巻とは、以下のことを表す。
人名
その他
漢字として
巻
- Unicode
- U+5DFB
- JIS X 0213
- 1-20-12
- 部首
- 己部
- 画数
- 9画
卷
- Unicode
- U+5377
- JIS X 0213
- 1-50-43
- 部首
- 㔾部
- 画数
- 8画
- 意味
- 旧字は卷。
- 平たいものをまるめたもの、まく、巻物、書巻、曲がる、かがめる、しまう、という意味がある。
- また捲と通じてまく、拳と通じてこぶし、圏と通じてかたまり、惓と通じて親しむ、婘と通じて見た目がきれい、絭と通じて、たすき、鬈と通じて巻き上げた髪、袞と通じて貴族の礼服、という意味がある。
- 字形
- 諸説ある。
- 〔説文解字〕には「厀(ひざ)曲るなり。卪に從ひ𢍏聲」とあり、𢍏(𠔉)声の形声とする。また膝が曲がる意味とする。〔段注〕は巻く意味は膝を曲がる意味からの引伸義としている。ほかに釆+廾+卩の会意で、獣皮を一巻にしたものとする説(白川静)などがある。
- 音訓
- 音読みはカン、ケン、訓読みは、まく、まき。
- 規格・区分
- 巻は常用漢字であり、小学校6年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。
- 卷は人名用漢字である。JIS X 0213第二水準。2004年に許容字体から人名用漢字に格上げされた。
- 声符
- 巻を声符とする漢字には、倦、劵、勌、圏、婘、惓、捲、菤、𨹵、䊎、綣、䱧、鬈などがある。
- 語彙
- 巻阿・巻懐・巻曲・巻巻・巻甲・巻耳・巻軸・巻首・卷舒・巻石・卷舌・巻然・巻土重来・巻頭・巻髪・巻尾・巻末
異体字
- 𨤖は、〔康煕字典〕が〔説文〕の本字とする字。
- 𠨟は、〔集韻〕の本字。
- 㢧は、〔眞誥〕に卷と同じとある異体字。〔康煕字典〕の𢎥字の説明によれば道経に見えるらしい。Unicodeも卷の異体としている。
- 𡰳は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。
- 𢎠は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。
- 𩁫は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。
関連項目
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