左門くんはサモナーとは、『週刊少年ジャンプ』で2015年43号から連載されている漫画である。
概要
作者はカマトロPげふんげふん沼駿。2014年に『モロモノの事情』を全3話で短期集中連載した後、本作で本格的に連載デビュー。
天使すぎる少女「天使ヶ原 桜」(通称てっしー)が、ひねくれ召喚術士(サモナー)「左門 召介」のけしかける様々な悪魔の嫌がらせに耐えながらも学園生活を謳歌する召喚術士コメディ。
古今東西を問わず召喚される様々な悪魔や、一癖も二癖もある友人たちに囲まれながらも天使であり続けるてっしーマジてっしー。
現在、単行本全10巻が発売中。(2017年6月には最終回を迎えている。)
あらすじ
良い人過ぎて周りから「天使」「仏」呼ばわりされるほどの人格者「天使ヶ原 桜」は、転校初日から趣味は悪魔の召喚と発言し孤立した「左門 召介」にもお節介をかける。
彼女が「良い人」と認識した左門。しかし彼が好きなのは「悪魔の誘惑に屈する欲深い人間」であり、てっしーは彼が最も嫌いとする人間であった。
これまで焼かれた余計なお世話の代わりとして、彼もてっしーが自分の欲に素直になれるように様々な悪魔をけしかけるという余計なお世話を焼きはじめる。
彼の目的はてっしーが「醜く、汚く、見苦しく、欲を出して好感の持てる最低最悪の人間になってくれる」こと。
こうして左門くん&悪魔たち&てっしー&濃すぎるキャラクターのドタバタ召喚術士コメディが幕をあける。
登場キャラ紹介
主要登場人物
- 天使ヶ原 桜(てしがわら さくら)
『本音?「ごちゃごちゃうるせえ」だよ』
この物語のヒロイン。ショートボブな仏系少女。通称てっしー。家族は父母と妹。名の由来はサークルクラッシャーをもじったもの。あまりに天使過ぎる性格の良さから周りに天使や仏や女神扱いされるほど。しかし性格の良さに反して言葉遣いはそれほど清楚というわけではない(特にツッコミ)。
左門の巻き起こす騒動に毎回狙い撃ちにされながらも、一切天使さを失わない最強の精神力の持ち主。後述の地獄で8番目にえらい人ですら「とんでもねぇぞこれ!!」と言い放つほどの悪魔の攻撃を毎日耐え続けている。ただし表情のデフォルトがアルカイックスマイルのポーカーフェイスなだけであり、平気な顔をしている内心では必死に欲望に抵抗していたり人並みに羞恥に襲われていたりと決して無敵というわけではない。故にその理性の強さが際立つのだが。
あまりに無欲すぎるので悪魔に襲われやすいタイプらしいが、左門絡みの悪魔には大体好かれるてっしーマジ仏。それでも襲ってくるようなヤバい悪魔は、普段は未然に地獄の総監督官がちゃんと抑えてくれている。なのでこの人が地上にいない時期はちょっとまずい。
やる人がいないから学級委員になったりと、流されやすかったり頼まれたら断りきれない一面がある。また幼少より「良い子」と評価され続けてきた反動で、「悪い子」扱いされると未知の開放感を覚えたりする。
親子揃って、根っからのオカン気質なせいか、妹や一部の友人に対する威圧感は相当なものとなっており、睨み殺しだけで不良グループの頭を無自覚で鎮圧させてしまう事から、下記の茨木以外の不良から黒幕扱いされている。好物は手羽先。手羽先プリンなる珍妙なプリンをわざわざ名古屋から取り寄せるほど。なお、このプリン、まともな味覚の人間にとっては泣くほど不味い。
- 左門 召介(さもん しょうすけ)
『ヘブライ語で話してくれないと何言ってるか分かりませぇ~ん』
この物語の主人公。ものすごく図太いアホ毛(通称『トンガリ』)と黒い右目が特徴。
地獄で屈指の実力を持つ悪魔達すら軽々と召喚する超凄腕召喚術士だが、性格は最低(カス)。初召喚でアンリを呼び出す辺り、その才能の高さが伺える。
屈指の善人嫌いのため、てっしーを地獄に引きずり落とそうと召喚術を利用して様々な「余計なお世話」を焼いている。
当初はただのゲス野郎に見えたが、回を重ねるにつれて様々なポンコツっぷりが浮き出てきた。特に虫は気絶するほど苦手で、体力もゴミレベル。性格もドSのようで、てっし-曰く「注文の多いドM」なだけらしい。ただし相当の負けず嫌いで、目標のためならば努力を惜しまず決して諦めない執念深さを備える。成績は学年中トップで悪知恵も働くと、頭脳面はかなり優秀だが、教えるのまではうまくこなせない。
ちなみに猫好き。てっしーに会うまでの彼の対人関係は猫、閣下、アンリの手紙くらいしかなかったらしい。
実家はエクソシストの名家であるが幼少期の育て方からか友達がおらず、友達が欲しくて召喚術に手を出した。今も根底の望みは変わっておらず、身勝手な召喚や悪魔との戦闘を繰り返すのもこれに纏わるとある理由によるものである。
- 嬉村 笑美(きむら えみ)
『胸の小せぇ女が大きなこと言うなってか!』
てっしーの幼馴染。ポニーテールで胸が可愛い体育会系少女。明るくさっぱりとした性格で、陸上部所属のエース。
サバサバしすぎたところもあり、時々ずけずけとものを言いすぎることがある。左門&九頭龍のもやしーズに友情が芽生えたのは多分この人のおかげ。
自身の体型にコンプレックスがあるようで、貧乳と言われるとてっしー相手でも存外にぶち切れる。
メインメンバーの人間の中で、唯一悪魔を知らない人。悪魔の仕業は彼女にとってすべて「プラズマっぽい何か」である。
- 嫌田 悲恋(やだ かなこ)
『お前ら皆 死ねェーッ!!』
てっしーの友人。長身メガネで一見文化系クールビューティーに見えるが、実は一番血の気が多い武闘派少女で、元(?)不良。通称ヤーさん。
黙ってれば美人なのだが、飢えた野獣のような恋愛スタイルのせいで男がみんなドン引くため死ぬほどモテず、リア充に逆恨みしている。ちなみにメガネはモテるためにしているだけの伊達であり、裸眼視力は2.0。
てっしーと違い欲望丸出しなため、左門に「好人物」と評された事に感激し、彼に惚れた…はずなのだが、その後の言動を見るにつけどうやらあまりの左門のカス虫っぷりに恋心はどこかに霧散したらしい。缶コーヒーはブラック派。
- 九頭龍 芥(くずりゅう かい)
『へっへっへ…もう1静岡分の利益は回収できちまったな…』
てっしーのクラスメイト。9つの斬撃とか閃き的なのは関係ない。
THE・クズと呼ぶべきほど清々しいまでのクズ。左門曰く「の○太くんから将来性を引き算したような人」。毎回左門の悪魔の力を借りて一儲けしようと画策するが、の○太くん同様痛いしっぺ返しを食らいひどい目に合うも全然懲りてない。死にかけたことを笑って話せる辺りある意味器がデカイ。
左門とは様々ないざこざの後意気投合し、彼にとって初めての自他ともに認める友人となった。以降は度々左門の力で高校を悪政下に置く「クズ王朝」を発足して彼ともども痛い目にあったり、小学生みたいな遊び方を共にするのが日常となっている。体力も彼同様クズレベル。また、先輩(ベヒモス)には一度殺されかけて以来畏敬の念をもって接している。料理上手であり、左門が悪魔を使って材料を取ってくる代わりに弁当を作っている(他にも飯を奢って貰ったりしている)。
※なんかの肉塊→やわらかいゴミ→いつもの肉塊
主要人物の周囲
- 下呂(げろ)
『それが真理だ…!!』
てっしーのクラスメイト。ゲロるから下呂。あんまりだ。
乗り物が大の苦手で、社会科見学の際彼のゲロをてっしーが素手キャッチして以降彼女を仏のごとく信仰している。
天使ヶ原桜ファンクラブなるものまで設立しており、昼休憩には校舎裏で定例会議を行っている。彼の秘密のベールに包まれた下の名前は単行本10巻でわかるぞ!GO!
- 祓 正義(はらえ まさよし)
『幻覚だ!!目を覚ませ祓正よ目がァーッ!!』
2-Aの生徒にしてかつて左門家の門下生だった祓魔師(エクソシスト)。どこぞの3-Eの生徒と違い「ジャスティス」とは読まない。
厳格でやや押しつけがましい部分はあるものの、アンリですら近づけない魔除けの札を扱えたり、装備と精神力による対悪魔の耐久力を備えたりと、祓魔師としての実力は相当なものである。特に清めの塩に関しては周囲をドン引きさせる勢いで拘り、対悪魔グローブに漬け込む、校内各所に盛り塩を配置する、食事にも腎臓がイカれる量の盛り塩をのせたうえで油もかける、目を清めようと盛り塩をぶち込んで一時的に視力を奪われる自爆をやらかすなど、「盛り塩」のあだ名に恥じぬ塩分星人っぷりを発揮する。条件さえ整えば盛り塩からビームも出せる。
まじめすぎて他人の意見を聞き入れない節もあったが、基本は少年漫画の主人公らしい好青年であり、クズカスの愚行を打ち破ったことがきっかけで盛り塩行為ごと周囲に受け入れられている。祓魔師だが左門にとっての虫と同程度に幽霊の類が苦手で、ウィスプもギリギリセーフという割にはシチュエーション次第で簡単に狼狽える。
- 加護 小鳥(かご ことり)
『あんなノリが素でできたら私ただの変人ですよ~ もしくは王ですよ~』
左門たちの一つ下の後輩。気弱な世間知らずの箱入り娘だったが、例に漏れずなかなかの変人。
母親の厳しい教育方針のせいで友達と遊ぶことすらしたことがなかったが、左門なりのやり方で勇気をもらって以降、だんだんと自己主張ができるようになった。そのときのことを感謝し、左門のことを「王子様」と密かに恋い慕っている。左門が珍しくいい先輩ポジションになるくらいには気に入られている。境遇故に周囲の影響を受けやすく、一度見た技や変顔はそのまま再現できるスポンジのごとき吸収力という特技となり、一時は部活動の勧誘が引く手あまただった。自分の判断で演劇部に入って以降も役作りのために運動部の助っ人を受け持つこともある。
天使ヶ原家
- 天使ヶ原 輪(てしがわら りん)
『次 妙な動きしたらてめーらの頭がボウリングの玉みてーに弾け飛ぶぜ』
てっしーの妹で不良グループ『仏血霧(ブッチギリ)』の頭目(ヘッド)。地毛はてっしーと同じ黒だが、金髪に染めている。
不良の頭目を張ってるだけあってか戦闘力は受肉中のネビロス目線からしても悪魔に匹敵するほど強く、狭い密室内で用意のない左門では相手にならない。ただし姉と母には頭が上がらず、天使ヶ原家の中ではザコポジションである。
- 天使ヶ原 環(てしがわら たまき)
『アラアラウフフ略してアラフ』
てっしーの母にして主婦。作中登場人物の女性キャラ一の巨乳。
常に微笑みを絶やさず、何かと主張の強い家族全員に対して微笑みと一言で鎮圧することができる天使ヶ原家のラスボス。娘の浮いた話に猟犬の如く食い下がり、左門をてっしーの彼氏と勘違い(?)している(別にこの人が特別勘違いしやすいわけではないと思うが)。この娘にしてこの母ありというべきか、ナンパをされまくるほど超モテる。
- 天使ヶ原 円(てしがわら まどか)
『なんだ―――天使かと思ったら… 娘か―――』
てっしーの父にして会社員(部長)。
家族のことを溺愛しており、娘に近づく彼氏(カスやろう)である左門(誤解)を危険視している。その執念に似た愛とラグビー部主将経験のあるフィジカルで、一時期はあの左門ですらしばらく怯えさせた。部下からの人気と信頼も厚い。カス虫との衝突の結果しょっちゅう袖が破かれ強制クールビズになる(略してビズる)。
悪魔
本編内では分かりやすく会社の単位が使われていたが妖怪なども悪魔に入る。自分から見せないようにしない限りは人間からは見えないが、見られる素質がある者や召喚儀式を見た者などは悪魔が見られるようになる。
- ブーシュヤンスタ
『二度寝するでヤンス』
ゾロアスター教の悪魔。通称ブーやん。
人に眠気を吹き込み、怠け者にする女悪魔。能力:惰眠への誘い
対てっしー用出しっぱ要員その1。彼女とベヒモスはまさに黄金タッグ。
ほぼ『二度寝するでヤンス』くらいしか喋れないので会話が成り立たない・・・が、てっしーへの嫌がらせ行為を命じられ続けた結果、多少は意志表現できるようになった様子。たまに高橋留美子劇場の珍獣のようにプラカードを用いて知らせることもある。
- ベヒモス
『カロリーを摂れ…』
通称先輩。暴飲暴食を司る象頭人身の悪魔。能力:暴食への誘い
対てっしー用出しっぱ要員その2。ブーやんと違い普通に会話が可能で、紳士かつフランクなしゃべり方をしている。一度話の主役を張るほど謎の人気の持ち主。また、ピアノ演奏という特技もある。
たまにギャグパートなどで他作品のオマージュ技を披露するが、性格が基本的に温厚なせいか、シリアスパートでは表立って使わない。釘パンチも打てる(調子がいいときは30連いく)。
彼にとって「暴食」とは「カロリー」とのこと。
- 悪神アンリ・マユ
『知らない人ばかりのとこに1人だと心細いでしょー!?』
ゾロアスターの悪魔の長。地獄での立場は閣下より上。通称アンリ、インフルババア。
世のあらゆる災いを生んだ絶対悪にしてゾロアスター最強の悪神。自分を初めて喚んだ左門にベタぼれしている。(この時のエピソードがある意味全ての元凶)
見た目は褐色ツインテールの女の子だが、左門曰く「ヤバいし死ねる系」の悪魔。しかしそんな肩書にも関わらず行動は恋する乙女そのもので、嫉妬によるみみっちいいたずらをてっしーに仕掛けた。ただ毎年新型インフル流行らせたり悪しき思考(アカ=マナフ)をてっしーにとり憑かせようとするなどエグいことも平気でする。インフル・疫病扱いされることが多く、常に放出しているインフルオーラは幼児では耐えられなかったり、電子機器の類でもコンピューターウイルスなどの変調をもたらしたり、通常の料理でなぜか放電したりと災厄のエピソードに事欠かない。
長年独りだったためにBコン(ぼっちコンプレックス)もち。てっしーと友達になって以降ぼっち病が少しづつ直ってきてる様子。てっしー以外の友人たちとも友達になろうとしているが、アンリにとってクズはただの肉塊。充実した交友関係が築き上げられたゆえに、逆に一人の時間を欲することができるようになるまでになった。
ちなみに彼女はネビロスのように受肉しているわけではないので左門の召喚対象ではあるが、過去に初召喚された以外は毎回彼女自身の意志でこっちに来ている。
全力での戦闘を行う際は毛髪を伸長させた黒いドレスを纏い、左目の下に蛇腹のような線が浮かぶ。
- 変化悪魔(シェイプシフタ)
『ゲロくせぇ口で長台詞しゃべんな』
普段は3本毛のあかまるほっぺの赤ちゃんみたいな見た目の悪魔。能力:変身、擬態
相手そっくりの偽物に変身するが、思考や言動は本人と全く別となり、てっしーに化けた「偽ヶ原」は左門の超ツボレベルの外道と化した。偽ヶ原が巻き起こした騒動は結局プラズマ的なアレで起きた集団ヒステリー扱いされている。左門に化けた「召くん」はてっしーが青ざめるレベルのリア充と化し、カス虫の学校での居場所をいとも簡単に奪った。左門も召喚できるらしく、左門の命令で手羽プリンに化けたときは冷蔵庫の寒さに風邪をひき、プリンに手足が生えた非常にシュールな姿となった。
- おばりよん
『おばりよん』
新潟県に伝わる妖怪。
人に負ぶさってどんどん重くなっていく。能力:体重の増加
(日本昔話のEDに出てくるような)狐の姿をしているが、これは新潟県南蒲原郡に伝わるおばりよんは「バロウギツネ」というキツネだとする昔話から。
ちなみに「ばりよん」とは「負われたい」を意味する方言のこと。
- 悪しき思考(アカ=マナフ)
『何もラウンドワンだけが遊びの場ではないでしょう?』
ベレー帽のような容姿のゾロアスター教の悪魔。
とり憑いた者の選択を常に誤ったものにする。能力:「過ち」への誘い
アンリの対てっしー用アイテムみたいなもん。身内からもハブられがちなアンリにとっての希少な話し相手でもある。
- サキュバス
『…何だか暑くなってきちゃったァ…』
淫魔。
男性を誘惑し精気を奪う女悪魔。能力:異性への誘惑
ぶっちゃけ見た目はただのバブリーお姉さん。召喚に3時間かかるが、それはアポなしで呼ぶとノーメイクの化け物が現れるため。
しかも特殊能力はなく、男をオトすのに用いるのは自分の腕一本だけ(しかもそのテクニックがクソ安い上に小一時間で全て教えられるレベル)なので、ホントに「ただあだ名が淫魔の人」でしかない。
ちなみに合コンの勝率は六割。微妙すぎる。サキュバスのキャバクラ(キュバクラ)を経営するサキュバス嬢キュバ嬢でもある。
- 茨木童子
!?『”何の用”だ?”決まって”んダロ…!?てめーと”戦争(トラブ)り”に来たのヨ…!!』
”鬼”。
”平安時代”の京都を”脅かした”鬼の一人。"ネビロス"の管轄外らしく、彼に"一方的"に突っかかっている。
”性格”は狂暴にて凶悪、残忍で危険極まりない”悪鬼”。しかし”本当に恐ろしい”ところはすごい危険なやつにも関わらず”ちょっと面白い”ところとは閣下の弁。
”一昔前”の”ヤンキー”そのまんまの”見た目”と”言動”を”テンプレ”通りに”こなして”いくため、”閣下”と”てっしー”は”ツボ”に入りまくった。頭の上には常に”!?”が付きまとっており、ちょっと動きに連動する。”!”の部分で”人”を”どつく”ことも”可能”で、茨木が”地”に伏せた際には”地面”に”刺さっ”た
単なる”モブ”ではないらしく、町の不良たちが勢ぞろいした際は、”ヤーさん”を気に入り追いかける描写も。”ヤーさん”への”恋慕”から”左門”と”ベヒモス先輩”と”ブーやん”で”バンド活動(!?)”を始めた。”バンド名”は”『鬼ゃん子』”…!?(”ブーやん”考案)
”こいつ”の”言動”が”気に”なったって人は、とりあえず”特攻の拓”で”画像検索”してみるといいよ。
赤き竜
三大支配者+赤き竜の六柱+ソロモン七十二柱の悪魔で構成されている悪魔グループ。左門が好んで喚ぶ悪魔はソロモン七十二柱に多い。
地獄の三大支配者
糞山1名と黒塗り2名で構成されたとても偉い人達。
全員六柱よりも一般的な知名度は高いが、詳細が明らかとなっているのは
ベルゼビュートのみという逆転現象が起こっている
- 皇帝ルシファー
『死刑☆』
地獄のNo.1。能力:不明。
ツインテールと長耳以外の特徴が黒塗りで隠匿された暫定少年の悪魔。作中ではそれ以外にマジになんの情報も開示されていない。
- 大公爵アスタロト
『死刑☆』
地獄のNo.2。能力:不明
お団子へアーとナイスバディ以外の特徴が黒塗りで隠匿された暫定女性の悪魔。ネビロスを直属の部下と置いていることは作中でも言及されている。
- 王ベルゼビュート
『汚物を揃えるビンゴかテメーらは』
地獄のNo.3。別名『糞山の王(ベルゼブブ)』。能力:嵐を身に纏う臨戦形態”気高き王(バアル・ゼブル)”
赤黒い前髪や上着に虫を連想させる意匠をもつ銀髪の悪魔。他人に対して基本的に「クソ○○」という呼称を用いる。戦いを生きがいとしながらも長すぎる命による好敵手の損失を憂いているため、絶対悪としてのアンリを「永遠の命」と同義として執心している(その執心っぷりは喧嘩のたびにアンリの偶像を造らせるほどであり、度々「好きなのでは?」と疑問に思われている)が、アンリが左門たちとの交流を経て弱体化していることに業を煮やし彼女を幽閉する。粗暴な外見と言動に反して思慮深く、個人的な拘りを持ち込んだ戦争の際も王としての責務をなによりも優先する王道を征く者でもある。「糞山」と「蝿」は禁句。
赤き竜の六柱
ニート、こども大将、オッサン、ブラック系上司、バイト、スイーツバカで構成された偉い人達。
ほとんど人間と変わらない風貌をしているが、皆ああ見えて3000年以上は生きているらしい。
- 宰相ルキフグス
『二十四時間ログインしてますから』
「赤き竜の六柱」第一柱。フルネームはルキフグス・ロフォカルス
地獄のNo.4。能力:あらゆる宝物の管理。
ロングヘアーに見た目は格好いいのだが服に必ずOTAKUの文字が入っている。六柱の中では一番偉いのだが中身は引きこもり。かつては宝物管理をしていたが現在はアニメのDVDをコレクションしたりフィギュアをコレクションしたりしている。アガリアレプトの有能度と真面目評価でも論外とされている。もっと威厳を出せと周囲にプレッシャーを与えられ続けていたが、てっしーと出会い彼女の包容力をみて彼女に恋をする。酒癖が悪い。能力と部下のアガレスの力を使うことで古今東西の武器を使用可能。某ゲームの王の財宝にちょっと似ているが仕様技能も所持している。現在のブームはアニメやら何やらの影響で日本刀。
- 大将サタナキア
『自分たちが何者か言ってごらんなさいな』
「赤き竜の六柱」第二柱。地獄のNo.5。見た目は少女。愛称はナッキー。能力:あらゆる女性の魅了。
アイドルグループSMN72のリーダーを務めている。性質上男性ファンが少ないためアガリアレプトが来ると嬉しい。アイドル以外にも多岐にわたるタレント活動を行っているらしく、そのステキ女子的魅力から悪魔女子の間では「女子神」としてカリスマ視されている。怒らせると女子会を処刑場へと変貌させるほどの言葉のエッジがエグくなる。タレント活動以外ではアガリアレプトと共に行動しているが、フルーレティの合法スレスレの商売に最も積極的に加担していたりと
- 司令アガリアレプト
『当たってたらどうすんだよ万一!』
「赤き竜の六柱」第三柱。地獄のNo.6。見た目はサスペンダーに着崩したスーツに煙草というオッサン。
有能ではあるがやる気が無い。そのため中将Pに逆らえないところがある。能力:あらゆる機密の看破。
PCのパスワードや、上官が持っている下着で最も多い色、といったしょーもない秘密から、敵対者の素性や居場所、果てはその手勢や奥の手に至るまで、どんな問題でも瞬時に答えを導き出せる作中屈指のチート能力者だが、見方によってはとても地味。本人にとっても他人にとっても知ったら損した気分になる情報も知ってしまうところもあるため、どうしても多用を避けてしまう能力の模様。
六柱のクイズ王。
- 中将フルーレティ
『中将Pとお呼びください』
ベルゼビュート直属の部下にして「赤き竜の六柱」第四柱。六柱の中では最後に出てきた。
赤き竜の経済全般を担当する。地獄のNo.7。能力:一晩であらゆる仕事を終わらせる
ショートカットの髪にメガネにスーツ。六柱の中で一番仕事関連では有能であり二番目に真面目。六柱の中で数少ないまともに仕事をする悪魔(ネビロスが受肉中のため)であるため、他五柱は逆らえない。その有能さゆえに組織内でも嫌われ役を被る機会が多い。押しが非常に強い。経済活動のためにてっしーをアイドルにしたりオンラインゲームのモチーフにしたりしているが商売に役に立つか役に立たないかで判断しているフシがある。ある意味殺し屋の思考。
- 少将ネビロス
『(前略)いかがお過ごしであろうと死ね』
アスタロト麾下「赤き竜の六柱」第五柱。地獄の総監督官で、左門の好敵手にて「左門召介被害者の会」会長。通称閣下。
各地の悪魔の軍勢を監視する地獄のNo.8。能力:??? アスタロト配下
左門の100倍優しい悪魔で、守る相手を人か悪魔で選ばない熱い人。てっしーに惚れている。
左門に召喚されないように受肉しているが、そのため悪魔の攻撃は効くわ橋の下で段ボール敷いて生活する羽目になるわと散々な目にあっている。現在は生活費を稼ぐため[カフェKITAZAWA]でネビ夫(偽名)として働いている。性格の良さと、悪魔と人の社会双方で仕事をこなす手際の良さが買われたのか、町の住人として溶け込みつつある。もっとも、人間達からも厄介事を持ち込む輩が現れ、苦労人ぶりも増加。
ちなみに悪魔に狙われやすいてっしーだが、キリスト教系のヤバイのは閣下が抑えてくれているらしい。ただしアンリ・マユは系列違いの上数少ない彼より立場が上の悪魔なため、彼女に対して頭が上がらない。また、日本以外の国では知名度が微妙な妖怪や、悪魔なのか天使なのか判別に困る奴など、自身の徳だけでは抑えられない者も何名か存在する。
- サルガタナス
『すみません「今日のスイーツ」まだですか』
「赤き竜の六柱」第六柱。旅団長を務める地獄のNo.9。能力:鍵開け、瞬間移動他。
シルクハットをすっぽり被ったようなスーツ姿の女悪魔。巨乳。
鍵開けに司会進行役に閣下煽り要員と、相当偉い立場にも関わらず左門に便利屋扱いされている。
閣下が段ボール生活をしてる間にカフェ慣れしたスイーツ女と化した。最近は脳までスイーツ化。おまけに、閣下の悩みについて、あろうことか左門に相談してしまうアホの子。作者には「本業はブロガー」と言われる始末。しかし荒事にはとても強く、閣下いわく「戦闘においてサルほど信頼のおける奴はいない」。
- 七十二柱
- グラシャ=ラボラス
有翼犬の猛犬。地獄の大総裁にして殺戮のプロ。能力:透明化
ネビロス直属の部下だが、左門の登校用チャリ扱いされている。閣下曰く毎日チャリパクされてるも同然。
- カイム
『てっしーおらんの…?』
地獄の大総裁。能力:動物との会話
左門が猫と話したいがために召喚された悪魔。後にヘラクレス集めの際にも呼び出され、てっしーに抱っこしてもらったからか彼女がお気に入りの様子。
余談だが、原点である「地獄の辞典」に描かれている挿絵の姿とあんまり見た目が変わらない(つか挿絵の時点で普通に可愛い)。
- クロケル
『今でしょ』
能力:水温操作
目が隠れるほどのロン毛に黒い翼、そして半裸。風呂沸かし要員。使いようによっては足止めや嫌がらせに使える面白い能力だが、本人はなぜか茶番芸に使っている。幾何学にも精通する通称「幾何学の魔術師」だが、赤き竜インテリ三銃士の林修枠を狙っている。
- サブナック
能力:建造
猫の城建造要員。
- バルバトス
- 『やめろォ!!俺たちは会長と戦いたくない!!』
- 能力:射手
- ロビンフッドのようなフードを被った射手の悪魔。「左門召介被害者の会」のメンバーとして登場したが、同タイミングで初登場したボティスに比べ出番はないが、弓矢の攻撃力は六柱相手にも致命傷を与えうる。
- ボティス
- 『やめろ!!やめてくれェーッ!!』
- 能力:剣士
- 牙と2本の角を持つ女剣士の悪魔。蛇の姿にもなり小さな魔方陣で召喚可能なうえ強力なので戦闘では多用される。アイドルグループSMN72のクール担当(通称『ボッちゃん』)で、SNSのアイコンもアイドル衣装のハート形に開いた胸元にしてある。剣の攻撃力は六柱相手にも致命傷となりうる。
- ガープ
- 『よっすどうも』
- 能力:瞬間移動、他多数
角ととマントが特徴的な黒づくめの悪魔。太陽が一定の方位にある時にしか現れない。哲学にも精通しており、赤き竜インテリ三銃士の「歩く哲学書」の異名を欲しいままにする。
- ブエル
- 『今でしょ』
- 能力:瞬間移動、他多数
- ライオンの顔に5本の足がついた悪魔。原典とはうってかわってゆるキャラ的デフォルメがなされている。論理学に精通しており、赤き竜インテリ三銃士において「悪魔界の林修」と呼ばれる。
- アガレス
- 『ネビロス少将最早ここまで…』
- 能力:時間操作
- ワニの顔をした老いた悪魔。異なる時間軸に存在可。対象を子供にしたり、タイムスリップさせたり出来る。ルキフグスの部下だが、時にはネビロスの頼みを聞き入れ、出張することもある。
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関連項目
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