峠のTaisai単語

トウゲノタイサイ

峠のTaisaiとは、ファイナルファンタジーXI(以下「FF11」)に登場する雑魚モンスターである。

概要

ゲーム中のエリアラングモント」に生息する。

アモルフ類ヘクトアイズ族のいち個体。ヘクトアイズ族とは、スライムのようなぶよぶよの体にたくさんのが付いたモンスターである。

由来は中国妖怪「太歳」。または木星(歳)のことを同じく「太歳」と呼ぶこともある。

ただの雑魚モンスターであったはずが、ある時期をに数奇な運命を辿ることになる。

一躍、スターダムへ

訪れる人も稀、たまにいてもどがその先のエリアへ行くために通過するだけ、という過疎エリア。しかもその本から外れた場所にたった3体のみ生息している一介の雑魚モンスターなど、も気にかけるはずがなかった。

しかし2003年2月ごろ、ある噂がヴァナ・ディールを駆け巡る。

「峠のTaisaiがリフレシュを落とした。」

リフレシュとはこのころ追加実装された、効果時間中MPを徐々に回復するという赤魔道士専用の魔法である。FF11ではMPの回復速度経験値の稼ぎを大きく変えるため、この魔法は当時不遇であった赤魔道士たちの立場を変させるのではないかと多大な期待が寄せられていた。
しかし実装からしばらくの間、そのスクロール魔法を覚えるためのアイテム)の入手方法が判明せず、多くの赤魔道士たちを苛立たせた。そんな中で現れたのがこの噂である。

この噂を聞きつけた数多の赤魔道士たち、またはスクロールを売りつけて一攫千を狙おうと画策したそれ以外のプレイヤーたちがラングモントに殺到し、日Taisaiの取り合いを繰り広げるという異様なが見られるようになった。

そして伝説へ……

結論を言えば、この噂はデマである。
後にリフレシュのスクロールは、まったく別の方法で入手可であることが判明する。

MMORPGにおいてデマ情報が広がること自体はそれほどしくはないが、FF11においてこれほどまでに多くのプレイヤーたちが踊らされたデマは後にも先にも存在しない。正にヴァナ・ディール全土を揺るがしたと言える一件であった。

その後も、何か有用そうな魔法アイテムが追加実装されるたびに「峠のTaisaiが○○を落とした。」とネタにしたり、あるいは伝説として後発のプレイヤーたちにり継ぐ者もいる。偽情報に振り回された過去の自分への自嘲・自なのかもしれない。

嘘から出た実(まこと)、デマから生まれた仕様

Taisaiネタとして扱う者も少なくなってきた2005年7月、事態は再度動き出す。
ラングモントに1体のモンスターが追加実装されたのである。

その名はTaisaijin
アモルフ類ヘクトアイズ族のレアモンスターである。

このTaisaijin、出現条件が特殊で、出現箇所にいるTaisaiを一定時"倒さず"に放置していることで姿を現す。

レアモンスターであれば、当然特別なアイテムを落とすというのがゲームの常である。論、このTaisaijinも例外ではない。
このTaisaijinの落とすアイテムは、なんと「リフレシュ」のスクロール。開発・運営側がTaisaiネタキャラと認めた間である。しかも、よりによってTaisai"倒さず"にいることが出現条件ということも、皮の利いた憎い演出と言える。

もうひとつ、Taisaijinが落とすアイテムがある。その名は「スペランカーハット」。どこぞの貧弱冒険者の名を冠しているだけあって、ステータスマイナス補正しかないネタ装備である。
あくまでTaisaijinネタキャラなのだろう。

そしてTaisaijinを倒した者には称号が与えられる。
称号とはプレイヤー二つ名のようなもので、ほとんどゲームに影することのない半ばお遊びの要素である。
得られる称号は「さよなら太歳」。Taisaiネタもう勘弁してくれという心の叫びだろうか。
ちなみに前述の通り、「太歳」には「木星」という意味もあるので、小松左京小説さよならジュピター」のパロディでもあるのだろう。

おかえり太歳

さよならなどと言っておきながら2011年5月Taisaiは帰ってきた。

このときのバージョンアップにて、いくつかのエリアモンスターの大幅な配置変更が行われ、Taisaiの生息するラングモントもその対となった。
Taisai及びTaisaijinは出現位置がずらされただけで大きな影を受けなかったのだが、このバージョンアップで当該エリアモンスターを倒すと低確率宝箱を落とすという要素が追加され、この宝箱から得られるアイテムのひとつが問題なのである。

そのアイテムは背部位に装備する防具「グレプバインケープ」。防御の上昇やステータス補正の他に「被リフレシュ効果時間延長」という特性を持っている。
文字数制限の関係から省略表記になっていて分かりにくいが、本来の名称は「グレーバイン(Grapevine)」。意味は『葡萄の蔓』であるが、転じて『(よくない)噂』という意味で用いられる言葉である。

  • ラングモントで入手でき、
  • リフレシュに関する特性を持っていて、
  • その名に『噂』を冠する。

以上のことから、Taisaiを意識したアイテムであることは間違いないだろう。

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峠のTaisai

5 ななしのよっしん
2011/07/28(木) 17:09:54 ID: z/j/aPAGz1
さよなら太歳の作者さよならしたのにおまF
6 ななしのよっしん
2013/01/05(土) 07:58:37 ID: qgfFEQQ+YK
魔はTaisaiへの感謝の気持ちを忘れてはならない。
7 ななしのよっしん
2013/08/22(木) 23:30:35 ID: 3Xk7cUtHU8
これは日本MMORPG創成期における一つの事件として
半世紀後には教科書に載るだろう
8 ななしのよっしん
2013/09/18(水) 02:21:07 ID: KJ7fPLALuE
ああ、ここ大百科だったんだw
スレの表示見るまでffxi辞典だと思って読んでた。
9 ななしのよっしん
2014/08/24(日) 01:06:15 ID: I5IWk3E0VF
こういうことがあったからこそ世界観に入り込めたんだよなぁ
デマ釣り、噂が飛び交うネットってのも今や懐かしい
今のネトゲも好きだけどね。え、新生・・・?
10 ななしのよっしん
2015/02/22(日) 23:08:13 ID: WqmQ3r3Z6e
なついなー、峠のTaisaiにはLSでり込んだ思い出があるよw

だが、デマ釣り、噂が飛び交うネットが懐かしい?
ばか言っちゃいけないよぉ
まだまだデマ釣りもはびこってるぞ?
たとえばだ、掲示板情報交換するのがメイン艦これだと
「中破進軍で沈する」、「明石が46cmを開発しやすい」等の
デマ提督たちが右往左往しているからなw
11 ななしのよっしん
2015/04/22(水) 21:02:59 ID: E2woRPusYF
こういう身内ネタ公式化みたいなノリってホント寒い
12 ななしのよっしん
2015/06/08(月) 17:47:02 ID: NDYKTyFuZ1
>>11
冷え性か。お大事に。
13 ななしのよっしん
2015/12/14(月) 14:40:43 ID: BBM0lyTk9b
さよなら太歳」とか「Grapevine」とかいちいちウィットが利いてて面いね
14 ななしのよっしん
2018/08/04(土) 18:31:45 ID: Jw4r5q1I9D
公式ネタに便乗すると寒くなるという意見が出ましたが、全に同意ですね。金曜ロードショーで定期的に放映する天空の城ラピュタクライマックスシーンバルス!」も公式が便乗した途端に全く面くなくなった。ふざけんじゃねえってんだよ。

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