山形城とは、山形藩の藩政の中心として機能していた城である。霞城(かじょう)・霞ヶ城(かすみがじょう)と言う、別名を持っている。
概要
南北朝時代の1356年に、北朝側に回っていた羽州探題の斯波兼頼が、南朝側の大江氏などを攻略するに当たり、山形に入部する際に築城した平城である。
斯波兼頼、及び、その子孫はその後、「最上」姓を名乗るようになり、最上家の居城として機能するようになり、戦国時代に最上家11代目当主となった、最上義光により城郭が拡大されて、三ノ丸が築かれた。
1622年、最上騒動により最上家が近江大森に改易され、代わりに入った鳥居忠政により、本丸と二の丸が整備された。
その後、城主の改易と、それに伴う山形藩の石高低下により、城の維持が困難となって行き、1870年の山形藩が転封になってしまった時には、荒れ放題の様相を見せていた。
その後、明治期から昭和初期までは、陸軍歩兵第32連隊(霞城連隊)の駐屯地となり、戦後は1980年代まで、運動公園として整備された。
1986年に国の史跡に認定され、以降、本丸、東大手門、大手橋などが復元された。
計画では、2033年までに発掘と復元作業を進めているが、復元に必要な資料不足の為に、復元計画が滞っているのが現状であるため、山形市では、山形城の図面と古写真などの資料提供を各方面に呼び掛けている。
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