光タワー「海峡ゆめタワー」がある。2013年9月にはアミューズメント施設「はい!からっと横丁」が開園している。
下関駅前から城下町長府が主な観光スポットで、下関駅長府間を赤い二階建て観光バスロンドンバス「ルートマスター」が運行していた。(2013年3月24日をもって廃止、現在はあるかぽーとにて展示)
平家一門終焉の地・壇ノ浦や、宮本武蔵と佐々木小次郎が雌雄を決した巌流島(舟島)があるのもこの下関。
毎年ゴールデンウィークには「しものせき海峡まつり」が開催される。赤間神宮で行われる、平家一門と安徳帝を供養する「先帝祭」を中心とした祭りで、当日は源平の武将や女御に扮した行列が関門海峡をパレードする「源平船合戦」や、平家の女官の末とされる遊女が参詣する姿を再現した「上臈道中」など、華やかな歴史絵巻が再現される。また巌流島では「決闘」になぞらえて毎年演武やプロレスが開催されている。
夏には馬関(ばかん)祭が開催される。平家踊「引接寺(いんじょうじ)くどき 」の太鼓と空樽が紡ぐ変則的な11拍子とソウルフルなボーカルは独特である。
山陰側の海は綺麗なので吉母、土井ヶ浜、角島等の海水浴場等は九州方面からも海水浴客が来る。
角島大橋と角島灯台は日本離れしたその雄大な美観から、今や全国有数の人気スポットとなりつつある。
名物スポット
コスプレイベント「コスプレピクニック on 小月航空基地祭」で知られる海上自衛隊小月航空基地や、世界一大きなタイヤを作るブリヂストン工場がある。
余りにも有名な難読地名「特牛」(こっとい)がある。観光名所の「御裳川」(みもすそがわ)も地味に難読地名である。
「彦島」(ひこしま)は、通称「ヒコットランド」に由来する海水浴場「ひこっとらんどマリナビーチ」がある。島民はきっと「ヒコッチ」。ヒコットランド沿岸沿いは化学コンビナートや造船所がある工業地帯でもある。
余談
お笑いタレント、ロンドンブーツ1号2号の田村淳が政治家に転身、下関市議会議員に立候補と報道されたが、本人が否定した事で終息した。
福岡県からの越境テレビ放送波があり、山口県屈指の地上波テレビの多チャンネル地域であったが、地上デジタルテレビ放送では越境放送が行われずチャンネル数の減少を招いた。アナログ停波を迎える前に福岡県北九州市皿倉山放送局がデジタル波発振出力を上げた為、デジタル地上波の越境放送の受信が可能となり、デジタルテレビ時代を迎えても多チャンネル地域である。
宇部市
山口の空の玄関口、JAL,ANAが就航する山口宇部空港がある。
以前は下関市に次いで県内2番目の人口を抱える都市であったが、山口市が無駄に広く合併した一方で宇部市は楠町以外との合併に失敗したために3番目に転落した。
かつては炭鉱都市だったが、現在はセメントや化学品が主な産業。宇部興産本社がある。日本一長い私道、宇部興産専用道路の起点がある。
市街地の道路がとても広くて立派。
山口県内で唯一公営バス(宇部市交通局)を運営している自治体。
かつて宇部市内には「船木鉄道」という私鉄が存在したが、1961年に全線廃線となり、その後バス事業者となる。なお、鉄道事業から既に手を引いているにもかかわらず、商号は変えられていない。
山口大学の医学部と工学部がある。日本一医者の割合が高い。
ユニクロことファーストリテイリング創業の地でもあり、山口市に移転する迄は本社があった。
特産品に赤間硯がある。
市内中心部はJR山陽本線の宇部駅周辺ではなくJR宇部線の宇部新川駅周辺であり、そのため交通の便が悪く、郊外の大型店などの影響も相まって中心市街地の寂れっぷりは目を覆いたくなる惨状。宇部「中央」銀天街よりも中央でない新天町やその周辺の商店街の方がまだ賑わっている。
宇部ラーメンなるものがあり、味は濃厚で久留米ラーメンに似ており、「くさうま戦隊宇部ラーメン」たる観光用レンジャーがある。
周南市
ATOK,ことえり、Google日本語入力はは変換可能であるが、IMEでは変換候補が無い市名を持つ。
山口県平成の大合併第一号。徳山市、新南陽市、熊毛郡熊毛町、都濃郡鹿野町が合併して2003年に誕生した。市名は周防国南部を意味する古名「周南」由来である。
海軍燃料廠が置かれていたこともあり、旧徳山市、新南陽市を中心に海岸線に徳山石油化学コンビナートが並び、隣の下松市まで続いている。夜景ツアーまで組まれてるけど、その夜景の下で夜勤してる人達がいることを忘れるなよ!
隠れたふぐ生産地である。新幹線停車駅や高速バスといった交通施設があり、他にも各種施設がそれなりに揃っているので文化的な生活を送るのに支障はない。問題は駅前の急激な寂れっぷり…
市内の地名には「新宿」、「銀座」に「千代田」、果ては「晴海埠頭」など東京と同じものがいくつかあるが、これは戦後の復興の際(海軍施設があった為空襲の被害が大きかった)縁起を担いで改名したらしい。
近年旧徳山市にある競艇場が荒ぶっている。中心駅である徳山駅は、日本初の駅ビルが倒産したところでもある。
萩市
土壁と夏蜜柑の景観が有名な風光明媚な落ち着いた観光都市。茶器として名高い焼き物の萩焼が有名。
豪奢な大内文化の山口と対照的に質実剛健な毛利氏長州藩の城下町であった。江戸時代の街並みが多く残っており、当時の絵地図がいまだに使える。しかし、古い家屋敷を個人で維持していくのは難しくもあり、ゆっくりではあるが古いものが消えている。それでも重伝建が市内に4箇所、特に城下町の堀内地区は55ヘクタールが選定区域となっているなど、その規模は全国に誇れる代物。
そんな歴史的な町並みを世界遺産にする運動があったが、回り回って「明治日本の産業遺産」として、古い城郭跡や町並みが世界文化遺産に指定された。
萩城は指月城とも呼ばれ、毛利氏の元居城であった広島城に似せて作られた美しい城であった。
会津戦争で敵対した会津藩、現 会津若松市と和解と言う意味をこめ友好都市提携を持ちかけたが断られてしまった…。
ふりかけ「しそわかめ」で有名な井上商店本社がある。
日本一標高が低い火山「笠山」(標高112m)がある。
長門市
「長門の国」の名前を継承した三つの湾を持つ漁師町。大日本帝国海軍聯合艦隊旗艦戦艦「長門」の命名由来と同じである。
深い入り江の油谷湾や海のアルプスの異名を持つ青海島など美しい海岸線が続き、北長門海岸国定公園の一部になっている。江戸期には鯨漁が盛んだった。
温泉地も多く、特に湯本温泉は600年前からある大きな温泉街として有名。特産品は仙崎のかまぼこ。また、リウマチの名湯として知られる俵山温泉もある。
詩人、金子みすゞで町興し中。「みんなちがって、みんないい。」(私と小鳥と鈴と) 。
安倍総理の本籍地。
防府市
山陽本線防府駅が街の中心にあるがもっぱら車で新幹線駅まで行く。日本三大天満宮の防府天満宮があり、実は国内の天満宮で最も古い。その他、5点の国宝や数十点の重要文化財など文化財の宝庫でもある。
読みは”ほうふ”であるが、時たま「ぼうふ」と読まれてしまう。防府市青少年科学館「ソラール」がある。防府サティ3階にアニメイトが出店した。
下松市
”くだまつ”である。しもまつではない。
「下松港」は周南市の徳山港と一緒に特定重要港湾に指定されていたりする。90年代中頃からザ・モール周南やサンリブ下松店など大型商業施設が多数進出し、隣の徳山市(現・周南市)から多くの買物客を奪った。商業施設全体における大型店の割合は80%前後に達し、全国でもトップクラス。老人のコミュニケーションもショッピングモールで。
ラーメン店の多くは牛骨スープなのが特徴。
この市域の笠戸島で獲れる笠戸ヒラメは通も唸らせる高級品として知られ、下松市の名物料理にも。
岩国市
山口県最大の面積を持つ都市。山口市より広島市が近い等の事から広島県とか言われることがある。
実際、JR山陽本線の運行も岩国を境にして、広島-岩国、岩国-下関間で別れて運行されている。
三井化学の石油化学コンビナートがある。
新幹線のJR新岩国駅へはJRの在来線山陽線は接続してない…ってマジっ!日本で最も市街地とのアクセスが困難な新幹線停車駅とも。
米海兵隊と海自の施設、岩国飛行場(岩国基地)がある。
中国杭州市の錦帯橋をモデルにして造られた、見て良し、触って良し、歩いて渡って良し、川の周囲の風景を楽しんで良しの素敵五連木造アーチ橋、錦帯橋がある。一帯は桜の名所でもある。
庵野監督映画作品「出演」で有名な旭酒造の地酒『獺祭』(だっさい)は全国で最も人気のある日本酒の一つとして名高い。
光市
健康増進・子育て支援の「おっぱい都市宣言」をした都市である。毎年8月に「おっぱいまつり」が開催される。[2]
新日鐵住金のステンレス工場や武田薬品などの工業都市である一方、海岸が綺麗な町として知られ、県の天然記念物クサフグの産卵地、室積半島鼓ヶ浦海岸や渚100選の虹ケ浜海岸(市街地の西側)、室積海岸(市街地の東側)も有名である。
一方で水資源に恵まれたことからステンレスなどの非鉄金属、金属工業が盛んで、新日鉄住金のステンレス工場がある。
柳井市
国道2号や山陽新幹線・山陽自動車道が通らなかったために高度経済成長期に十分発展できなかったと言われる。
そのため、開発から取り残された、風光明媚な白壁の町並みの保存地区(重伝建)を持ち、観光地として名高い。柳井駅は桃太郎電鉄12より物件駅入りした。
美祢市
”みね”と読む。時々美弥市と間違われる。
無煙炭、石灰石、温泉や地下水など地下資源が豊富であったが、基幹産業の衰退により過疎化が著しい。
化石や複雑な地層構造は学術的に重要な意味を持つ。日本三大鍾乳洞の一つ秋芳洞を始め多数の鍾乳洞がある日本最大のカルスト台地、秋吉台がある。
かつて西日本一のサーキットといわれた西日本サーキットがあったが、MINEサーキットとなった後に、現在はマツダのテストコースとなっている。
山陽小野田市
名称が長い市。宇部市との合併の是非を問う住民投票で事実上の吸収合併にNoを突きつけた1市1町だけに旧小野田市、旧山陽町とも市名を決める際にお互いの名前を残そうとし、すべて漢字の物では現在最長の「山陽小野田」ということに。余談だが1959~60の1年間、青森に「大湊田名部市」→現在はむつ市、があった。
セメントで有名であり、町の名前にもセメント町というところまである。さらに、硫酸町や火薬町といった恐ろしい町名まで存在する。
熊毛郡
上関町・田布施町・平生町を含む。1つの町から2人総理大臣を輩出したのは田布施町だけ。
阿武郡
阿武町のみ含む。
大島郡
みかんで有名な周防大島町のみ含む。島名は屋代島が正式名。村上水軍の重要拠点であった。山口県で唯一 離島のみからなる。歴史的な経緯からハワイ移民を多く出した地であり、ハワイと関係が深い。また、市町村合併前は役場でのアロハシャツ通勤でも知られた。
玖珂郡
和木町のみ含む。和木町は小さな自治体だが絶対に合併しない頑固者である。山口県の東の玄関口である。
山口県出身の著名人
- 青池保子(漫画家)
- 安倍晋三(政治家) - 生まれは東京
- 庵野秀明(アニメ・映画監督)
- 今井麻美(声優)
- 漆原友紀(漫画家)
- 兼崎健太郎(俳優)
- 菅直人(政治家) - 本籍地は岡山県岡山市北区建部
- 岸信介(政治家)
- きただにひろし(歌手)
- 清木場 俊介(シンガーソングライター・元EXILEボーカルSHUN)
- 高村正彦(政治家)
- 遠近孝一(声優)
- 貞本義行(漫画家とかいろいろ)
- 高松大樹(サッカー選手)
- 種田山頭火(俳人)
- 高樹のぶ子(小説家)
- 竹本英史(声優)
- 田中達也(サッカー選手)
- たにはらなつき(イラストレーター)
- 谷山紀章(声優)
- 田村淳(ロンドンブーツ1号2号)(タレント)
- 長州力(プロレスラー)
- 辻畑鉄也(ピカソ(「めぞん一刻」のEDテーマを唄っていたバンド)ギター・ボーカル)
- tororo(CIRCUSの団長)
- 西村知美(女優・タレント) - 庵野秀明氏と同じ中学校出身。
- 波田陽区(タレント)
- 原田ひとみ(声優)
- 林芳正(政治家)
- 弘兼憲史(漫画家)
- 藤原義江(声楽家)
- 古川薫(小説家)
- へずまりゅう(YouTuber)
- 星野哲郎(作詞家)
- 前田吟(俳優)
- 正田崇(ゲームシナリオライター)
- 松田優作(俳優)
- 道重さゆみ(モーニング娘。/アイドル・歌手)
- 光田康典(作曲家)
- 宮本顕治(政治家)
- 安元洋貴(声優)
- 山下真司(俳優)
- 山田洋次(映画監督)
- 山本譲二(歌手)
- 山本哲也(NHKアナウンサー、泣きの山本)
- 若本規夫(声優)
山口県を舞台にしたアニメ・漫画
- 新世紀エヴァンゲリオン / ヱヴァンゲリヲン新劇場版(宇部市がワンカットだけ登場また、山口県のご当地のものとしては、下関の牛乳「シモラク」(TVアニメ版・新劇場版共)宇部の一久ラーメンのカップ麺(TVアニメ版・カップ麺は実在しない。)、山口みかん(漫画版)、岩国市旭酒造の地酒日本酒「獺祭」(新劇場版)が登場する。)
- 奥さまは魔法少女(舞台は萩市。萩フィルム・コミッション協力作品)
- カミヨミ(赤間関編の舞台が下関市周辺)
- キューティーハニー:実写映画版(岩国市の旭酒造の日本酒「獺祭」が大々的に劇中に登場)
- これが私の御主人様(原作者の出身地宇部市が舞台)
- 鎧伝サムライトルーパー(秋吉台及び秋芳洞が出てきた)
- マイマイ新子と千年の魔法(昭和30年代の防府市が舞台)
- 瞬きもせず(紡木たく)(山口市)
- 緋が走る(萩焼の漫画、原作者ジョー指月が山口県出身)
- リーンの翼:アニメ版(岩国市)
山口県の放送局
関連動画
国道191号線は、下関から萩までは旧北浦街道にほぼ沿ったコースを通る。
関連項目・コミュニティ
山口県![]() |
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Chakuwiki・山口![]() |
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はなっこりー | |
日本の都道府県の一覧 | |
都道府県キャラ萌え萌え化計画 | |
都道府県対抗シリーズ |
脚注
- *郷里の偉人達を誇りに思うのは良い事でだが、無闇に自慢しない方がいいかもしれない。長州閥が国政を左右すると他地域からの批判を浴びても仕方ないレベルと言える。
- *光市/おっぱい都市宣言
光市/おっぱいまつり
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