帝国撫子型アンドロイドhachi単語

テイコクナデシコガタアンドロイドハチ

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帝国撫子型アンドロイドhachiとは、帝国妖異譚に登場する女性型アンドロイド、若しくは、口パクボイス動画やボイスゲームを作成することができる動画作成ツールのことである。

概要

　帝国撫子型アンドロイドhachiの正式名称は、「アンドロイドヒューミントモデル帝国撫子型 80000」。帝国怪異対策局のメンバーであり、情報担当兼局内のお世話役。

　「ヒューミントといってもスパイ活動を行っているわけではなく、広く国民の皆さまとの交流を通して、市井における様々なニーズを受け取っていくという意味であり、直ちに危険なことを行っているわけではない。」と、政府は説明している。

　頭部の髪の赤と黄色は、TAS(帝国アンドロイド標準）の規格であり、二つの色によってそのアンドロイドの機能や目的を区分している。（同じTN80Kでも個体によってその機能は異なっているので、それぞれ髪の色が変わってくる。上部の色からアンドロイドの強度・耐性に関する情報がわかり、下の色からは、アンドロイドの機能に関する情報がわかる）　ちなみにhachiの黄色と赤は、過酷な環境にも対応し、戦闘も可能であることを示している。

　TN80Kは、アンテナを通じて情報を全国の同タイプと共有しているが、AIは個体ごとに独立しており、TN80K総体としての知性や意識を持っているわけではないと考えられている。

　80000という名称は、宇佐八幡の名前に由来する。宇佐八幡は帝国内に数万社の分社を有しており、全国各地にネットワークを張り巡らしていることから、それにあやかってつけられた。

　Hachiは、そのリソースの一部を外世界に開放しており、外世界の住人はそれを利用することで簡単に口パクボイス動画やボイスゲームを作成することができる。外世界における具体的な機能は以下の通り。なおインターフェースを作成している製作者によると「Twitter 投稿感覚で口パクボイス動画を作成できるようにするのが目標」とのこと。

　Hachiでは、動画を作成する方法が大きく２種類あり、それらを使い分けたり組み合わせて動画を作成する。

　Hachiのトップ画面でセリフを入力し、口パクさせたいキャラを選択してボイス生成すると、音声ファイルと一緒にAviUtlで編集可能なexo ファイルが生成される。それをAviUtlの拡張編集（タイムライン）にD&Dすることで動画を生成する方式。

　ゲームプレイ動画等、別録した動画のタイミングに合わせて口パクさせるような実況系動画作成に向いている。

　セリフや文章等を記述したテキストファイルを読み込ませて一気に動画を作る方法がシナリオ読込方式。ドラマや小説の朗読等の動画作成に向いている。Hachiでは、青空文庫を動画用シナリオに変換する機能や、シナリオ作成のためのテンプレートを使用できるシナリオファクトリー機能が付属している。

例えば動画の中で、複数のキャラクターが同時発声するような場合、ベースとなる動画をシナリオ読込で作成して、同時発声する部分については貼り付け方式でexo ファイルを作成し、該当部分にペーストするといった具合に、二つの方式を組み合わせることで応用が効くようになる。

　Hachiのユニークな機能のひとつとして、生録音ボイスを使って口パク動画を作るというものがある。自分の声を録音したものを、キャラクターの音声として設定しておくことで、自分の声で口パク動画を作ることが可能。

　シナリオファクトリーは、Hacniで動画生成をするためのシナリオと呼ばれるテキストファイルの生成を補助する機能。シナリオというは、基本的にはテキストファイルのこと。合成ボイスにおいては、文字の誤読が頻発するためHachiではテキストファイル内に読み仮名を付けることができる。普通のテキストファイルに対して読み仮名等の情報を付加したものをシナリオファイルと呼んでいる。シナリオファクトリーでは、テンプレートを使ってシナリオを作成することができる。これによって例えばシリーズものの動画やランキング動画といったある程度定型化された動画のシナリオを手早く作成することができるようになる。