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プロ野球選手一覧　>　山本昌

この記事は第381回の今週のオススメ記事に選ばれました！
よりニコニコできるような記事に編集していきましょう。

山本昌（本名：山本昌広、1965年 8月11日-）とは、愛知県最強のラジコンレーサー、兼昆虫ブリーダーである。

また、趣味として32年間プロ野球・中日ドラゴンズの投手をしていたことでも知られる。
※その野球の不振により昆虫収集は2008年から絶ち、ラジコンも封印宣言を度々するようになった。

概要

OB
山本昌
基本情報
国籍	日本
出身地	神奈川県茅ヶ崎市
生年月日	1965年 8月11日
身長体重	186 cm 87kg
選手情報
投球･打撃	左投左打
守備位置	投手
プロ入り	1983年ドラフト3位
引退	2015年
経歴
日本大学藤沢高等学校中日ドラゴンズ(1984年-2015年)
プロ野球選手テンプレート

出身地は神奈川県だが、東京都大田区で生まれる。

ラジコン天国名古屋店で行われる数々の大会を制したセミプロのラジコンレーサーとして有名で、2002年度のJMRCA(日本モデルラジオコントロールカー協会)主催全日本選手権大会1/10EP ツーリングカースポーツクラスにて、見事4位入賞を果たしている。→参考URL

中日ドラゴンズの後輩であった山崎武司と仲がよく、オフには2人でラジコン大会を開催している。

カブトムシやクワガタの飼育、カーマニア（ランボルギーニ・ミウラが特に愛車として有名）、競馬ファンとしてもその名を広く知られている。

野球

趣味の野球では左投左打の投手として、中日一筋32年、日本最長のフランチャイズ・プレイヤー。またの名を永遠の若手、生きる化石、中年の星。

1983年のドラフト会議で中日に5位で入団。同期に渡辺久信。ちなみにこの年東京ディズニーランドが開園し、ファミコンが発売され、中村剛也・金子千尋が生まれた。

プロ入り後しばらくはパッとせず、1988年初めに半ば「中日とロサンゼルス・ドジャースとの提携維持要員」としてアメリカの1Aクラスマイナーリーグに野球留学。ここでも当初はドジャースの名将・コーファックスから「上で投げなきゃトラックの運転手にでもなった方がいい」とボロクソに言われたが、アイク生原の指導や同僚選手から偶然教えて貰ったスクリューボールをモノにしたことで素質が開花。特にスクリューを習得して以降は大活躍を見せ、メジャー昇格の打診も受けたが、当時の中日は優勝争いの最中。同じく成長を見た星野仙一から呼び戻される形で日本に帰国すると、これまでとは打って変わって5連勝という活躍を見せ優勝に貢献した。
翌年は不振に襲われ何とか9勝という体たらくで、球団から再度アメリカ送りを申し付けられる。今度は生原からスローカーブを習得すると、翌年は初の2桁勝利。90年代の中日を支え、3度の最多勝、最優秀防御率と最多奪三振、沢村賞各1度と安定した活躍を見せた。

なお、この生原は1992年に亡くなるが、プロとして活動できるきっかけを作った彼への恩義は計り知れないもので、葬儀の際は棺に縋り付き泣いていたほど。現在でも度々墓参りに行っている。

ちなみに登録名は元々は本名のままだったが、1990年のドラフトで山本保司が入団したため判別のために略称として「山本昌」が使われるようになった。その後1995年オフに山本保司（山本保）がロッテへのトレード移籍で退団し略称を使う必要がなくなったのだが、ちょうど山本昌表記だった時期がブレイク期に重なっていたこともあり、験を担いで1996年より「山本昌」をそのまま登録名に変更したという経緯がある。

30代後半〜40代に突入する2000年代に入っても衰えを見せず、2006年 9月16日対阪神タイガース戦にて日本プロ野球史上最年長41歳で無四球（失策1）のノーヒットノーラン（準完全試合）を達成。

2007年に、本人が「中日が日本一になるなら200勝の夢は捨ててもいい」と言っていたが、中日悲願の日本一の翌年の2008年8月4日の巨人戦で通算200勝を達成。残る目標は「日本シリーズでの勝利」である。

2010年 9月4日の読売ジャイアンツ戦で45歳での完封勝利を収め、若林忠志（当時毎日オリオンズ）の42歳での完封勝利達成以来60年ぶりにプロ野球最年長完封記録を更新。

2012年 4月15日に阪神戦で8回を無失点に押さえ通算211勝目。この勝利で杉下茂の持つ中日球団の投手通算勝利記録と並び、工藤公康の持っていたセ・リーグ最年長勝利記録・プロ野球史上最年長先発勝利記録を更新した。

2012年 4月30日に横浜DeNAベイスターズ戦で7回無失点で、中日ドラゴンズの球団記録となる212勝を達成。この時点で防御率は0.545となった。9年後輩の松井秀喜（現役20年）の入団から引退までを見送る。

2013年 4月9日の東京ヤクルトスワローズ戦で6回無失点に抑え、自身のプロ野球最年長先発登板とセ・リーグ最年長登板・最年長勝利記録を更新した。また、野村克也を抜いて歴代2位のプロ野球実働27年も記録した（同1位は工藤の29年）。また3年後輩であり親友の山﨑武司がこの年ユニフォームを脱ぎ、現役27年間を見送ることとなった。

2014年、今までも多くのコーチが年下だったが、ついに年下監督（谷繁元信）に仕えることとなる。49歳にして9月5日の阪神タイガース戦でシーズン初登板し、先発、勝利、三振などにおいて最年長記録を更新した。

2015年は2月での二軍戦で登板した際1球で負傷し降板、右ひざ負傷で実戦復帰が遅れに遅れた。
8月に登板を果たし実働29年と伸ばすが、またしても負傷で途中降板。
その後はリハビリを続けていたが、ついに9月25日自分のサイトで引退を表明した。
32年にも及ぶプロ生活についに終止符が打たれたのである。
理由は「ドラゴンズが若返りを推進しているのに、自分が残ったらダメだと思った」からとのこと。前述の「日本シリーズでの勝利」という目標は果たせずに終わった。
事実 2015年は和田一浩、谷繁元信、小笠原道大と40代の同僚が続々と引退を表明しており、彼らに続く形となっている。引退試合は10月7日の広島東洋カープ戦。

引退後はラジコンレーサーとして活動しつつ、解説者として活動したり、母校や阪神の臨時コーチを務めたり、山崎と現役時代の四方山話をYouTubeでしたり、アルアイン・シャフリヤールの全兄弟の一口馬主として活動したり、「グラゼニ」の本人役や「ウマ娘プリティーダービー ROAD TO THE TOP」の解説役で声優デビューしたり…と、多彩な活動をしている。

競馬

現役時代は「ツキは野球だけに使いたい」という理由からあまり馬券を買っていなかったようだが、晩年からは少しずつ馬券を買うようになり、競走馬の一口馬主として出資も行うようになった。
もともと『ダービースタリオン』を長らく遊んでいたこともあり血統には詳しく、他にも歩き方や形など、スポーツ選手としての視点も活かして出資馬を決めているという。

そのような研究の甲斐もあってか、出資馬の半数近くがオープン馬になっている。特に2年目に出資したアルアインは皐月賞と大阪杯を制したほか、アルアインの全弟であり、日本ダービーやドバイシーマクラシックを勝利したシャフリヤールにも出資している。