岸谷新羅とは、成田良悟原作のライトノベル『デュラララ!!』に登場する、池袋在住の闇医者である。
声優は福山潤。幼少時代のみ悠木碧。
概要
常時白衣を着用していて眼鏡をかけている青年。セルティ・ストゥルルソンと同居中。
セルティの一番の理解者であり、首を失ったセルティを容姿も含めて深く愛している。愛しすぎてセルティに殴られることもある。
でもそんなのはセルティの照れ隠し。はぁんツンデレ?
声も表情も存在しないにも関わらず、セルティの感情を読み取ることができ、その心境を理解する。
一時期は彼女との間に壁を感じていた事もあったようだが、その壁毎愛していたのでなんら問題はなかった。
ちなみにセルティが所持しているPDAは新羅があげたものである。
セルティへの愛の為ならば彼女自身を騙す事も、自身の死すら躊躇しない。
人物
冗談好きな性格で、四字熟語を多用する癖がある。また一人称が定まらず、「僕」「私」「俺」など色々と駆使する。
解剖をすると嬉しそうに笑うなど変な性癖の持ち主。変態の名に恥じない。
平和島静雄とは小学校と高校、折原臨也とは中学から、門田京平とは高校の同窓生(全員同じ来神高校の卒業生)。静雄と臨也の間を取り持つ立場だったらしい。
臨也のただ一人の友人であり、静雄の数少ない友人の一人。因みに新羅自身も友人はほとんどいない。
セルティが仲の良い友人に対しては、彼自身も大変に優しい。具体的に言えば園原杏里がそれにあたる。杏里とは新羅自身も親しくなっており、(自分とセルティの)養女にならないかと声をかけているほど。他にも小学生の女の子等にも優しく接する一面なども見せていた。
本質
臨也の見立てでは、「人間無関心」で”全ての人間に等しく興味がない人間”。それは岸谷新羅という人物である。
勿論これは幼少期からセルティに恋をし、そして愛していた事が理由である。彼にとってはそれ以外は取るに足らない事となった。これは過去も現在もそして恐らく未来永劫変わることはない。
そして”現在の臨也の人格を形成した最大要因が彼である”。二人が出会った中学生時代、臨也とはある意味で同質でありながら、全くの別次元のスタンスを持つ人間であったため、臨也の人格形成に大きな影響を与える事となった。臨也自身は後に「自身が目標すべきライバル」だったのではないかと回顧していたが、その際の胸中は知る由もない。
そんな異常な彼が何故温和に人間関係を形成し友人を大切にするかと言えば、これはもうセルティに「そうするように言われたから」である。
セルティ自身は極めて真っ当な人間の心を持っており、新羅は父親である岸谷森厳ではなく彼女にまともな人格教育を受けた事で、情操にはある程度上手く機能した。新羅は「セルティが褒めてくれるかも知れない」と考える事で、まるで正義の味方のように自らの危険を省みない善行も行える。
ただしセルティから臨也と友達をやめるよう勧められた際は、やんわりと拒否していた(無論、セルティの頼みが絶対ではあるが)。
なお、平和島静雄と折原臨也を引きあわせた張本人であり、第二部『SH』シリーズの主人公三頭池八尋を池袋に導いたのもこの男である。作品の根幹へ毎回影響与える元凶とも云える。
関連静画
関連項目
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