市村鉄之助とは新選組隊士である。両長召抱人。
概要
慶応4年(1868年)1月の鳥羽伏見の戦い後江戸に向かい、近藤勇の投降後会津・仙台を転戦する。仙台で榎本軍と合流し、蝦夷に渡ってからは土方歳三に付き従う。土方は市村を気に入り「頗る勝気、性亦怜悧」と評したとされる。
明治2年(1869年)4月、土方の命を受けて函館を逃れ、日野在住の土方姉の夫で、近藤の義兄弟でもあった佐藤彦五郎宅を訪れる。佐藤宅に着いた市村は土方の言伝と遺影となる写真を届けた。それから3年ほど佐藤家に居候し、故郷に帰ったとされる。その後の消息については明治6年(1873年)頃に病死したとするもの、もう1つは明治10年(1877年)の西南戦争に西郷軍として参戦し、戦死したとするものの2つの説がある。
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