山岡晃(AKIRA YAMAOKA)とは、グラスホッパー・マニファクチュア所属の作曲家。
元コナミデジタルエンタテインメント所属で、主にBEMANIシリーズ・Silent Hillの楽曲制作に携わっていた。また、m.o.v.eのプロデューサーt-kimuraの旧友としても知られる。
概要
BEMANIシリーズへの参加は、家庭用GuitarFreaks 2ndMIXにて「LOVE THIS FEELIN'」「POWERDUNKER2000X」を提供したのが最初。
(LOVE THIS FEELIN'は原曲が収録されるよりも先にU1-ASAMiによるリミックスが家庭用DanceDanceRevolution 2ndMIXに収録)。
その後は主にbeatmaniaIIDXシリーズでテクノ・トランスをメインに制作している。
BEMANIシリーズへの参加当初は幻想的なトランスを作曲する人物としての認知度が高かったが、8th styleから「昭和企業戦士荒山課長」「ヨシダさん」「マチコの唄」「ライオン好き」など珍妙なタイトル・歌詞のネタ曲を多く生み出すようになる。
2006年1月13日、アルバム「iFUTURELIST」を発表。
また、テレビ朝日系列「名探偵の掟」にて音楽監修を手がけている。
2009年12月をもってコナミを退社。それを聞き付けた須田剛一に口説き落とされ、グラスホッパー・マニファクチュアに所属することに。
エピソード
個性派なクリエイターの印象が強い山岡氏だが、自宅も個性的である。
有名な建築家に設計を依頼し、本人曰く「空母」をイメージしたという独特でハイセンスな家を建てている。ちなみに自宅には「MACHINE HEAD」という愛称をつけている。
かなり建築価値の高い家ということが目にとまり、2009年にはテレビ朝日の長寿番組「渡辺篤史の建もの探訪」で山岡氏の自宅が紹介、放映された。
代表曲
LOVE WILL…
AKIRA YAMAOKAがbeatmaniaIIDXシリーズで最初に制作した楽曲のひとつ。後に「わたしのイビザ3部作」の一曲目に位置づけられた、幻想的なトランスである。
この後、3部作楽曲として「in my eyes」「i feel...」を制作。
minimalian
AKIRA YAMAOKAがbeatmaniaIIDXシリーズで最初に制作した楽曲のひとつ。ミニマルというには音数多めのアレンジだが、AKIRA YAMAOKAらしいテクノである。
IIDX 9th styleで追加されたANOTHER譜面は、ダブルプレイの凶悪さで話題となった。
ライオン好き
これまでにも「DIAMOND JEALOUSY」「bit mania」「DANCER」などを制作してきたAKIRA YAMAOKAが、ネタ曲職人としての地位を確固たるものにした楽曲。タイトルやジャンル名「ボデー」のインパクトの強さもさることながら、「野菜を摂らなきゃ」「カルロス泣かなきゃ」「干物で懲らしめろ」「腹筋、背筋」などといった、どう繋がるのかよくわからない歌詞がなんともいえないシュールさを醸しだす。ポリゴンの女性キャラとデフォルメされたライオンキャラが食育番組の出演者に扮して踊るムービーも一見の価値あり。
Heavenly Sun
アルバム「iFUTURELIST」制作時、ユーザーからのアンケートをもとに制作した楽曲。アンケートの選択肢にはかなりカオスなものも含まれていたが、最終的に「哀しい」「トランスで」「幻想的な歌詞の」「riewoが歌う曲」に落ち着いた。イビザ3部作の後継曲を思わせる幻想的なトランスである。
後にIIDX DistorteDでショートバージョンが収録される。
Theme of laura
SILENT HILL2のOPテーマ。ホラーゲームのBGMでありながら、同作のストーリーを象徴する切ないメロディが特徴。AKIRA YAMAOKAはサイレントヒルシリーズ全作でBGMを提供しており、映画版でも数々の名曲が使用されている。中でも本曲はスタッフロールのラストを飾る曲……であったが、日本公開版では土屋アンナの歌うイメージソング、Lovin'youに置き換えられてしまっている。
サイレントヒルのうた
SILENT HILL3のUFOエンディングで使用されるEDテーマ。AKIRA YAMAOKA自身がメインボーカルを勤めており、「みんな、そろそろUFOエンディングとか飽きちゃってるんじゃないのかーい?」等とぶっちゃけながら、本編に登場するキャラクターの真実(?)を暴露する。毎回、同シリーズのUFOエンディングは公式が病気状態を呈しており、UFOエンディングだけで独自の世界観を形成したり、グラディウスのBGMをリコーダーと木琴でアレンジした迷曲『Recorder 2007』(無論、AKIRA YAMAOKAが提供)を使用したりと、やりたい放題である。
関連動画
関連項目
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