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岡本和真(おかもと かずま 1996年6月30日-)とは、奈良県出身のプロ野球選手(内野手、外野手)である。現在は読売ジャイアンツに所属。
概要
読売ジャイアンツ #25 | |
---|---|
岡本和真 | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 奈良県 |
生年月日 | 1996年6月30日 |
身長 体重 |
185cm 96kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 右投右打 |
守備位置 | 内野手、外野手 |
プロ入り | 2014年ドラフト1位 |
経歴 | |
国際大会 | |
代表チーム | 日本 |
WBC | 2023年 |
プロ野球選手テンプレート |
5歳から野球を始める。中学時代はジャイアンツカップに出場した。
智弁学園高校に進学し、1年春からベンチ入り。秋から一塁手のレギュラーを獲得する。2年夏の初戦で場外弾を2本放つなど、長距離ヒッターの片鱗を見せていた。3年のセンバツでも1試合2発のホームランを放つなど、智弁学園の3年ぶりの甲子園出場に貢献。18Uアジア選手権では4番も務めチームトップの打率を記録した。高校通算73本塁打。
2014年ドラフト会議にて読売ジャイアンツにドラフト1位で指名。背番号は38[1]。
巨人時代
2015年は開幕を二軍で迎えたが、8月27日に一軍に昇格し、8月28日の中日ドラゴンズ戦でデビュー。9月5日の横浜DeNAベイスターズ戦でプロ初ホームランを放った。
2016年は村田修一と三塁手のレギュラー争いをしていたが、オープン戦で結果を残せず開幕を二軍で迎える。ファームでは四番に固定され18本塁打、74打点で打点王を獲得。また、フレッシュオールスターでは2ランホームランを含む4打数2安打3打点で勝利に貢献、ファーム日本選手権では4打数2安打1本塁打3打点の活躍で日本一に貢献し共にMVPを獲得したが、一軍では3試合の出場に留まった。
2017年は一軍での出場機会を得るために外野(左翼手)の練習を始め、「7番レフト」で開幕スタメン出場を果たす。しかし、4月中に一軍登録抹消となり降格から一時期は二軍でも不調、7月中からは再び4番に固定され打撃改造の甲斐もあって復調したが一軍出場は15試合のみだった。オフに自由契約となり退団した村田修一の背番号25を受け継いだ。
2018年は前年までの取り組みに加えて中村剛也との合同自主トレ、キャンプを訪れた松井秀喜の指導、二岡智宏打撃コーチとのフォーム矯正などもあって打撃力が向上。オープン戦から結果を出し続けファーストのレギュラーを奪取、さらにクリーンアップを任されるようにもなると、6月2日には第89代4番打者として出場し第1打席で自身初の二桁本塁打となる10号ソロを放った。その後も4番に定着し、三塁や左翼も守りながらチームで唯一全143試合に出場し、打率.309、33本塁打、100打点を記録した。
打率3割と30本塁打を超えて97打点で迎えたシーズン最終戦の阪神戦(10月9日)では第4打席に98打点目の32号ホームランを打つと、続くシーズン最終打席で自身初の2打席連続・1試合複数本塁打となる33号2ランホームランを放ち100打点に到達。3割30本100打点を史上最年少(22歳3ヶ月)で達成した。
シーズンオフには日米野球の日本代表に選出。当初不振に苦しんだが第5戦ではナゴヤドームのバックスクリーンにホームランを放ち、第6戦は4番で出場した。
2019年は開幕から4番として出場したが、打撃不振に陥った。8月に入ってウォーレン・クロマティから打撃指導を受けたことで復調し、9月20日のDeNA戦で2年連続の30本塁打を記録した。2年連続で全143試合に出場し、打率.265、31本塁打、94打点の成績を挙げた。阪神タイガースとのクライマックスシリーズでは4戦3本塁打7打点の活躍でMVPを獲得した。
2020年は出場した118試合全てで4番・三塁に固定され、打線の中核を担った。阪神の大山悠輔、ヤクルトの村上宗隆と本塁打王・打点王争いを繰り広げ、最終的に3年連続の30本塁打に届き、31本塁打・97打点で初の打撃タイトルとなる本塁打王・打点王の二冠を獲得、初のベストナインを受賞した。巨人生え抜きの日本人打者の本塁打王は2002年の松井秀喜以来、2冠も1998年の松井以来である。また三塁守備でも両リーグトップのUZR14.5をマークしたが、ゴールデングラブ賞は逃した(受賞は高橋周平)。
2021年は39本塁打、113打点で2年連続で本塁打王、打点王の二冠を獲得したが、打率は伸び悩んだ。クライマックスシリーズは左脇腹の負傷のため出場できなかった。オフに初めてゴールデングラブ賞を受賞した。
2022年5月29日の北海道日本ハムファイターズ戦で通算150本塁打を達成。夏場に不振に陥り、4番の座を中田翔に取られる。9月24日の中日戦で5年連続30本塁打を達成。140試合に出場したが、打率.252、30本塁打、82打点に留まり、契約更改では減棒となった。オフにキャプテンとなった。
2023年は第5回WBC日本代表に選出された。全7試合の出場で打率.333、2本塁打、7打点と活躍し、日本の3大会ぶりの優勝に貢献した。シーズンでは140試合の出場で打率.278、41本塁打、93打点を記録し、2年ぶりに本塁打王のタイトルを獲得した。
2024年は全143試合に出場したが、打撃不振に陥ったこともあり27本塁打に留まり、7年連続30本塁打はならなかった。それでも9月28日の広島東洋カープ戦では4安打3打点を記録し、4年ぶりのリーグ優勝に貢献した。9月25日のDeNA戦では通算1000試合出場、9月27日の中日戦では通算1000本安打を達成した。
プレースタイル・人物
智弁学園2年時に投手として投げたこともあり、144km/hを記録した強肩も備えている。
応援歌
球団 | レス | No | プレイヤー |
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巨人 | 応援歌のピコカキコ一覧#1384 | 14119 |
成績
年度別打撃成績
年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
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2015年 | 巨人 | 17 | 31 | 28 | 2 | 6 | 0 | 0 | 1 | 4 | 2 | 0 | 0 | 2 | 1 | 4 | 3 | .214 | .290 |
2016年 | 3 | 10 | 10 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | .100 | .100 | |
2017年 | 15 | 35 | 31 | 2 | 6 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 10 | 0 | .194 | .286 | |
2018年 | 143 | 616 | 540 | 82 | 167 | 26 | 0 | 33 | 100 | 2 | 0 | 0 | 72 | 4 | 120 | 11 | .309 | .394 | |
2019年 | 143 | 628 | 555 | 84 | 147 | 29 | 0 | 31 | 94 | 3 | 2 | 3 | 62 | 6 | 132 | 15 | .265 | .343 | |
2020年 | 118 | 500 | 440 | 79 | 121 | 26 | 0 | 31 | 97 | 2 | 0 | 0 | 55 | 5 | 85 | 10 | .275 | .362 | |
2021年 | 143 | 592 | 521 | 71 | 138 | 19 | 1 | 39 | 113 | 1 | 0 | 7 | 57 | 7 | 108 | 16 | .265 | .341 | |
2022年 | 140 | 589 | 520 | 63 | 131 | 21 | 1 | 30 | 82 | 1 | 0 | 2 | 58 | 9 | 94 | 11 | .252 | .336 | |
2023年 | 140 | 589 | 503 | 83 | 140 | 21 | 0 | 41 | 93 | 0 | 0 | 6 | 72 | 8 | 111 | 10 | .278 | .374 | |
2024年 | 143 | 611 | 535 | 70 | 150 | 37 | 0 | 27 | 83 | 1 | 0 | 5 | 66 | 5 | 97 | 5 | .280 | .362 | |
NPB:10年 | 1005 | 4201 | 3683 | 536 | 1007 | 181 | 2 | 233 | 668 | 12 | 2 | 23 | 448 | 45 | 763 | 83 | .273 | .357 |
国際大会での打撃成績
年度 | 代表 | 大会 | 試合 | 打席 | 打数 | 得点 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 犠打 | 犠飛 | 四球 | 死球 | 三振 | 併殺打 | 打率 | 出塁率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2023年 | 日本 | WBC | 7 | 27 | 18 | 5 | 6 | 1 | 0 | 2 | 7 | 0 | 0 | 0 | 8 | 1 | 4 | 1 | .333 | .556 |
年度別守備成績
年度 | 球団 | 守備位置 | 試合 | 刺殺 | 補殺 | 失策 | 併殺 | 守備率 |
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2015年 | 巨人 | 三塁手 | 12 | 8 | 15 | 0 | 1 | 1.000 |
2016年 | 一塁手 | 3 | 23 | 0 | 0 | 4 | 1.000 | |
2017年 | 一塁手 | 1 | 14 | 0 | 0 | 2 | 1.000 | |
外野手 | 9 | 6 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | ||
2018年 | 一塁手 | 126 | 1011 | 52 | 6 | 88 | .994 | |
三塁手 | 19 | 9 | 21 | 0 | 1 | 1.000 | ||
外野手 | 23 | 23 | 3 | 1 | 1 | .963 | ||
2019年 | 一塁手 | 116 | 689 | 31 | 0 | 64 | 1.000 | |
三塁手 | 65 | 22 | 79 | 4 | 5 | .962 | ||
外野手 | 21 | 24 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | ||
2020年 | 三塁手 | 118 | 77 | 192 | 8 | 12 | .971 | |
2021年 | 143 | 87 | 236 | 4 | 26 | .988 | ||
2022年 | 三塁手 | 140 | 80 | 238 | 8 | 20 | .975 | |
2023年 | 一塁手 | 75 | 469 | 26 | 1 | 37 | .997 | |
三塁手 | 84 | 51 | 118 | 5 | 8 | .971 | ||
外野手 | 9 | 7 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | ||
2024年 | 一塁手 | 130 | 997 | 65 | 4 | 74 | .996 | |
三塁手 | 29 | 14 | 45 | 2 | 4 | .967 | ||
外野手 | 15 | 9 | 3 | 0 | 0 | 1.000 | ||
通算 | 一塁手 | 451 | 3203 | 174 | 11 | 269 | .997 | |
三塁手 | 610 | 348 | 944 | 31 | 77 | .977 | ||
外野手 | 77 | 69 | 6 | 1 | 1 | .987 |
表彰・その他
タイトル | ||
---|---|---|
最多本塁打 | 3回 | 2020年、2021年、2023年 |
最多打点 | 2回 | 2020年、2021年 |
表彰 | ||
フレッシュオールスターゲームMVP | 1回 | 2016年 |
ファーム日本選手権MVP | 1回 | 2016年 |
クライマックスシリーズMVP | 1回 | 2019年 |
ベストナイン | 1回 | 2020年 |
ゴールデングラブ賞 | 1回 | 2021年 |
セ・パ交流戦MVP | 1回 | 2023年 |
オールスターゲーム敢闘選手賞 | 1回 | 2023年第2戦 |
その他 | ||
オールスターゲーム出場 | 3回 | 2018年、2019年、2021年 |
関連動画
巨人時代
関連項目
脚注
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