希望皇ホープ(英:Utopia)とは、遊戯王に関連する用語である。
- 「No.39 希望皇ホープ」の略称。台詞上では「希望皇ホープの効果発動!」などと使われる。
特に他のカードと混同する恐れがない場合、さらに略されて「ホープ」と呼ばれることのほうが多い。
→「No.39 希望皇ホープ」を参照。 - テキスト上で指定される、「『希望皇ホープ』と名のついたモンスター」のこと。本項で解説。
「『ホープ』(と名のついた)モンスター」も本項で取り扱う。
概要
カテゴリとしての初出はOCG版の「COSMO BLAZER」(CBLZ)で登場したZW(ゼアル・ウェポン)。それ以前のパックが初出のZWは全て「CNo.39 希望皇ホープレイ」を指定していた。
また、アニメでは全てのZWが「CNo.39 希望皇ホープレイ」を指定しており、「No.39 希望皇ホープ」には装備できない。なぜCBLZ以降に初出のZWだけが「希望皇ホープ」と名のついたモンスターを指定するようになったのかは不明。装備対象が広がったことは素直に喜ぶべきなのかもしれないが……。
2015年7月現在、「希望皇ホープ」と名のついたモンスターは以下の通り。
- No.39 希望皇ホープ・ルーツ
- No.39 希望皇ホープ
- CNo.39 希望皇ホープレイ
- SNo.39 希望皇ホープONE
- CNo.39 希望皇ホープレイV
- CNo.39 希望皇ホープレイ・ヴィクトリー
- SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング
- No.93 希望皇ホープ・カイザー
また、以下のモンスターは、ルール上「『希望皇ホープ』と名のついたカード」としても扱う効果を持っている。
カテゴリ登場時点では「No.39 希望皇ホープ」と「CNo.39 希望皇ホープレイ」しか存在しなかったが、後にホープの進化・変化形態としていくつか登場した。
「BFが~」、「リチュアが~」といった感覚で考えれば、「希望皇ホープが~」という場合、その中には「CNo.39 希望皇ホープレイ」なども含まれることになるが、会話などで「希望皇ホープが~」と出た場合、多くは「No.39 希望皇ホープ」のみを指しているだろう。
ただし、属するモンスターやサポートカードが多くなり、カテゴリとしての希望皇ホープを意識したデッキも組めるようになったことで、総称としての希望皇ホープも珍しくはなくなった。
このカテゴリのCNo.は、「No.」、「CNo.」、「CNo.39」、「希望皇ホープ」、「ホープ」の5つのカテゴリに属することになる。これは「CNo.107 超銀河眼の時空龍」と並んでカテゴリ所属数最多となる。
アニメ・漫画において
主に遊馬が使用するカテゴリだが、アニメでは「『ホープ』と名のついたモンスター」、「『No.39 希望皇ホープ』と名のついたモンスター」などを指定するカードが存在するのみで、「『希望皇ホープ』と名のついたモンスター」を指定するカードは存在しない。
希望皇ホープのサポートカード
「『希望皇ホープ』と名のついたカード(モンスター)」に関する効果を持つカード。
エクシーズモンスターに限定したものとそうでないものが混在しているが、現状希望皇ホープにはエクシーズモンスターしかいないため、カード名をコピーした場合を除き区別する必要はない。
ZW(ゼアル・ウェポン)
初期に登場したものを除くOCG版ZWは、基本的に「このカードを自分フィールド上の『希望皇ホープ』と名のついたモンスターに装備できる」という形で指定する。詳細は「ZW」を参照。
ZS(ゼアル・サーバス)
アニメでは「ZS-双頭龍賢者」が「『ホープ』と名のついたモンスター」を指定していた。
ZS-幻影賢者
- アニメ登場:勇者の凱旋!友の意志を引き継げ!!(123)
- OCG初出:PRIMAL ORIGIN
- カード種別:効果モンスター
- テキスト(アニメ):
自分フィールド上のモンスター1体がゲームから除外された時に発動できる。自分フィールド上のこのカードをゲームから除外する事で、そのモンスター1体を自分フィールド上に特殊召喚できる。この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力よりも低い攻撃力を持つフィールド上のモンスターを全てゲームから除外する。自分フィールド上に「ホープ」と名のついたモンスターが存在する場合、1ターンに1度、自分のデッキからカードを1枚ドローできる。 - テキスト(OCG):
自分フィールド上に「希望皇ホープ」と名のついたモンスターが存在する場合、自分のメインフェイズ時に発動できる。デッキからカードを1枚ドローする。また、バトルフェイズ中に自分フィールド上のモンスターが除外された場合、その除外されたモンスター1体を選択し、フィールド上のこのカードを除外して発動できる。選択したモンスターを自分フィールド上に特殊召喚し、相手フィールド上の攻撃力3000以下のモンスター1体を選んで除外する。「ZS-幻影賢者」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
新たなZEXALとなった遊馬とアストラルがシャイニング・ドローによってドローしたカード。
遊馬VSMr.ハートランド戦(カイトから引き継ぎ)で登場し、「銀河眼の光子竜」が自身の効果でゲームから除外されたことをトリガーに効果発動、「銀河眼の光子竜」をフィールドに呼び戻し、さらにMr.ハートランドのインフェクション・バグ・トークンをまとめて除外した。
ドロー効果はテキストで確認できるのみで1度も使用されることはなかった。
OCGでは、ドロー効果の制限が「ホープ」から「希望皇ホープ」に変更されたほか、除外モンスターを呼び戻せるのはバトルフェイズのみ、除外できるのは攻撃力3000以下1体のみなど、全体的に弱体化された。
希望皇ホープ
詳細はそれぞれの記事を参照。
その他
- エクシーズ・エージェント
- Vサラマンダー
- No.98 絶望皇ホープレス
- No.99 希望皇龍ホープドラグーン
- SNo.0 ホープ・ゼアル
- FNo.0 未来皇ホープ-フューチャー・スラッシュ
- エクシーズ・チェンジ・タクティクス
- 希望郷-オノマトピア-
- ホープ剣スラッシュ
- ホープ・バスター
- ムーンバリア
- RDM-ヌメロン・フォール
- リバース・ブレイカー
- 運命の扉
- リリース・リバース・バースト
個別記事の存在するものについては当該記事を参照。
アニメ出身のカードについては、特に効果を適用できるモンスターについて指定のなかった効果に対して、OCGで制限をかけるために「『希望皇ホープ』と名のついたモンスター」という条件を追加するというものが多い。
エクシーズ・エージェント
- アニメ登場:限界突破!!「希望皇ホープレイ・ヴィクトリー」(98)
- OCG初出:JUDGMENT OF THE LIGHT
- カード種別:効果モンスター
- テキスト(アニメ):
モンスターエクシーズ同士の戦闘時に発動できる。自分の墓地のこのカードをゲームから除外する事で、自分フィールド上のモンスターエクシーズ1体は、そのエクシーズ素材を利用した効果を発動できる。 - テキスト(OCG):
このカードが墓地に存在する場合、自分のメインフェイズ時に自分フィールド上の「希望皇ホープ」と名のついたエクシーズモンスター1体を選択して発動できる。墓地のこのカードを選択したモンスターの下に重ねてエクシーズ素材とする。「エクシーズ・エージェント」の効果はデュエル中に1度しか使用できない。
アニメでは「希望皇ホープ」とは無関係な効果であった。
サルガッソでの遊馬VSベクター戦で登場し、「No.39 希望皇ホープ」の効果のために使われた。
OCGではアニメでの縁もあってか、「希望皇ホープ」のサポートに改変されている。
Vサラマンダー
- アニメ登場:真月の危機!暗躍者ベクターの襲撃(94)、凶気のベクター 魔境サルガッソの闘い!(96)
- OCG初出:JUDGMENT OF THE LIGHT
- カード種別:効果モンスター
- テキスト(アニメ):
このカードが召喚に成功した時、自分の墓地の「No.39 希望皇ホープ」1体を特殊召喚できる。このカードは装備カード扱いとして自分フィールド上の「V」と名のついたモンスター1体に装備、または1ターンに1度、装備を解除して特殊召喚できる。装備モンスターがモンスターエクシーズで、エクシーズ素材を取り除く事で効果を発動する場合、その効果対象は相手フィールド上の全てのモンスターになる。さらに、相手フィールド上のモンスターの攻撃力の合計分のダメージを相手ライフに与える。 - テキスト(OCG):
このカードが召喚に成功した時、自分の墓地の「希望皇ホープ」と名のついたモンスター1体を選択して特殊召喚できる。自分のメインフェイズ時、フィールド上のこのモンスターを自分の「CNo.39 希望皇ホープレイV」に装備できる。このカードが装備されている場合、1ターンに1度、装備モンスターのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。装備モンスターの効果を無効にし、相手フィールド上のモンスターを全て破壊し、その数×1000ポイントダメージを相手ライフに与える。
アニメでは「No.39 希望皇ホープ」のみを指定する効果であった。
元々真月零から託されたカードで、人間世界での遊馬VSベクター戦で登場。「CNo.39 希望皇ホープレイV」に装備してその効果でベクターのフィールドを一掃した。
だが、このカード自体がベクターの罠であり、サルガッソでの再戦時、「Vain-裏切りの嘲笑-」の効果で墓地へ送られ、遊馬を窮地へと追い込むことになる。
これもまた、OCGで「希望皇ホープ」サポートに変えられた1枚。蘇生対象が変更された。「V」サポートのほうは直接ホープレイVを指定するように改変されている。
エクシーズ・チェンジ・タクティクス
- OCG初出:V JUMP EDITION 10
- カード種別:永続魔法
- テキスト:
自分フィールド上に「希望皇ホープ」と名のついたモンスターがエクシーズ召喚された時、500ライフポイントを払い、このカードの効果を発動できる。デッキからカードを1枚ドローする。「エクシーズ・チェンジ・タクティクス」は自分フィールド上に1枚しか表側表示で存在できない。
OCGオリジナルのホープサポート。
効果発動回数の制限は特に無いため、ホープ→ホープレイorホープONE→ホープ・ザ・ライトニングのようにエクシーズ召喚するだけで3枚ドローできる。
希望郷-オノマトピア-
- OCG初出:THE DUELIST ADVENT
- カード種別:フィールド魔法
- テキスト:
(1):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、自分フィールドに「希望皇ホープ」モンスターが特殊召喚される度に、このカードにかっとビングカウンターを1つ置く。(2):自分フィールドのモンスターの攻撃力・守備力は、このカードのかっとビングカウンターの数×200アップする。(3):1ターンに1度、このカードのかっとビングカウンターを2つ取り除いて発動できる。デッキから「ズババ」、「ガガガ」、「ゴゴゴ」、「ドドド」モンスターの内いずれか1体を特殊召喚する。
OCGオリジナルのサポートカード。
ホープ→ホープレイorホープONEの手順でかっとビングカウンターを2つ貯められ、そのまま(3)の効果へつなぐことができる。
オノマトピアは、オノマトペ(ア)とユートピアをかけたものか。
ユートピアは希望皇ホープの英名として用いられている。
ホープ剣スラッシュ
- OCG初出:コレクターズパック-伝説の決闘者編-
- カード種別:装備魔法
- テキスト:
「希望皇ホープ」モンスターにのみ装備可能。(1):装備モンスターは効果では破壊されない。(2):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、モンスターの攻撃が無効になる度に、このカードにホープ剣カウンターを1つ置く。装備モンスターの攻撃力は、このカードのホープ剣カウンターの数×500アップする。(3):自分フィールドの装備モンスターがX素材を取り除いて効果を発動する場合、このカードは取り除くX素材の1つとして扱う事ができる。
OCGオリジナルのホープサポート。由来はアニメ・漫画における「No.39 希望皇ホープ」の攻撃名。
破壊耐性、攻撃力上昇、エクシーズ素材の代用の3つの効果を持つ。
ホープ・バスター
- 漫画登場:コーンの秘密!!(12)、ナンバーズ真の皇!!(54)
- OCG初出:PREMIUM PACK 15
- カード種別:通常魔法
- テキスト(漫画):
相手の攻撃力が一番低いモンスターを破壊し、その攻撃力分のダメージを相手に与える - テキスト(OCG):
自分フィールド上に「希望皇ホープ」と名のついたモンスターが存在する場合に発動できる。相手フィールド上の攻撃力が一番低いモンスター1体を破壊し、破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。
ダメージのついた「地割れ」。
遊馬VSキャプテン・コーン戦で登場。一度は「コーンがらがる」で無効化されたものの、次のターンに「リメンバー・アタック」で「No.50 ブラック・コーン号」を破壊することに成功した。
このとき、なぜか、モンスターの効果を無効にする「コーンがらがる」で無効化されている。
遊馬VSアストラル戦で再登場し、アストラルの「No.6 先史遺産アトランタル」を破壊した。
OCGでは「希望皇ホープ」の存在が発動条件に追加された。
ムーンバリア
- OCG初出:20th ANNIVERSARY PACK 2nd WAVE
- カード種別:速攻魔法
- テキスト:
(1):モンスターの攻撃が無効になった時、以下の効果から1つを選択して発動できる。●このターンのエンドフェイズになる。●自分フィールドの「希望皇ホープ」Xモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで元々の攻撃力の倍になる。(2):自分フィールドの「希望皇ホープ」XモンスターがX素材を1つ取り除いて効果を発動する場合、取り除くX素材の代わりに墓地のこのカードを除外できる。
OCGオリジナルの希望皇ホープサポート。由来は「No.39 希望皇ホープ」の効果名。
「No.39 希望皇ホープ」の攻撃無効効果とコンボできるようになっている。(1)の2つ目の効果は「ダブル・アップ・チャンス」をイメージしたものだろう。
なお、(1)のエンドフェイズにする効果は希望皇ホープと関係ないので「ネクロ・ガードナー」などをトリガーにして使うこともできる。
リバース・ブレイカー
- アニメ登場:青き聖地の神 閃光のエリファス(118)
- OCG初出:PRIMAL ORIGIN
- カード種別:装備魔法
- テキスト(アニメ):
装備モンスターの攻撃宣言時、相手の魔法・罠カード1枚を選択して破壊できる。この効果の発動に対して、相手は魔法・罠カードを発動できない。 - テキスト(OCG):
「希望皇ホープ」と名のついたモンスターのみに装備可能。装備モンスターが攻撃宣言した時、相手フィールド上の魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。この効果の発動に対して相手は魔法・罠カードを発動できない。
装備モンスターの攻撃時に魔法・罠を発動を許さず破壊できる。
遊馬VSエリファス戦で登場し、ホープに装備してエリファスの「神秘の鏡」を破壊したのだが、「NO4 エーテリック・アヌビス」の効果によって破壊されたカードが復活してしまったため、あまり意味がなかった。
OCGでは装備対象が希望皇ホープに限定された。
イラストには「ゴゴゴゴーレム」が機械に乗ってリバースカードを破壊する姿が描かれているのだが、この効果の改変によってイラストと効果が矛盾してしまった。
運命の扉
- アニメ登場:絆よ永遠に…かっとビングだぜ、オレたち!!(146)
- OCG初出:NEXT CHALLENGERS
- カード種別:永続罠
- テキスト(アニメ):
相手モンスターの直接攻撃宣言時に発動できる。その攻撃を無効にする。発動後このカードはモンスターカード(悪魔族・光・星1・攻/守0)となり、自分のモンスターカードゾーンに攻撃表示で特殊召喚する。自分のスタンバイフェイズ時、自分の墓地の「No.」と名のついたモンスターエクシーズをゲームから除外し、相手ライフにその除外したモンスターの数×500ポイントダメージを与え、このカードの攻撃力はそのダメージの数値分アップする。 - テキスト(OCG):
(1):相手モンスターの直接攻撃宣言時にこのカードを発動できる。その攻撃を無効にする。このカードは効果モンスター(悪魔族・光・星1・攻/守0)となり、モンスターゾーンに特殊召喚する。このカードは罠カードとしても扱う。(2):このカードの効果でこのカードが特殊召喚されている場合、自分スタンバイフェイズに自分の墓地の「希望皇ホープ」モンスターを任意の数だけ除外して発動できる(同名カードは1枚まで)。除外した数×500ダメージを相手に与え、このカードの攻撃力はそのダメージの数値分アップする。
遊馬の夢の中に出てきた謎の扉。最終話でカードとして登場した。
闘いの儀、遊馬VSアストラル戦で登場。遊馬の「FNo.0 未来皇ホープ」の攻撃に対して発動されたが、遊馬は「ダブル・アップ・チャンス」を発動、再び攻撃したことでこのカードは破壊された。
OCGでは表示形式の指定がなくなったほか、墓地のNo.を除外する効果は希望皇ホープを、同名カード1枚のみと制限された。
リリース・リバース・バースト
- アニメ登場:新しき希望の力!!友情合体!アトランタルホープ!(113)
- OCG初出:LEGACY OF THE VALIANT
- カード種別:通常魔法(アニメ)/通常罠(OCG)
- テキスト(アニメ):
自分フィールド上のモンスターエクシーズ1体をリリースして発動できる。相手フィールド上にセットされている魔法・罠カードを全て破壊する。 - テキスト(OCG):
自分フィールド上の「希望皇ホープ」と名のついたモンスター1体をリリースして発動できる。相手フィールド上にセットされた魔法・罠カードを全て破壊する。
セットカードを破壊できる。
遊馬&IIIVS蝉丸戦で登場。「No.39 希望皇ホープ」をコストに発動した。
OCGではアニメでリリースされたモンスターに合わせてか、「希望皇ホープ」と名のついたモンスターが条件となった。また、なぜか通常魔法から通常罠へとカードの種別自体が変更されている。おかげで「ベビー・トラゴン」の描かれたイラストと効果が矛盾してしまった。
それ以外のサポート
属するモンスターは全て「No.」と名のついたモンスターなので、そのサポートカードの対象となる。
また、このカテゴリに内包されるカテゴリとして、「CNo.39」が存在し、「DZW-魔装鵺妖衣」、「奇跡の創造者」(使用不可)が指定する。
アニメにおいては、「DZW-魔装鵺妖衣」は「CNo.39 希望皇ホープレイ」と名のついたモンスターを指定していた。
後述のように「ホープ」というカテゴリも存在する。ただし、条件の都合上、全ての希望皇ホープが含まれるものではない。
アニメでは「ZW-天風精霊翼」が「No.39 希望皇ホープ」と名のついたモンスターを指定していた。この場合、「No.39 希望皇ビヨンド・ザ・ホープ」や「No.93 希望皇ホープ・カイザー」は含まれないことになる。
ホープ
「輝望道」、「マスター・ピース」の効果によって指定されるカテゴリ。どちらも墓地からモンスターを蘇生させてそれを素材にエクシーズ召喚する効果を持つ。エクシーズ召喚できるモンスターはそれぞれ素材3体のもの、素材2体で光属性のものを指定する。
アニメでは、OCG化されて希望皇ホープサポートに改変されたもののほか、「ZS-双頭龍賢者」、「希望の鼓動」、「アルティメット・ホープ剣」、「ナンバーズ・フレーム」が「ホープ」と名のついたモンスターを指定していた。
現状、素材2体だが闇属性の「No.98 絶望皇ホープレス」、素材となるモンスターが素材を持っていなければならない「No.93 希望皇ホープ・カイザー」は上記の2枚でエクシーズ召喚できず、このカテゴリに含まれない。当然ながらエクシーズモンスターですらない「ワーム・ホープ」、「絶望神アンチホープ」、「魔界劇団-ワイルド・ホープ」も含まれない。
英語名では希望皇ホープをUtopia、それ以外のホープをUtopicとしているため、海外におけるこのカテゴリの指定は「"Utopia" or "Utopic"」となっている。しかし、「No.98 絶望皇ホープレス」の英語名にはUtopicが含まれない(絶望皇ホープレスはAntitopianと訳されている)。「マスター・ピース」は光属性のみを指定しているため、現状問題はない。
輝望道(シャイニング・ホープ・ロード)
漫画版ZEXALではZEXALが使用したランクアップマジック。墓地のNo.をSNo.扱いとしてランクを1つ上げてエクシーズ召喚する。ただし、元々SNo.であるモンスターについてはランクを上げずにそのままエクシーズ召喚する。
作中での扱いはランクアップではあるが、新たなモンスターを出すのではなく、元々のモンスターのランクをただ1つ上げるだけという変わった効果。
VSe・ラー戦で登場。墓地の「No.37 希望織竜スパイダー・シャーク」、「No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー」、「SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング」をエクシーズ召喚し、それらを素材として「SNo.0 ホープ・ゼアル」をエクシーズ召喚した。
3体のNo.の特殊召喚は間違いなくこのカードの効果だが、その後のホープ・ゼアルのエクシーズ召喚がこのカードの効果によるものか、ホープ・ゼアル自身に備わったテキストかははっきりしない。
OCGにおけるホープ・ゼアルの素材指定が同ランクのNo.3体となっており、後者の形になっているが、同時にRUMをコストとした召喚方法も持つ。
墓地からの特殊召喚だが、セリフではエクシーズ召喚として扱われている。
OCG版
通常魔法
このカードを発動するターン、
自分はこのカードの効果以外ではモンスターを特殊召喚できない。
(1):自分の墓地のモンスター3体を対象として発動できる。
そのモンスター3体を効果を無効にして特殊召喚し、
その3体のみを素材として「ホープ」Xモンスター1体をX召喚する。
OCG化の際には墓地のNo.3体を特殊召喚し、それらのみを素材とするエクシーズ召喚を行うカードになっており、ランクアップとは殆ど関係がなくなっている。
「輝望道」のOCG化に際して汎用性を上げつつ原作の雰囲気を残すためにこのようなカテゴリが生み出されたか。もっとも、漫画で素材にした3体はランクがバラバラの上にOCG版ホープ・ザ・ライトニングはエクシーズ召喚の素材にできないのでどうやっても原作再現は不可能だが。
条件を満たすモンスターは以下の通り。
- SNo.0 ホープ・ゼアル(同じランクの「No.」Xモンスター×3)
- CNo.39 希望皇ホープレイ(光属性レベル4モンスター×3)
- SNo.39 希望皇ホープONE(光属性レベル4モンスター×3)
- CNo.39 希望皇ホープレイV(レベル5モンスター×3)
- CNo.39 希望皇ホープレイ・ヴィクトリー(レベル5モンスター×3)
- SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング(光属性レベル5モンスター×3)
- No.99 希望皇龍ホープドラグーン(レベル10モンスター×3)
マスター・ピース
- アニメ登場:絆よ永遠に…かっとビングだぜ、オレたち!!(146)
- OCG初出:20th ANNIVERSARY PACK 2nd WAVE
- カード種別:通常罠
- テキスト(アニメ):
このターン戦闘によって破壊され墓地へ送られたモンスター2体を選択して発動できる。そのモンスター2体のレベルをどちらか一方のレベルと同じにし、そのモンスター2体でエクシーズ召喚する。
(テキストは一部推測) - テキスト(OCG):
(1):自分の墓地のモンスター2体を対象として発動できる。そのモンスター2体を効果を無効にして特殊召喚し、その2体のみを素材として光属性の「ホープ」Xモンスター1体をX召喚する。
アニメZEXALで遊馬が使用した罠カード。
「マストダイ・ドロー」によるドローの際にシャイニング・ドローで創造され、そのまま「マストダイ・ドロー」の効果で発動された。墓地の「ガガガガンマン」と「ガガガザムライ」を素材に「FNo.0 未来皇ホープ」をエクシーズ召喚している。
遊馬の指で隠れているためテキストの全文は読み取れないが、どうやら素材にするモンスターのレベルを調整するような効果を持っていた様子。しかし、作中ではそもそもレベルを持たないモンスター・エクシーズが素材になっており、遊馬のセリフの説明でも「このターンバトルで墓地に送られたモンスター2体でエクシーズ召喚できる」としか説明されていない。
名前は「最高傑作」を意味する。アニメZEXAL第1期のオープニングテーマと同名(厳密には曲名の方は"・"がない)。このカードの英語名は「Halfway to Forever」であり、これは海外版ZEXALⅡのオープニングテーマと同名である。
OCGではホープ専用のカードとなったが、素材にできるモンスターの条件がなくなっている。もちろんアニメの再現も可能。ただし、一度特殊召喚してから素材にするので、蘇生制限を満たしていないモンスターは素材にできない。エクシーズモンスターを素材にする未来皇ホープを使う場合に注意が必要。
条件を満たすモンスターは以下の通り。
- FNo.0 未来皇ホープ(「No.」モンスター以外の同じランクのXモンスター×2)
- FNo.0 未来皇ホープ-フューチャー・スラッシュ(同上)
- No.39 希望皇ホープ・ルーツ(レベル1モンスター×2)
- No.39 希望皇ホープ(レベル4モンスター×2)
- No.39 希望皇ビヨンド・ザ・ホープ(レベル6モンスター×2)
関連商品
希望皇ホープ
ホープ
「希望皇ホープ」、「ホープ」に関する効果を持つカード
関連項目
- 遊☆戯☆王ゼアル
- 九十九遊馬
- ナンバーズ(遊戯王ZEXAL)
- ZW
- FNo.0 未来皇ホープ
- 遊戯王OCGカードリスト
- 遊戯王関連項目の一覧
- セルゲイ・ヴォルコフ
- 牙狼--「作中の用語で(希望)を意味し、鎧を纏い更なる魔導具で敵を切り裂き、光が闇を祓い、魔導馬に乗り戦場を駆ける事」から親和性と酷似性が高い」作中の挿入歌にもBright_Hopeと言う歌がある。
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