巡視船(じゅんしせん)とは、海上保安庁が運用する艦船の総称である。
概要
国土交通省の外局である海上保安庁に所属する、日本近海の安全と治安確保に当たる船舶のこと。
主に、海上における法令の励行、海難救助、海洋汚染および災害の防止、海上における犯罪の予防および鎮圧、海上における犯人の捜査および逮捕など、安全の確保に関する事務を任務とする。
海上保安庁の警備救難業務で使用される船舶の総称として使用される場合もあるが、海上保安庁では「海上保安庁の船舶の番号及び標識」(昭和24年 海上保安庁告示第36号)に基づき、外洋の広い海域活動に適した比較的大きい船型を「巡視船」、港内や沿岸などの限られた海域活動に適した比較的小さい船型を「巡視艇」と区別している。
種類
種別 | 特徴 | 船級 |
PLH | ヘリコプター格納庫を装備= ヘリコプターを常載する事で 広い海域での活動を行う。 規模は排水量4000t~9000tで 搭載機関砲も大型・複数搭載。 |
しきしま、あきつしま、 みずほ型etc |
PL | PLHを補完するためヘリコプター甲板 を備えて給油や人員輸送を行えるが 本業は排他的経済水域での救助・警備。 北朝鮮工作船、尖閣諸島問題の影響を 最も受けた船種で迷走が見られる。 規模は排水量3000t~1500t程度。 |
ひだ型、はてるま型、 くにがみ型、いずetc |
PM | PLを補完する規模500t~300t級。 これ以降の巡視船は20㎜バルカン砲 のみしか搭載しない |
かとり型、あまみ型etc |
PS | 巡視船の中で最も小規模で130t~200t級 | しんざん型、つるぎ型etc |
旧海軍艦転用 | 海保創世期に運用されていた旧日本海軍 艦船の転用型。 当初は非武装だったが後に両用砲が装備 された。 |
宗谷、おじか型[1] |
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関連項目
脚注
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