提督さん、おはようございます。朝潮型駆逐艦、峯雲。本日も配置に着きます。
「艦隊これくしょん~艦これ~」の艦娘、峯雲とは、大日本帝国海軍が運用していた朝潮型駆逐艦8番艦「峯雲」の擬人化キャラクターである。(デザイン・イラスト:藤川 CV:宮本侑芽)
概要、峯雲が預からせて頂きます。参りましょう。
峯雲は、大阪住之江生まれの朝潮型姉妹八女。
2014年秋イベ~冬に実装された朝雲・山雲(第41駆逐隊=第9駆逐隊)の僚艦であり、彼女らの実装後丸4年を経、2018年12月27日より開始された期間限定海域「邀撃!ブイン防衛作戦」第1海域突破報酬として先行実装された。朝潮型姉妹が期間限定海域突破報酬となるのは、実はこれが最初で最後である。というか、そもそも朝潮型で期間限定海域が初登場だったのも朝雲、峯雲と後に実装された夏雲の3人のみである(誤解されがちだが、山雲は初登場が通常海域への追加実装という逆に珍しいケースである)。
初出が期間限定海域突破報酬艦だったため、実装後しばらく追加の入手方法がなかった。
2020年3月3日から開放されていた期間限定海域「桃の節句!沖に立つ波」にて私服mode(今回のイベントの時期に合わせて実装)の彼女との邂逅が可能であるとの情報があった。以降、期間限定海域で時々邂逅できていたようである。また、2023年1月末のメンテナンスにて実装された7-5のKマス(第1段階ボスマス)で僅かに邂逅したとの情報もあるが、この海域は7-4同様ドロップ艦の変更もあり得るとの触れ込みのため注意が必要。(更に統計サイトの情報によると、1-6で出現する姉「朝雲」同様、遭遇には相当のリアルラックが求められるようである。)
担当イラストレーターは僚艦と同様、朝潮型姉妹の追加艦を手がけてきた藤川氏。また、今回艦これファミリーに仲間入りした宮本侑芽氏が峯雲と最終海域突破報酬・水上機母艦「日進」のCVを担当している。
服装は朝雲・山雲と共通点が多いが彼女らよりスカート丈(腹部に釣り上げた部分)が長く、ガチロリ御用達の朝潮型では最もふくよかな胸部装甲を持つのが特徴。スカート丈については、峯雲の次に実装された夏雲と共通している。白い線の入ったえんじ色のリボンが印象的。
ふくよかすぎる胸部装甲について、朝潮型姉妹の生みの親・絵師コニシ氏は「このおっぱいで朝潮型は無理でしょ…」とコメントしているが、瞳と髪の色、また、このふくよかな胸部装甲は、同郷で同じ第四水雷戦隊の僚艦、さらにその最期を共にした村雨の影響を多分に受けたものと考えるのが自然だろう。そのためか、事あるごとに村雨を呼ぶセリフが登場している。早速、「胸雲」と呼ぶ提督も現れている様子。
改装Lvは秋月型・神風型や山雲・磯風・朝霜に次ぎ、朝潮型姉妹の最高を更新するLv38。持参兵装は22号対水上電探とドラム缶(輸送用)✕2。誰が呼んだか「朝潮型のダブルドラム缶」。「峯」の字義が山の頂を意味することもあり、豊かな胸部装甲は名を体現しているという指摘もある。
せ…性格ですか…あれって、対空戦…いえ、砲戦…砲戦、用意!
性格は、山雲に続き朝潮型姉妹には珍しい穏やか系。今まで「第九駆逐隊」に直接言及する艦娘は僚艦朝雲のみだったが、彼女も「第九駆逐隊」にはっきり言及する。史実において夜間にレーダーに捕捉され艦砲射撃を受けているにも関わらず、現場は航空機による空襲だと勘違いして対空戦の構えをとり、しばらくして艦砲による砲撃だと気づき砲撃戦に切り替えるもあえなく撃沈された事からか、戦闘では対空戦か水上戦か指示が二転三転する(節タイトルはこの開戦セリフのオマージュ)。負傷し入渠すると「第九駆逐隊に穴を空けて申し訳ない」としょぼくれる。
改になると時報がつくが、他の艦娘では前述の村雨のほか、第四水雷戦隊旗艦の那珂・由良、僚艦朝雲(あっちゃん)、山雲(やまちゃん)、夏雲(なっちゃん。那智でも長波でも長月でもないので注意)、日向灘でごっつんこした二水戦15駆の黒潮が登場する。(なお、この衝突事故でより深い傷を負ったのは15駆最後の未実装艦「夏潮」である。)
第八艦隊隷下にいたこともあるため、夜には三水戦の例の方以下数名が夜戦に繰り出すのを目撃しているが、彼女が目撃しているのは第二七駆逐隊の面々のようだ。
期間限定mode
私達第九駆逐隊の鬼は……由良さん? いいかしら……でも、いっちゃいます! 鬼は~外! 福は~内! えいっ!
実装後最初のアップデートにて、「節分mode」が実装された。(参考:右静画)
淡い薄茶色の雲をあしらったロングスカート、深紫色のセーターを纏う姿は若奥様だとか幼稚園の保母さんだとか、そっち系に認識している提督も…。
桃の節句
2020年3月3日、期間限定海域実装に合わせ「桃の節句mode(私服)」が実装された。村雨の4月期の私服modeに酷似した赤系Vネックのトップスに、ベージュ系Aラインロングスカート。右肩に水色のポーチを掛けたお出かけmodeである。(参考:左静画)
残念ながら、村雨の春mode実装と同時に通常グラに戻ったため、実装当時は同時にお揃いコーデにはならなかった模様である。
※実装数年後には村雨と同時に桃の節句modeが展開された。晴れてお揃いでの登場となった。
秋冬制服
既に朝雲・山雲には末期第四駆逐隊(というか「西村艦隊」)の共通意匠として導入され、逆に3年間峯雲には実装されてこなかった「藤川朝潮型秋冬制服」が、夏雲実装を記念して峯雲にも2022/10/14アップデートで同時実装された。
朝雲・山雲・夏雲と比べれば一目瞭然、峯雲の「このおっぱいで朝潮型は無理でしょ…」な胸部装甲によりブレザーがぱっつんぱっつんに膨らんでいる。ゲフンゲフン… 本人は、駆逐隊でお揃いとなりご満悦な表情になっている。
戦史概略
マル2計画で建造された一等駆逐艦「峯雲」(一部資料では「峰雲」と表記される場合もある)は、起工前の1936年12月14日に水上機母艦千代田・瑞穂、同型駆逐艦霰と同時に艦名が発令され、1937年3月22日、大阪住之江の藤永田造船所にて起工。同年11月4日に進水し、1938年4月30日に竣工。朝潮型駆逐艦に類別され横須賀鎮守府籍となり、第41駆逐隊に編入された。ちなみに艦名の「峯雲」とは、真夏の空にひろがる入道雲(積乱雲)の別称である。
他の朝潮型駆逐艦同様、タービン周りに固有の問題を有しており(臨機調事件)、同年12月15日より横須賀工廠で是正工事を受けた。
1939年11月15日、第41駆逐隊は先代第9駆逐隊の佐世保転籍に伴い第9駆の隊名を継承し、翌1940年11月15日、第9駆逐隊は第二艦隊第四水雷戦隊(旗艦:那珂)の一員となる。
1941年6月、日向灘にて第2水雷戦隊第15駆逐隊夏潮(未実装の陽炎型6番艦)の右舷中央部に衝突。さらに後続の黒潮とも衝突し、5ヶ月に渡り呉海軍工廠にて修理を受けた。なお、同年12月の太平洋戦争の開戦には間に合った模様。が、しかし、41年12月末、山雲が損傷し第9駆逐隊は3隻体制になってしまう。
太平洋戦争緒戦では南方作戦に参加。42年2月末のスラバヤ沖海戦にも参戦し、朝雲と共に敵艦目前まで迫り雷撃を行い、戦果を上げた。3月下旬のクリスマス島攻略作戦では、同作戦で負傷した4水戦旗艦那珂を護衛した。同時期、緒戦で傷ついた山雲が修理のため当駆逐隊の籍を離れている。
ミッドウェー海戦で敗北を喫した日本海軍はアリューシャン方面への牽制作戦を実施。9駆は一時的に北方の牽制部隊で7月頭まで活動した。
その後はガ島攻略戦に組み込まれ、第2次ソロモン海戦や鼠輸送作戦等に奔走することとなる。10月の輸送作戦中、峯雲は米軍のSBDドーントレスによる空襲により損傷し、同時期損傷していた五月雨から主砲砲身と対空機銃を譲ってもらっている。
最期は2駆村雨指揮下でペアを組み、コロンバンガラ島クラ湾への輸送任務を終えショートランド泊地への帰投途中の1943年3月5日、米第68任務部隊の軽巡3隻駆逐艦3隻の電探射撃を受け、電探装備のなかった村雨・峯雲は為す術もなく戦没した。(ビラ・スタンモーア夜戦)
サボ島沖海戦で夏雲を、ビラ・スタンモーア夜戦で峯雲を失い、山雲が離脱した第9駆逐隊は朝雲単艦となり、同年4月1日の艦隊再編成により元12駆の吹雪型白雲・薄雲を9駆に加え、第5艦隊第1水雷戦隊に異動となる。また、同日峯雲は村雨やダンピールの悲劇で戦没した朝潮・荒潮・白雪・時津風と同時に除籍された。
戦後、「みねぐも」の艦名は、やまぐも型護衛艦の準同型艦である「みねぐも型護衛艦」のネームシップとして継承された。こちらは1968年8月に就役、1995年8月1日に練習艦に艦種変更され、1999年3月18日に除籍され任を全うした。また、同型艦には朝潮型時代からの同型艦である「なつぐも」と、艦これではおなじみの「叢雲」の名を継いだ「むらくも」が存在した。
関連動画
MMDモデル(関連立体)
関連静画
期間限定mode
関連商品
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関連コミュニティ
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関連項目
2019年冬イベント「邀撃!ブイン防衛作戦」新規実装艦娘 | ||
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朝潮型姉妹 / 朝潮型駆逐艦 |
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