山崎製パンは日本の製パン業者である。国内最大手である。食パン・菓子パン・調理パンなどの販売・製造を行っている。
概要
- 社名:山崎製パン株式会社
- 本社所在地:東京都千代田区岩本町3-10-1
- 代表取締役社長:飯島延浩
- 設立年月日:昭和23年(1948年)6月21日
- 売上高:1兆1755億円(連結)
- 従業員数:19446名
主なパンのブランド
- 超芳醇:「湯捏製法」を使用した、小麦本来の自然な甘みに富んだ食パン。
- ダブルソフト:サイズが大きく、ふんわりとした食感が特徴。
- ロイヤルブレッド:バターの風味とコクのあるしっとりとした食感が特徴。
- 食卓ロール:忙しい朝にもよし おやつにもよし
- ランチパック:手軽さで大人気のパン。たまご・ツナマヨ・ピーナッツが常時販売中。
ニコニコでは
ニコニコ動画では「ヤマザキ春のパンまつり」で知られている。そのパンまつりのCMを素材としたMAD動画がたくさん作られている。
デマ・風評被害
最大手だからなのかデマ・風評被害にあうことも多い。当記事の掲示板にもデマに踊らされたと思しき書き込みが認められている。
ヤマザキのパンはかびない
自宅で作るパンや街のパン屋で売られているパンはすぐにかびてしまうのに、ヤマザキのパンはかびない、それは発がん性物質の臭素酸カリウムを添加物として使用しているためだというデマ。トンデモ本の「ヤマザキパンはなぜカビないか」で糾弾されたものである。
ヤマザキのパンがなかなかかびないことと、発がん性物質の臭素酸カリウムを一部のパンに添加物として使用していることは事実である。しかし、この2つには全く関連性がない。
- なかなかかびないのは添加物のおかげでも何でもなく、製パン工場と一般住宅の環境の違いでしかない。かびの原因となる菌類の胞子は目に見えないだけで空気中を漂っており、そのため胞子にさらされるパンはすぐかびてしまうのだが、製パン工場はそういったものを可能な限り除去しており、その環境下でパッケージングしているため、袋の内側には菌類がほとんど存在しない。だからカビがなかなか生えないというシンプルな理由である。実際、一度開封してしまえば普通にかびる。
- そもそも臭素酸カリウム自体に防腐剤としての効果はない。加熱により分解されて酸素が発生し、それが蛋白質を酸化することでグルテンの構造がよくなるというものであり、また厚生労働省が残留しなければ使用してもよいと許可を出しており、パンに含まれる臭素酸カリウムは検出限界以下という極めて少量しか残留していない。コスト削減のためといわれることもあるが、臭素酸カリウムの代替として使用されるビタミンCなどの方が安価であり、むしろコストは増加している。
イーストフード・乳化剤
イーストフードや乳化剤には有害性を疑われている物質が含まれている。そして添加物というだけで批判の対象になりやすい。敷島製パンやフジパンなどがイーストフードや乳化剤の不使用を謳った製品を発売している中で山崎製パンははっきりと使用していることを公表しており、そのことが批判されることがある。
しかし、山崎製パンは自社HPで「イーストフード、乳化剤不使用」等の強調表示についてというページを公開。他社のパンの成分分析を行った結果、不使用を謳ったパンにもイーストフードや乳化剤の成分が検出されたことを明らかにした。つまり、実質的にはイーストフードや乳化剤を使用しているのに、同じ成分を含む別の原材料名を使用するなどして原材料名への表示を回避していただけということである。このページが公開されて以降、他社はイーストフード・乳化剤不使用の強調表示を相次いでやめており、山崎製パンの分析が正しかったことがうかがえる。
関連動画
リンク
関連項目
以下は同じ製パン会社
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