川原弘之単語

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川原弘之（かわはら ひろゆき、1991年8月23日-）とは、福岡県出身の小椋二世元プロ野球選手（投手）である。

概要

大濠高校では甲子園出場は無かったが、豊かな将来性が高く評価され、2009年のドラフト会議で福岡ソフトバンクホークスに2位で指名され入団。背番号は26。高校の先輩に兄と同期の大石達也がおり、よく練習を見に来ていたらしい。

ソフトバンク時代

2010年（1年目）は二軍で8試合に登板した。

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2011年、フレッシュオールスターに出場すると、150km/h台の速球を連発し場内を騒然とさせる。この日最速154km/hをマークし（動画）、全国ニュースでも取り上げられ、一躍大きな注目を集めることになった。同年オフ、金無英・柳田悠岐とともにプエルトリコのウィンターリーグに派遣され、カットボールとツーシームを習得。

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2012年、キャンプから150km/h台を連発して、先発ローテーション候補として大きく期待される。ところが、広島とのオープン戦に先発して1番の東出輝裕に4球目で頭部死球を与え危険球退場、大場翔太の6球退場をも上回る4球退場という珍プレーをやらかした。この年一軍では5月20日の読売ジャイアンツ戦でプロ初登板。リリーフで2試合にお試し登板し、3回で被安打1、四球0、奪三振3で無失点と結果を残したが、一軍登板はこの2試合のみに終わった。

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以降も二軍暮らしが続き、2015年は開幕前に左肩を手術しシーズンを棒に振る。同年オフに今度は左肘の手術を受け、全治1年のため2016年から育成選手契約となった。背番号は122。

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2017年は2年半ぶりに実戦復帰。オフにアジアウインターベースボールリーグのウエスタン選抜に選ばれたが、左肩痛で出場辞退となった。

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2018年は二軍で34試合に登板、5セーブを挙げ防御率1.75と結果を残したが、支配下復帰はならなかった。

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2019年はオープン戦で8試合に登板して無失点と結果を残し、開幕直前の3月26日に周東佑京と共に支配下登録され、4年ぶりに支配下に復帰した。背番号は63。開幕を一軍で迎えると、3月30日の埼玉西武ライオンズ戦で6年ぶりに一軍登板し、プロ初ホールドを挙げ、お立ち台に上がった。以降、ビハインド要員として起用され、4月までは8試合無失点と好投したが、5月は7試合で8失点と調子を落として5月下旬に二軍落ち。7月に一軍復帰したが短期で抹消され、最終的には19試合の登板に留まったが、防御率は2.66といい数字を残した。

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2020年も開幕一軍入り。主にビハインド要員として起用され、防御率は2.00と好成績を残していたが、18イニングで14四球（ちなみに被安打は12）と制球難は相変わらずで、10月頭に二軍落ちしてからは一軍に戻れずシーズンを終えた。前年を上回る22試合に登板、4ホールドをマーク。

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2021年は開幕一軍入りしたものの、3試合投げたところで千賀滉大の復帰で二軍落ち。以降は二軍で29試合に登板したが防御率5点台と結果が出ず、一軍に戻れないままシーズンを終えた。オフに戦力外通告を受け、現役引退。

引退後

ソフトバンクに残り、2022年からはスコアラーを務める。

プレースタイル

入団当初は倉野信次コーチの指示で身体作りに専念し、このことで高校時代は最速144km/hだった球速が急激に上昇した。

左で150km/h連発・ノーコン・決め球不足という、いろんな意味で小椋真介を彷彿とさせるスペックのため、当初から鷹ファンの間では小椋二世にならないかと心配されていた。結局、ロマン枠左腕として長い二軍生活を経て、10年以上在籍したがそこそこ一軍戦力となったのは2年だけという、小椋とどことなく似た経歴で現役生活を終えた。

成績

年度別投手成績

年度	球団	登板	先発	完投	完封	勝利	敗戦	セーブ	ホールド	勝率	投球回	与四球	奪三振	失点	自責点	防御率
2012年	ｿﾌﾄﾊﾞﾝｸ	2	0	0	0	0	0	0	0	.---	3.0	0	3	0	0	0.00
2013年		1	0	0	0	0	0	0	0	.---	3.0	2	1	3	3	9.00
2019年		19	0	0	0	0	0	0	1	.---	23.2	14	10	10	7	2.66
2020年		22	0	0	0	0	0	0	4	.---	18.0	14	15	5	4	2.00
2021年		3	0	0	0	0	0	0	0	.---	2.1	3	2	2	2	7.71
NPB：5年		47	0	0	0	0	0	0	5	.---	50.0	33	31	20	16	2.88

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関連コミュニティ

関連項目

• プロ野球選手一覧
• 福岡ソフトバンクホークス
• 2009年度新人選手選択会議
• 小椋真介